評する

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語

[編集]

動詞

[編集]

する (ひょうする)

  1. (他動詞, 文章語) 論評する。批評する。
    • 1929年、柳宗悦「大津絵の美とその性質」[1]
      ある人はこれを不自由と評するであろうか。そうではない。法なき所に自由はない。
    • 1941年、太宰治「東京八景」[2]
      その頃の文壇は私を指さして、「才あって徳なし」と評していたが、私自身は、「徳の芽あれども才なし」であると信じていた。
    • 1946年、神西清「灰色の眼の女」[3]
      ある友人が十吉を評して、「あいつにはあんまり多量の未来がありすぎる」と言つたことがある。

活用

[編集]

[編集]
  1. 青空文庫(2014年2月14日作成)(底本:「民藝四十年」岩波文庫、岩波書店、2011(平成23)年3月4日第29刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001520/files/54958_53049.html
  2. 青空文庫(2006年6月21日作成)(底本:「走れメロス」新潮文庫、新潮社、1986(昭和61)年9月25日43刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1569_23528.html
  3. 青空文庫(2012年1月15日作成)(底本:「雪の宿り 神西清小説セレクション」港の人、2008(平成20)年10月5日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001157/files/49847_46683.html