コース: アジャイルプロジェクトマネジメントの基礎

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管理手法を調整する

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アジャイル手法に適した小規模な パイロットプロジェクトがあるとします。 ただしあなたの組織がアジャイルを試すのは これが初めてです。 方法が全く変わることを話せば 経営陣は不安になります。 それよりも経営陣にとって 何が重要で それをアジャイルプロセスで実現するには どうすれば良いかを考えましょう。 そうすることで少しずつ経営陣の考えを あなたが望む方へ誘導することができます。 通常経営陣には優先する事項が いくつかあります。 まず顧客満足を得られるよう 問題を解決すること。 次に統制を保ち、機嫌と予算の 範囲内で成果を出すこと。 そしてチームの士気です。 これらをどのようにアジャイル手法で 体現できるかを考えます。 まず顧客満足を得られる問題解決について 考えましょう。 はじめに顧客やプロダクトオーナーが プロジェクトに積極的に 参加してくれることを確認します。 顧客による情報提供、 協力、ミーティングへの参加なしに 成功は望めません。 顧客がプロダクトのバックログを定義し、 問題を解決するフィーチャーを選んで 優先します。 各フィーチャーを顧客に納品し、 受けいられれば 顧客のビジネスニーズが 満たされるだけでなく ビジネス上のメリットも 早期にもたらされ 顧客満足に大きな影響があるはずです。 統制の維持には協力関係の管理と 経営陣との話し合いが必要です。 経営陣を安心させるのに 必要な報告や管理手段を理解しましょう。 役員の多くが気にかけるのは スコープ、時間、コストという 3つの制約です。 必要に応じて従来のプロジェクト管理で 使われる報告や管理手段を 活用することもできます。 ただし少し形式を変えます。 例えばスコープ管理では定義した スコープを変更管理の一環で管理できます。 しかしアジャイルでは変更管理ボードと 変更、要求書の代わりに プロダクトのデモで得られた 顧客のフィードバックを新規項目として バックログに追加します。 時間の管理では MS プロジェクトなどのツールで マイルストーンのガントチャートを 作成するのも良いでしょう。 スプリントごとのフィーチャー、 プロジェクト全体のスプリント間の 依存関係を示し 定期的に内容を更新して 経営陣に見せることができます。 コスト管理で信用を得るには アジャイルプロジェクトに…

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