コース: アジャイルプロジェクトマネジメントの基礎

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,300件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

思索フェーズ

思索フェーズ

思索フェーズの最愛の目的は 業務部門と技術部門が 各イテレーションで開発する フィーチャーを決定することです。 2回目以降のイテレーションの場合は 前回完成できなかった フィーチャーの見直しも行います。 このフェーズでは業務部門と一緒に 次のことも検討します。 新しいフィーチャー、 未処理リストにあるフィーチャー、 前回のイテレーションで 完成しなかったフィーチャーです。 前回完成しなかったフィーチャーは 未処理リストに追加されます。 先に進む前にフィーチャーについて 改めて説明します。 フィーチャーは要件と似ていますが 特定のビジネスニーズに絞ったものです。 フィーチャーとは顧客にとって重要な小さな 業務を行為と結果という形で表したもので 事業目標の達成を可能とするものです。 例えば次の業務がフィーチャーに 相当します。 注文した消耗品の税額を計算する。 購入者の名前と住所を 請求書に記載する。 配送先の名前と住所を 請求書に記載する。 学生の履修登録を行う。 終了科目を管理する。 通常単純なプロジェクトでは 情報カードや大きめの付箋に フィーチャーを書き出します。 物理的なカードは別のカテゴリーに 自由に移動できるので 整理や優先順位の変更が簡単です。 大規模なプロジェクトの場合は コラボレーションツールを使って 同様の方法を実施します。 フィーチャーをすべて洗い出したら 論理的に分類します。 次に業務部門が技術部門の 助言を受けながら フィーチャーを確認し、優先順位をつけます。 この時業務部門の関係者は 既存のフィーチャについて尋ねたり フィーチャーを追加したりします。 追加のフィーチャーに関する話し合いは フィーチャーの優先順位に影響するので アジャイルプロセスの 重要な部分です。 ほとんどの場合は一部のフィーチャーを 将来のプロジェクトに 持ち越す必要がでてきます。 予算も時間も限りがありますから。 フィーチャーリストを確認して 優先順位をつけ、 業務部門とスポンサーが同意したら 準備完了です。 フィーチャーリストはイテレーションの 開始時に見直し 最新の状態にする必要があります。 フィーチャーの合意がとれたら 各フィーチャーの開発に必要な 作業量を見積ります。 初回のイテレーションでは 全フィーチャーの見積もりを行います。…

目次