コース: After Effects 2022 基本講座

レイヤーを作成する

このレッスンでは、 レイヤーの作成方法について、 解説します。 はい、今ですね、 画面のほうからの コンポジションができています。 コンポジションの中で、 実際にですね、 映像を構成していくパーツですね、 それらは、レイヤーと呼ばれます。 はい、このレイヤーですが、 種類もいろいろありますし、 作成する方法はいくつもあります。 ではですね、いくつかの例を ご覧いただきましょう。 はい、では、まっさらな コンポジションで、 プロジェクトパネルのほうには、 video01.mp4 というですね、 ビデオのファイルが読み込んであります。 レイヤーの材料、 まず1個としては、 こういう外部のファイルですね、 ムービーであったり、 また制止画も含まれます。 そういったものを、 このコンポジションの中の、 タイムラインですね、 この左側のほうに ドラッグ&ドロップすると、 はい、こんな形で、レイヤーがですね、 作成されます。 この三角の所を開けると、 レイヤーの細かい設定がありますし、 いらないときには、畳んでおけます。 はい、で、レイヤーですが、 このように置いてあげて、 こういったビデオのファイルのように、 元々の時間があるものは、 この時間の流れの中で、 その場所までですね、 例えば、この video01 は、 5秒間のビデオなので、 この5秒の位置まではあるんですけど、 ここで、なくなっています。 なくなった所で、レイヤーがない部分は、 背景色ですね、背景色で表示されます。 はい、そしてですね、 同じ材料、フッテージも、 もう1回持ってくれば、 このように新しいレイヤーとなります。 これ時間位置をですね、 こちらでずらしてあげることもできるので、 こんな形で、 パーツを並べていくことができます。 はい、ここでですね、 例えば Premiere Pro みたいな ビデオ編集ソフト、 ああいったものも、 見た目はちょっと似てるんですが、 あちらはどちらかと言えばですね、 トラックと呼ばれるほうが 多いかと思います。 対して、After Effects だと レイヤー、 これは単に呼び方が違うだけではなくて、 考え方がちょっと異なります。 例えば、Premiere Pro を 始めとする ビデオ編集ソフトっていうのは、 この素材を並べていくときに、 例えばこの1本のラインがあったら、 素材を追加したら、 この同じライン上にどんどん並んでいって、 で、さらにですね、上に置いたものは、 下のトラックを隠す形になります。 レイヤーもですね、 上が下を隠すという考えは一緒なんですが、 これご覧いただいているとおり、 レイヤーというのは複数作ると、 同じライン上に並ばないんですね、 これをこの同じ所に並べるっていうことが できなくなってます。 ひとつのレイヤーは、 必ずこのですね、 1個のパーツだけで構成される。 で、例えば時間が途切れたりとかですね。 複数に分かれる場合には、 新しい別のレイヤーとして作られる。 そこがビデオ編集ソフトでいうところの トラックと、 概念が異なるところになります。 これもですね、 After Effects を理解する上では、 結構大事なところなので、 ぜひ覚えておいてください。 レイヤーですね、 Photoshop、また Illustrator なんか使ってる方は、 出てくるので、 馴染みが深いと思いますが、 Photoshop のレイヤーとですね、 同じものと考えていただいて 差支えないです。 それが、After Effects の場合には、 画像が上下に重なるだけじゃなくて、 時間位置もですね、 時間がこのついている、 それが、After Effects の レイヤーだと考えてください。 まずですね、レイヤー、 このように、直接読み込んだ素材を 置いてあげるレイヤーですね、 その他、After Effects の中で、 いろいろなレイヤーを作ることができます。 これから種類が多いので、 すべてはですね、この講座の中で、 ご紹介していきますが、 例えば代表的なものとして、 こんなものがあります。 では例えば、このですね、 何もない所で右クリックして、 「新規」という所を開けるかですね、 もしくは、「レイヤー」メニューの中の 「新規」ですね、 ここから、さまざまな種類の レイヤーを作れるんですが、 では代表的なもので、 「平面」というのを選んでみます。 平面を選ぶと、 平面設定というのが出てきます。 これサイズという所は、 基本的に今のですね、 コンポジションのサイズが そのままになります。 そして大事なのは、 この「カラー」の所ですね。 では例えば、赤い色を設定してみます。 これで「OK」してあげると、 はい、「レッド平面1」 というのができました。 平面というのは、このように ベタで塗られたこのですね、 四角い画像のソースということになります。 これなんですけど、 例えばいろいろな背景とかに使ったり、 またはですね、後々ご紹介する さまざまなエフェクトを掛けて、 例えば、こんな効果を 作ってあげるとかですね、 その受け皿となる材料として使います。 で、この平面なんですが、 このさっきあったですね、 ビデオのレイヤーは、 ビデオの内容に応じた 長さがあったのに対して、 平面は、これ時間をですね、 この端っこをドラッグすることによって、 好きな長さにすることができます。 使わない部分には、 ない状態に簡単にできると。 これはこの After Effects の中で 作った平面だけじゃなくて、 写真の素材ですね、 静止画を読み込んだときも、 同じように動きます。 はい、こんなふうにですね、 レイヤーを 作っておいてあげるということができます。 まずですね、このレイヤー、 特にですね、さっき申し上げた Premiere Pro など、 ビデオ編集ソフトでいうところの トラックとの違いですね、 そこを意識して、 この特徴を覚えておいてください。

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