さる8月7日、日本ゴルフジャーナリスト協会主催の親睦コンペが埼玉県 霞ヶ関カンツリー倶楽部にて開催された。
3月に同協会会長に就任した片山会長の下、会員同士の親睦を深めることが主催主旨の一つであったが、今回のコンペにはもう一つの大きな目的があった。
それは「2020年東京五輪会場候補コースである霞ヶ関を“プレーヤーの目線”から実体験すること」。ゴルフ業界関係者の方であれば既にご存知のことと思うが、五輪競技コースとして「当確ライン上」にある霞ヶ関での開催について、オリンピック理念(レガシー)という観点からメンバーシップコースである霞ヶ関での開催に対し異を唱える声が挙がっている。それはゴルフ業界関係者及び有識者によって組織された「ゴルフ改革会議」にて議論されているのは周知の事実である。「霞か若洲か」という議論はさておき、コースでプレーをしたこともないのに五輪開催コースの是非を論じることに違和感を持っていた私にとって、今回のコンペ開催はまさに絶好の機会であった。
残念なことに、私はゴルフコースの良し悪しを語れるほどのゴルフの腕前を持ち合わせていないし、同コースが競技の場として申し分ないことは改めてこの場で述べるまでもないであろう。協会会員の親睦的意味合いの強い今回のコンペであったが、五輪開催コースの是非を今後考えていく中で、幾つかの「引き出し」が増えたという点において非常に有意義な場であったと言える。
ラウンド後には、霞ヶ関カンツリー倶楽部 瀬戸守支配人より2020年に向けたコース改修計画等の話を頂き、更に同倶楽部の歴史をまとめたショートムービー「我等のゴルフ倶楽部」を鑑賞、参加者は更に知識を深めることができた。
PR担当理事 三石茂樹