コース: Audition 2020 基本講座

プチノイズを自動除去する - Auditionのチュートリアル

コース: Audition 2020 基本講座

プチノイズを自動除去する

このレッスンでは、 プチノイズを自動除去する方法を 解説します。 オーディオの録音を行なっていると、 一種だけきプチっとノイズが 入ってしまうこと。 これがよくあります。 電気的なノイズで入ることもありますし、 またちょっと口元で何か弾けて プチっといってしまうこともありますし、 例えば古いレコードなんかの音、 それを録音してると プチプチとハリのノイズが入ります。 そういったものを 診断を使って除去することができます。 ではこのレッスンのサンプルファイルですが (音声)Noise Reduction Sample このような音なんですが、 途中一箇所プチっと言ってるの わかるでしょうか。 (音声)Noise Reduction Sample Reduction のところですね。 ここに(音声)Reduction Sample プチっと入ってます。 こういった類のノイズは 診断を使って 除去することができます。 では、 「診断」パネルで DeClicker 同じく DeClipper というのもあるので、 間違わずに Clicker の方ですね。 こちらを選んでください。 では例えばこれ デフォルト設定で、 全体をスキャンしてみましょう。 そうすると多数リストアップされましたが、 例えば「すべてを修復」とすると、 今波形も変化しましたね。 (音声)Noise Reduction Sample このように、消すことができました。 これでもいいんですが、 こういった診断の処理、 場合によってはちょっと 音質が変わってしまうこともあるので、 あまり全体にかけるのは 好ましくありません。 そこでなんですが、 例えば今回の場合は、 (音声)Noise Reduction... こんな感じで問題がある場所が、 明確にわかっています。 こうした場合には、 そこが含まれる音声だけを 選んでみましょう。 そしてスキャンしてみます。 そうすると、候補が絞られました。 結構 DeClicker 感度がいいので、 プチッと聞こえないところまで 認識してしまうんですが、 これぐらい狭い範囲で絞ってあげると、 どちらかわかりますね。 この2番目の方、クリックすると ちょうどプチっと言ってる箇所、 ここがマークされました。 ここをピンポイントで 「修復」としてあげれば、 全体の中でこの部分だけを 処理したので、 (音声)Noise Reduction Sample ノイズも消えて、 そして全体には ほぼ影響がない。 他は影響ないですね。 この部分のほんの一箇所だけ 処理した。 他は全く影響がない。 こういった処理を行うことができます。 診断パネル、 自動で便利なので 一括でやってしまいがちなんですが、 このように明確に問題箇所がわかる場合には そこに絞ってスキャンを行なって、 そしてピンポイントに解決。 あとは (音声)Noise Reduction Sample 聴いて大丈夫であれば、 なるべく元の状態を保つ。 そのようにすると、 音質の劣化を最低限に 抑えることができます。 こういったやり方も ぜひ覚えておいてください。

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