コース: AutoCAD 2024 基本講座:基本操作

トリムのポイントを押さえる - AutoCADのチュートリアル

コース: AutoCAD 2024 基本講座:基本操作

トリムのポイントを押さえる

TRIM コマンドは 非常に利用頻度の高いコマンドです。 そして、いくつかのポイントを おさえることで、より 効率的に作業を進めることができます。 今回は Chapter_05 フォルダの 03-Trim_Point を使用します。 まず、このように 水平線分の中間部分をトリムします。 では、コマンドを実行します。 「トリムするオブジェクトを選択」に対し カーソルを図形上に合わせると、 このように、細切れとなってしまいます。 TRIM は選択した位置に 最も近い交点間をカットします。 このような場合は、改めて トリムする区間を指定した方が 効果的です。 その境界となる図形を 切り取りエッジといいます。 コマンドウィンドウを見ると、 「切り取りエッジ」と表示されています。 今回はこのオプションを使用します。 「オブジェクトを選択」に対し 両側の縦の線分を選択します。 選択後は必ず Enter で確定します。 「トリムするオブジェクトを選択」に対し カーソルを図形上に合わせると、 このように先ほど選択した2本の線のみが 境界として認識され 一度の操作でカットすることができます。 もちろん、フェンスや ドラッグによる選択も可能となっています。 Enter で終了します。 TRIM コマンドは コマンド実行直後に すべての図形が切り取りエッジとして 認識されるため、 細切れのようになってしまいます。 改めて切り取りエッジを指定したほうが 効率的なケースもあります。 このオプションはしっかりと おさえておきましょう。 次に TRIM を使用する際の 注意点を紹介します。 では、コマンドを実行します。 今回はこの部分をトリムします。 このように両側の線分が 残っていることがわかります。 ただし、このように部分的に 拡大をした状態で TRIM を実行すると 右側のすべてが消えていることが わかります。 TRIM コマンドは画面上に 表示されているすべての図形が 切り取りエッジとして認識されますが、 このように入っていない図形は 認識されません。 ですので、右側のすべてが 消えてしまったということになります。 TRIM コマンドを使用する場合、 切り取りエッジとして使用する図形は 画面上に表示させておく必要があります。 逆にこのように片側のすべてを 削除するような場合は、入れないようにして 使用してもいいかもしれません。 TRIM は非常に多く使用するコマンドです。 使い方次第でより効率的に 使用できるようになります。 いろいろと試してみてください。

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