コース: 会計の基礎

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純資産とは何か

純資産とは何か

会社が資金を調達する主な方法は2つです。 外部からお金を借りた場合は、 他人資本で、負債となります。 会社のオーナーが出資した資金なら、 自己資本で、純資産となります。 自己資本とは、会社が資産を購入するために オーナーが会社に対して出資した金額です。 オーナーの出資方法には2つあります。 ひとつはわかりやすい方法です。 会社の資産の購入に資金が必要になったら、 オーナー個人の所持金、 つまり個人の預金から出す方法です。 稼いだり、節約したりして貯めた 個人のお金を会社に投資します。 会社はそのお金を使って資産を購入します。 会計では、これを払込資本といいます。 会社のオーナーが個人の預金から 会社に出資した金額のことです。 株主資本や、拠出資本とも呼ばれます。 これが、オーナーによる 出資方法のひとつです。 もう一つは、利益剰余金を 会社に残す方法です。 事業で収益を得た場合、 それは誰のものでしょうか。 オーナーのものです。 使い道はオーナーが決められます。 事業で得た利益が、授業料の支払いや ボートの購入など、所有者の個人的な 用途に使われることもあります。 これを利益の分配、配当と呼びます。 配当の金額は、オーナーが会社の利益から 個人として得た金額です。 一般的には、会社が利益を得た場合、 オーナーは少額を配当として受け取り、 利益のほとんどを事業拡大のために 会社に残します。 会社はこうした利益を、建物や設備、 あるいは材料や商品の購入に使います。 オーナーからの直接出資を払込資本といい、 オーナーが会社に残しておく利益を 利益剰余金といいます。 二つの合計は、自己資本と等しくなり、 純資産となります。 負債と純資産の二つは、資産を 購入するための一般的な資金源です。

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