SELECTIONOFFSCREENでオブジェクト選択を効率的に実行する

このレッスンでは、 新しく追加されたシステム変数 SELECTIONOFFSCREEN を 紹介します。 今回はプロジェクトファイルを使用します。 クイックアクセスツールバーの ［開く］をクリックします。 ファイルナビゲーション ダイアログボックスは表示されるので project_files フォルダ＞ 02 フォルダ＞ SELECTIONOFFSCREEN.dwg を 選択後［開く］ボタンをクリックします。 SELECTIONOFFSCREEN は 窓選択や交差選択などを実行している最中に ズームや画面移動などを使用して 画面から図形がはみ出してしまった場合に その図形を選択するかどうかを 設定します。 では確認してみましょう。 まず立面図上部にある、 屋根材の折り目を表す線を削除します。 ［削除］コマンドに入ります。 屋根の右側部分を拡大表示します。 このように線と線との間、 図形が何もない位置でクリックします。 カーソルを左側に展開することで 交差選択になります。 マウスホイールを使用して 屋根の左側部分を拡大表示させます。 この位置でクリックします。 従来は表示されている図形のみが 選択の対象となりましたが、 このように画面からはみ出してしまった 図形も選択されています。 Enter で実行します。 続いて平面の矩形領域を変更します。 ここでは内側と外側の矩形の間、 この部分をトリムします。 トリムコマンドに入ります。 ［オブジェクトを選択］に対し 内側の矩形を選択します。 選択後、Enter で確定します。 ［トリムするオブジェクトを選択］に対し 領域の右上の角を拡大表示します。 この位置でクリックします。 ［もう一方のコーナーを指定］に対し、 マウスホイールを使用し 矩形の左下隅を拡大表示させます。 この位置でクリックします。 Enter で終了します。 では全体を確認してみましょう。 このように画面に表示されていなかった部分も トリムすることができています。 この SELECTIONOFFSCREEN の 効果により、 図形選択時、 特に複雑で細かな作業が伴う場合は とても便利な機能となります。 このレッスンでは、 新しく追加されたシステム変数 SELECTIONOFFSCREEN を 紹介しました。