コース: 3ds Max 2024 基本講座:ライティング・マテリアル・アニメーション

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パースを調整する

パースを調整する

フィジカルカメラのパース制御の機能を 使って、3DCG に特有のパースの歪みを 調整する方法について紹介します。 3DCG は基本的に3点透視図に なっているので、 このように水平方向や 垂直方向、奥行き方向に それぞれパースが付いた状態に なってしまいます。 この状態だと、例えば 建築パースのように 垂直方向には、パースがつかないと いうようなパース図を作りたいというときに 非常に困ってしまいます。 そのようなときには、 フィジカルカメラを選択し 「修正」タブの「フィジカルカメラ」から この「パース制御」の プロパティを調整して 変形したパースを調整していくことが できます。 今、このフィジカルカメラは このように焦点距離が 20mm で 設定されています。 かなりパースが付いた状態になっています。 「パース制御」を使用すると、 例えば、今 垂直方向にこのように パースが付いていますが、 この垂直方向の値を調整することで このように垂直方向に パースが付いている状態を パースがない状態に 修正することができます。 また、水平方向についても このように 値を調整することで パースが付いてしまっている 水平方向に関しても パースがない平行の状態を 作り出すことができます。 また、上の「レンズシフト」を使用すれば、 このように水平方向であれば、 このように水平方向に、 カメラの位置は同じで 撮影している範囲を ずらしていくというようなこともできます。 このように「パース制御」を設定すると、 フィジカルカメラで撮影した デフォルトの状態から パースをかなり変化させることができます。 意図的に 3DCG 特有のパース感を 無くしたいというときには、 このフィジカルカメラの 「パース制御」を使って パースの感じを調整していくと 良いでしょう。

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