コース: 3ds Max 2024 基本講座:ライティング・マテリアル・アニメーション

基本的なカメラを使用する

3ds Max でシーンに カメラを追加する方法について 紹介します。 3ds Max には、様々なカメラが 用意されていますが、 ここでは、一番基本的な ターゲットカメラとフリーカメラについて 紹介します。 まず、カメラを作成する前に、 これらのオブジェクトが 選択可能になっていると、 カメラを追加しにくいので、 シーンエクスプローラーで レイヤーを選択し 「子モードを選択」で すべてのオブジェクトを 選択した状態にします。 そして、このレイヤーの隣にある 「フリーズ」をクリックして すべてのオブジェクトをフリーズさせて 選択できないようにしておきます。 次にカメラ用のレイヤーを 作っておきましょう。 シーンエクスプローラーで 「新規レイヤーを作成」の ボタンをクリックして、 このように新しいカメラ用の レイヤーを作成しておきます。 この状態でカメラを作成していきましょう。 カメラを作成するには、 「作成」タブの「カメラ」をクリックして ターゲットとフリーのカメラは この「標準」という中に入っています。 まずは、ターゲットカメラから 作成してみましょう。 「ターゲット」をクリックして 例えば、トップのビューポートで カメラを作成したい位置で マウスをクリックします。 そのままドラッグするとこのように カメラの方向を決めることができるので、 カメラの方向を決めたところで 一度マウスを放します。 すると、このように シーンにカメラを設置することができます。 このカメラがどのような映像を 撮影しているのかを知るには、 ビューポートをカメラのビューに 切り替えます。 カメラのビューを切り替えるには、 このビューポートの パースやフロントといった ビューの方向を表示している部分を クリックして、 「カメラ」を選択します。 すると、このように このカメラが撮影している状態を ビューポートで直接確認することが できます。 ターゲットカメラを移動させるには、 移動ツールを使用します。 例えば、カメラの高さを変えたいという ときには、 カメラを選択し、移動ツールを使って Y 軸方向にこのように 移動させます。 また、カメラの位置はそのままで 向いている方向だけを変えたいと いうときには、 このターゲットを選択し、 移動ツールを使って移動させます。 すると、このように 三脚の上にカメラを乗せているような 状態でカメラを操作することができます。 次にフリーカメラを設定してみましょう。 「作成」の「カメラ」から 「フリー」のボタンをクリックします。 そして、例えば、ビューポートの レフトなどでクリックします。 すると、このように カメラが作成されます。 フリーカメラはターゲットカメラと違って ひとつのカメラだけで構成されているので、 このように一回クリックすると、 そこの位置にカメラが作成されます。 移動させるときは、 移動ツールを使ってこのように 移動させますが、 回転させたいというときには、 回転ツールを使って 回転させます。 カメラの基本的な設定を変えるには、 カメラを選択し「修正」タブを開きます。 すると、このように レンズの光景などを設定することが できるようになっています。 ターゲットカメラもフリーカメラも もっとも基本的なカメラなので、 あまり細かい調整はできませんが、 簡単にレンズの焦点距離などを 設定することができるので、 初めて 3DCG でカメラを操作すると いうようなときには、 このターゲットカメラやフリーカメラを 使うと良いでしょう。 これらのターゲットカメラとフリーカメラの 使いどころの違いというのは、 ターゲットカメラはどちらかというと、 三脚に乗っているようなカメラを 作成したいというときに使用します。 そして、フリーカメラは このカメラを手持ちのカメラのように 自由に動かしたいというときに 使用すると良いでしょう。 先程も言ったように、 このターゲットカメラとフリーカメラは 3ds Max の中では、一番 基本的なカメラです。 これからカメラワークを練習したいと いうときには、まずは このターゲットカメラやフリーカメラを 使って練習していくと良いでしょう。

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