【この記事は2020-1-08に大西久光ブログに掲載したものを転載しております】
昨年のデータを見ますと、明らかな男女の逆転現象が出ています。
TV視聴率では
男子平均4.7%<最高8.8%>
女子平均6.4%<最高13.6%>
観客数では
男子合計32.7万人、
女子合計68.2万人で、
女子の競技数が多い事もありますが、平均でみても男子が1.4万人に対し、女子は1.7万人です。
渋野メジャー制覇の効果で、8月以降は圧倒的な優位性を発揮しました。
過去50年のプロ競技を見てもこんな明確な逆転現象は初めてです。
男子ツアーにとって、女子より不利な条件があります。
日本には男子プロ用のゴルフコースが少ないという問題です。
「名コースが名ゴルファーを育てる」と、いう言葉があります。
その意味でも現在の男子プロを鍛えるタフなコースが日本で少ない事です。
女子は6500y-6600yあれば対応できますが、男子の場合には世界的な競技は7300y以上でデザインの良いコースが多くなっています。
すでにツアー競技を開催しているコースは除き、今後、男子ツアーを開催してほしいコースを選んでみました。
霞が関CC東コース<7466y、PAR71>
北海道クラシック<7059y、PAR72>
小樽CC<7234y、PAR72>
日光CC<7061y、PAR72>
大洗GC<7190y、PAR72>
広野GC<7336y、PAR72>
ゴールデンバレーGC<7033y、PAR72>
カレドニアンGC<6965y、PAR72>
ザ・サイプレスGC<7044y、PAR72>ただし、PAR70で開催を条件で。
<以上順不同>
それぞれのコースをどのようにセッティングするかも重要ですが、日本の男子プロが世界で活躍するために必要な技術を習得するにはできるだけ高度なコースで競技経験を積む事が不可欠です。
数年前に比べて、コースセッティングは良くなりましたが、良いデザインのコースで競技することが重要な要素になるので、ツアーとしては開催コースにさらなる関心を持つことが重要だと思います。
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