予算を立てる：事前に問題を解決する

話を戻しましょう。 ９月末に、今後４か月の 現金予算を立てています。 10 月末の現金の予算額を １万４千ドルと計算しました。 11 月は、１万４千ドルで スタートする計画です。 11 月中に１万ドルを回収して、 ２万４千ドルになる予定ですが、 この月は６万ドルを支出する 予定があります。 したがって、11 月は３万６千ドルの 赤字になりそうです。 予定されている支出をまかなうために、 11 月に３万６千ドル 借りる必要がありそうです。 ９月末に立てた予算では、 このような計画になりました。 さて、11 月に入り、中旬になりました。 ３万６千ドルが必要です。 ビジネスでもそれ以外でも、 人生には２通りの生き方があります。 ひとつは、ここで見たように、 綿密に予算を計画するやり方です。 そうしていれば、11 月に３万６千ドルを 借りる必要があることがわかったでしょう。 想定していたことなので、 大惨事にはなりません。 事前の計画どおりです。 これがひとつのやり方です。 紙の上で計画を立てることで、 困難を事前に特定することができます。 ２つ目は、予算を立てない方法です。 計画など立てません。 朝起きてから出くわすことは 驚きに満ちています。 とても刺激的な生活になりそうですが、 朝起きてこんなことを考えるのは、 少しストレスかもしれません。 今日は３万６千ドル借りないといけない。 あてもないし、こんなこと想定外だ」 刺激的で予測できない冒険が続く 人生を送りたいのであれば、 絶対に予算は立てないことですね。 予算を立てると、 問題を事前に把握できます。 そしておそらく、 実際に起こる前に対処できます。 この例の場合、９月末に現金予算を持って 銀行に行き、11 月中旬の融資の手続きを 前もって進めておくことができます。 あなたは人生に刺激を求めるタイプですか。 もし、仕事で毎朝驚きが欲しいのであれば、 予算管理は行わないでください。 現金予算のメリットは何でしょうか。 この例の場合も一般的な場合も同じです。 予算を立てると、今後数か月間の 会社の事業運営を シミュレーションすることになります。 それにより、たとえば、前もって 融資の手続きを進める必要が あることがわかります。 予算管理を行うことで、 紙の上で問題に気付くことができ、 実際に起こる前に対処できます。…