コース: AutoCAD LT 2017 基本講座

配列複写(円形状配列)の作成

このレッスンではオブジェクトを円形に 等間隔で並べる方法を説明します。 同一形状を中心点に対して 放射状に並べる配列を自動で作成できます。 では PolarArray というファイルを開いて 実際に作業をしてみます。 円形状配列複写では 配列の中心、および 複写の数と角度を設定して 放射状のパターンを作成します。 そしてグリップやリボンタブを使用して 配列を編集することができます。 ではプレート右側、大きな穴の上側にある 小さい穴を円形配列してみましょう。 「ホーム」タブ、「修正」パネルから 「配列複写」フライアウト 「円形状配列複写」を選択します。 小さな穴を選択して Enter すると 配列複写の中心を指示するように 求められます。 今回は大きな穴の中心を 選択します。 円形配列のプレビューが 表示されます。 円形配列では、360 度の範囲内に 6つ配置された状態が プレビュー表示されます。 リボンを見てみると 「配列複写作成」タブが表示されています。 この様な状況に応じて表示される リボンタブのことを コンテキストタブと呼びます。 配列の個数や間隔の調整は 画面上に表示されているグリップや コマンドラインに表示されているオプションを 使っても行うことができますが コンテキストタブリボンタブを使用したほうが より簡単に行えます。 では項目を4として 複写の数を変更してみます。 Enter すると更新されます。 複写の範囲は、間隔角度を設定するか または「埋める」の項目で 全体の角度を指定することができます。 では「埋める」を 180 に 変更してみます。 180 度の範囲内に4つ配置された 状態になりました。 この 180 度が右回りなのか 左回りなのかは 方向ボタンで設定することができます。 ボタンをクリックするごとに 反対方向になります。 今回は左回りに 180 度を設定します。 また、現在自動調整ボタンは オンの状態です。 このボタンをオフにすると 作成される配列複写オブジェクトは 自動調整されなくなります。 つまりこれは纏まった1つの 配列複写オブジェクトではなく 個々のオブジェクトが配列されただけの 状態になるということです。 今回はオンのままで 作成します。 設定が完了したら 「配列複写を閉じる」ボタンをクリックして コマンドを終了します。 作成した配列複写オブジェクトは 自動調整をオンにしていますので 1つのまとまった状態になっています。 クリックすると 再度編集できる状態になり リボンには「配列複写」コンテキストタブが 表示されます。 では項目の数を4から6に 変更してみます。 6つに更新されました。 作図領域内のグリップを使用すると 更に配列したオブジェクトと 中心との距離を修正することもできます。 では距離を 80 に変更してみます。 修正を終えたら「配列複写を閉じる」 ボタンをクリックします。 このレッスンでは円形状配列複写の 作成と修正について説明しました。

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