新しく追加されたパスの自動更新機能を使用する

このレッスンでは新しく追加された パスの自動更新機能を紹介します。 今回はプロジェクトファイルを使用します。 クィックアクセスツールバーの ［開く］をクリックします。 ファイルナビゲーション ダイアログボックスが表示されますので 「project_files」フォルダー＞ 「03」フォルダー＞ 「XREF-01」を選択し ［開く］ボタンをクリックします。 まず外部参照パレットを表示させます。 キーボードから入る方は XR と 入力して Enter で入ることができます。 リボンを使う方は［挿入］タブ＞ ［参照］パネル横にある 矢印ボタンをクリックします。 ではパレットを確認してみましょう。 このファイルには３つの DWG ファイルと ２つのイメージファイルが配置されています。 ［保存パス］を確認すると すべてが相対パスであることがわかります。 このパスの先頭にある「.￥」マークは ホスト図面と同一階層で あることを示しています。 つまりこの 1F-TOP はホスト図面と 同一フォルダー内にある DWG フォルダー内の 1F-TOP.dwg と いうことになります。 今回は異なるフォルダーに ホスト図面を保存し直してみます。 クィックアクセスツールバーの ［名前を付けて保存］をクリックします。 保存先に「MISSING」 フォルダーを指定します。 ファイル名はこのままでも構いませんが 今回は「XREF-00」としておきます。 ［保存］ボタンをクリックします。 すると現在の図面が 別の場所に保存されました。 「相対パスを使用して参照を更新しますか？」 というプロンプトが表示されます。 今回は［相対パスを更新］をクリックします。 パレットを確認すると［保存パス］が 更新されていることが分かります。 先ほどはピリオドが１つだったのに対し 今回は２つになっています。 これはホスト図面の１つ上の階層に あるということを示しています。 このように相対パスの参照ファイルを含む 図面を異なるフォルダーに保存すると 相対パスを更新するかを問うダイアログ ボックスが表示されるようになりました。 これにより、保存時のパスの破損を 防ぐことが容易になりました。 このレッスンでは新しく追加された パスの自動更新機能を紹介しました。