コンテンツにスキップ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

[編集]

字源

[編集]

甲骨文字 金文

小篆

流伝の古文字
西周

説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 裘錫圭 「釈殷墟甲骨文裏的“遠”“𤞷”(邇)及有関諸字」 『古文字研究』第12輯 中国古文字研究会、中華書局編輯部編、中華書局、1985年、85-98頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、339-340頁。

意義

[編集]
  1. とおい

語源

[編集]
  • 一説に漢語 /*weengʔ/}や{ /*kwrangʔ/}と関連付けられる可能性があり、また一説に{ /*wat/}と関連付けられる可能性もあるが、どちらも派生過程は不明[語源 1]。ほかにビルマ語 ဝေး (< 古ビルマ語 wiy⁵⁵)と比較する説もある[語源 2]が、音韻対応が定かではない。
  1. Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 863.
  2. James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman, University of California Press, 2003, p. 195.

日本語

[編集]

発音

[編集]

手書きの字形について

[編集]
  • 袁の第8画の縦線はとめて書いてもはねて書いてもよい[1]
  • 袁の第10画はとめて書いてもはらって書いてもよい[2]

熟語

[編集]

中国語

[編集]

*

語源

[編集]

シナ・チベット祖語 *g-wəj-n

形容詞

[編集]

yuǎn

  1. とおい。
  2. (時間)ながい。
  3. (程度の差)おおきい。

朝鮮語

[編集]

*


ベトナム語

[編集]

*

形容詞

[編集]
  1. (複合語で)とおい。
  2. (口語) viễn thịの短縮。

コード等

[編集]

点字

[編集]

脚注

[編集]
  1. 『漢字指導の手びき』第四版 p.41 久米公 編著 教育出版 2000年、『漢字の○×』p.22 江守賢治(日本習字普及協会 1977年11月)
  2. 『漢字指導の手びき』第四版 p.41 久米公 編著 教育出版 2000年。「園」の許容欄に書いてあるが、いずれも袁(エン)について論じており、スペースの都合上分けたにすぎない。