コース: Audition 2020 基本講座

Auditionとはどんなソフトか? - Auditionのチュートリアル

コース: Audition 2020 基本講座

Auditionとはどんなソフトか?

このレッスンでは、 Audition とはどんなソフトか という概要について解説します。 Audition は、様々な形で オーディオの加工や修復、 そして複数のオーディオを組み立てての 新たなオーディオの作成、 また録音、そういったことが トータルでできるソフトになっています。 Audition の中には、 単体のオーディオファイルを加工する 波形編集というモードと、 複数のオーディオを組み合わせて 新しいものを作るマルチトラックという 合計で2つのモードがあります。 まず波形編集ですが、 こんなことができたりします。 例えばオーディオファイルがあったとして、 (ノイズが入った音声) 例えばこのような ノイズが入ったりしている 問題を抱えたオーディオが あったとします。 Audition は非常に強力な ノイズ処理機能を持ってるので、 処理を行うと、 (ノイズのなくなった音声) こんな形でノイズが ほとんどわからないように 加工してしまうこともできます。 また、様々な特殊効果、 エフェクトが入ってるので、 (エコーのかかった音声) このように非常に様々な形に加工できるので 単にクリーンアップするだけでなく、 もっと演出を加えて、 例えばラジオドラマのような 音声コンテンツを作ることもできますし、 映像作品の 音声部分の加工、 また新たな効果音をつける といったことができます。 映像の音声なんかを作ってる時には、 複数の素材を組み合わせていく、 マルチトラック、 こちらのモードを使います。 マルチトラックの方には、 たくさんのオーディオ素材を並べて、 ひとつにミキシングしていったり、 また本格的なスタジオにあるような ものと同じようなミキサーを使って ボリュームの調整や 音の加工、エフェクトの適用、 そういったものを行えます。 Audition の上では 基本的にできるのは オーディオの加工だけなんですが、 ビデオをプレビューとして、 このように表示することができるので、 ♪(音楽)♪ ビデオの内容を確認しながら、 ビデオの音声を作るということもできます。 また、同じ Adobe の ビデオ編集ソフトである Premiere Pro そちらと強力に連携することができて、 Premiere Pro の方で、 ある程度編集ができたもの。 それを丸々 Audition の方に 送信して、 音の仕上げを行う。 そういったことが 例えば他の他社製の オーディオソフトとビデオソフト、 それらを使うよりも 非常に柔軟に行えます。 Audition は、一般的に DAW と書いて ダウとかも呼ばれますが、 デジタルオーディオワークステーション と呼ばれるソフトの一種になります。 それらの中、 音楽の制作、 例えば楽器を自動演奏したりとか。 そういった能力を 備えたものもあるんですが、 Audition は音楽自体を作る 機能は搭載されていません。 その代わり、 例えばビデオ作品の中のノイズをとったり、 そういった機能は非常に優れているため、 どちらかといえば、 映像作品の音の編集であったり、 またはラジオ番組など 音声番組の編集。 そういったところに用いられることが 多くなっています。 Audition は、編集だけではなく、 この上で録音もできるので、 音声コンテンツであれば 収録から仕上げまで トータルで行うことが可能となっています。 オーディオの処理は、 かなりノウハウが必要な 作業でもありますが、 たとえば Audition には エッセンシャルサウンド という機能が搭載されており、 こちらはあまりオーディオの知識が 多くない方でも、 簡単な操作で ノイズを取ったりですとか、 音楽のボリュームを自動で調整するといった そういったことが簡単に行える 機能も搭載されているので、 まだあまり慣れていない時にも かなり高度な処理を行うことができます。 まずは、Audition とは どんなソフトなのか。 学習を始める前に その概要を認識しておいてください。

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