コース: 3ds Max 2021 基本講座:ライティング・マテリアル・アニメーション

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焦点距離によるパースの違いを知る

焦点距離によるパースの違いを知る

このレッスンでは、 カメラの焦点距離の設定によって、 どのようにシーンのパースが 変化するのか解説していきます。 まずはシーンに設定されている フィジカルカメラを選択して、 「修正」パネルに移動します。 カメラの焦点距離は、 フィジカルカメラのパラメーターの この「レンズ」のパラメーターの中に あります。 「レンズ」のパラメーターにある 「焦点距離」 この値を設定することで、 広角のレンズから、 望遠のレンズまで 自由に設定していくことができます。 デフォルトでは、約 40mm に 設定されています。 40mm で見た映像は、 このような感じになっています。 「焦点距離」の値を 小さくしていくと、 例えば、 10mm に設定してみます。 するとこのように 非常に広角なレンズで 撮影したような状態になり、 遠いものはより小さく、 近くのものはより大きく写る。 ダイナミックな映像になっていきます。 逆に「焦点距離」を 大きくしていくと、 このように望遠レンズで撮影したような 構図になったので、 遠近感のない映像に なっていきます。 このような焦点距離による パースの変化を利用して、 例えばパースが極力ない状態で、 広い範囲を写したいという時には、 焦点距離が大きいまま カメラをこのように引いていきます。 すると、遠近感が 非常に失われて、 狭い状態の教室を 演出することができます。 また、逆に この「焦点距離」を小さくして、 カメラの位置を近づけることで、 このように非常にシーンの中に 広い空間が広がっている というような演出を施すことができます。 例えば、この応用として 焦点距離を小さくしておくと、 小さなビルでも 下からこのカメラで煽ることによって 巨大感を出したりすることもできます。 それなので、映像の演出意図によって、 この焦点距離の値を調整して、 より効果的な構図になるように 設定をしていく必要があります。 このレッスンでは、 焦点距離の設定によって、 どのようにシーンのパースが 変化していくのか 解説しました。

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