フィジカルカメラを使用する - 3ds Maxのチュートリアル

3ds Max でシーンに フィジカルカメラを追加する方法について 紹介します。 フィジカルカメラは、 我々が現実世界で使用しているカメラの 機能をそのまま 3DCG の中でも 使用できるように設計された カメラのことです。 では、やってみましょう。 まず、シーンにフィジカルカメラを 追加するには、 「作成」タブの「カメラ」を クリックして、「標準」の中にある 「フィジカル」をクリックして オンにします。 そして、トップビューなどで まずカメラを設置したい位置で クリックします。 そして、そのままドラッグすると、 このようにカメラの方向を 決めることができるので、 カメラの方向をだいたい決めたところで マウスを放します。 フィジカルカメラの追加の仕方は 標準カメラのターゲットカメラと ほぼ一緒です。 フィジカルカメラの操作の仕方は 基本的にはターゲットカメラと 一緒です。 カメラを選択して移動ツールを使用すれば、 このようにカメラの位置を変えることも できます。 このカメラがどのように 撮影しているのかを知るには、 ビューポート上で ビューの「カメラ」から 「フィジカルカメラ」を選択すれば、 このようにフィジカルカメラで 撮影している状態を 確認することができます。 フィジカルカメラがターゲットカメラや フリーカメラと違うのは、 設定のパラメータの多さです。 例えば、 フィジカルカメラを選択して 「修正」タブを開きます。 すると、このように まず、基本のパラメータの中には、 ターゲットのオン、オフを することができます。 この「ターゲット」のチェックを外すと フリーカメラと同じ状態に オン、オフをすることができます。 また、ターゲットの距離も このように数値で設定することもできます。 一番特徴的なパラメータは この「フィジカルカメラ」という パラメータの中にあります。 例えば、「フィルムまたはセンサー」と いうところで、このカメラが撮影するときに 使用するセンサーの大きさやフィルムの 大きさを設定することができます。 このセンサーの大きさで 被写体深度いわゆる フォーカスの合う範囲なども 変わってくるので、 この設定は非常に重要なものです。 また、レンズの焦点距離や その他、絞りなども設定することが できます。 この「絞り」は現実のカメラと同じように…