コース: 適切に仕事を割り当てる

働きがいのある職場・働きがいのある仕事とは

コース: 適切に仕事を割り当てる

働きがいのある職場・働きがいのある仕事とは

働きがいのある職場、 働きがいのある仕事とは、 どのようなものでしょう。 まずは、働きがいとアサインメントが どのように関連するかを 考えていきましょう。 あなたは、働くことが楽しみですか? それとも、働くことに 苦痛を感じますか? 昨今、働きがいに注目する企業が 増えてきました。 それは、働きがいの有無が 仕事の結果に影響を与えるからです。 働くことに、喜びや嬉しさを 感じることができれば、 自分から主体的に行動を起こしていきます。 一方で、喜びや嬉しさといった 働くことで得られる幸福感を感じなれば、 指示された最低限のことだけをこなす ということになっているかもしれません。 あなたの職場の部下や同僚、上司は、 働きがいを感じていそうでしょうか。 あなた自身はどうですか? なお、この働きがいとは、 単に残業がないとか、昇給するとか、 休暇が取りやすいといった 働きやすさのことではありません。 働きやすさとは、いわば、 労働環境や、労働条件のようなものです。 一方で、働きがいは、 個人の内面にあります。 例えば、自分の仕事自体に 誇りを持つということや、 自分がやる意味を感じる、 また、自分の興味、関心に関連があることを やっているということです。 仕事を通じて、社会に貢献している 実感を持てるというのも、 あるかもしれません。 さらには、素晴らしい職場メンバーの 一員であると感じられることも、 働きがいに起因します。 組織で仕事をするうえでは、 すべての人が、自分の希望どおりの 仕事ができるとは限りません。 そこで、役職者としては、 どのようなことが、働きがいを促進し、 どのようなことが、 働きがいを妨げるのかを理解したうえで、 アサインメントを行うことが必要です。 具体的には、部下が、 自分の仕事に関心を持ち、 それを自分がやる意義があると 感じられれば、主体的に動きます。 一方で、そもそも自分の関心のない仕事に 全く自分の強みを生かせることもなく、 他の誰でもいいのではないかと 感じてしまう場合は、 最低限の労働力を提供するにとどまります。 ですから、アサインメントを行うことは、 単に人に仕事を与えることではなく、 一人一人のやりがいやスキル、 希望するキャリアの方向性などを踏まえ、 仕事をアサインしていくことが重要です。 働きがいのある職場は、 組織の目的を中心に、 仕事と個人のマッチングが最適化され、 人材育成と業績向上のサイクルが、 同時にまわっている職場です。 このあとの章で、具体的な方法について、 順番に見ていきましょう。

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