コース: アジャイルプロジェクトマネジメントの基礎

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適応フェーズと終結フェーズ

適応フェーズと終結フェーズ

探索フェーズの後は スプリント最後のプロセスである 適応フェーズです。 適応フェーズでは チームでスプリントの計画と成果を比較し 良かった点や悪かった点を話し合い、 適応する変更について合意を取ります。 また前回の適応フェーズの教訓と付き合わせ 同じ傾向が見られないか確認します。 適応フェーズはプロダクトが目標通りに 機能することを 顧客と一緒の確認する時間でもあります。 顧客の業務の変更があった場合は 開発したフィーチャーの有効性が 十分かどうか確認します。 またそのフィーチャーが業務に期待通りの 効果をもたらすかどうかも検証します。 各適応フェーズで学んだことを話し合い、 フィードバックを共有することは とても重要です。 どんな意見でも軽視せずに 検討してください。 こうした意見を ブレインストーミングすることで 課題解決や潜在的な障害な 排除が可能になります。 適応フェーズではフィードバックを基に 多数の修正や変更を加えます。 例えばフィーチャーの追加や削除、 フィーチャーの見積りの修正、 未処理リストに記載されている フィーチャーの優先順位の変更などです。 スタンドアップミーティングを 最大限活用するために議題を変更したり プロジェクトの人数、人員体制、 チーム効率に基づいて、メンバーを 入れ替えたりすることもあります。 リスク登録簿の更新や 効果のないプロセスの変更、削除も行います。 プロジェクトの推進に 不可欠なプロセスがある場合は それも追加します。 今後のスプリントに適用する変更は その理由とともに 関係者全員に伝えることが大切です。 チームが特に力を入れていた スプリントの場合は このフェーズでその成功と 功績を讃えるようにしてください。 次のスプリントが始まるまでに 休息が必要なメンバーもいます。 プロジェクトマネージャーは 次のスプリントに向けて チームの士気を高める必要があります。 長期プロジェクトの場合は メンバーをスプリントから外し、 他の業務に当てたり、 休暇を取らせることも検討します。 こうすればリフレッシュして プロジェクトに戻れます。 適応フェーズ後もプロジェクトが続く場合は 次のスプリントの思索フェーズに進みます。 所定のコストや時間を すべて使い果たした場合は その時点でプロジェクトを終了し、 終結フェーズに進みます。…

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