耳
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漢字
[編集]耳
字源
[編集]- ↑ 裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、115頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、838-839頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、26頁。
関連字
[編集]泥母 | 透母 | ||
---|---|---|---|
一等 | 平声 咍韻 | ||
上声 海韻 | |||
去声 代韻 | 佴 | ||
入声 德韻 | |||
娘母 | 徹母 | ||
二等 | 平声 皆韻 | ||
上声 駭韻 | - | - | |
去声 怪韻 | - | ||
入声 麥韻 | 眲 | - | |
日母 | 昌母 | ||
三等A | 平声 之韻 | 咡誀 | |
上声 止韻 | 耳洱駬䋙𪕔 (至韻:髶) |
||
去声 志韻 | 餌𩱓珥衈毦咡刵佴誀洱䎶㛅䏪䣵眲𦖢 | ||
入声 職韻 | |||
娘母 | 徹母 | ||
三等B | 平声 之韻 | - | |
上声 止韻 | 聻 | ||
去声 志韻 | (至韻:䣵) | ||
入声 職韻 | 恥 |
意義
[編集]- みみ。
日本語
[編集]読み
[編集]名詞
[編集]- (みみ)聴覚を感ずる感覚器及びその周辺器官。
- 耳が痒い。
- (みみ)特に哺乳類で、語義1の器官に音を集める働きを有する器官。耳朶。
- 兎の耳は長い。
- (みみ)傾聴する意思。
- 聞く耳を持たない。 耳の痛い話だ。
- (ニ) (仏教) 聴覚の機能、聴覚の器官。五根、六根、十二処のひとつ。耳根、耳処(ウィキペディア「三科」、「五位」も参照)。
翻訳
[編集]
語義1 — 「みみ#翻訳」を参照のこと
- (漢文の読み下しで)のみ。~だけ。
- 「直不百歩耳」(ただ、百歩ならざるのみ)
熟語
[編集]手書きの字形について
[編集]- 下の横画(日本の学校で教えている筆順における第5画)について、右側を払って書かなければならないと解釈する人が多く、一部の副読本[2]にもそのような記述が見られるが、実際は止めても払ってもよい。[3]
- 下の横画(日本の学校で教えている筆順における第5画)について、上記筆順画像のように縦画から出しても、縦画から出さずに止めてもよい。この書き方は、この字単体か、構成要素としての字かは問わない。[4]
中国語
[編集]- ローマ字表記
語源
[編集]- ↑ Paul Benedict, Sino-Tibetan: a Conspectus, Cambridge University Press, p. 188.
Weldon South Coblin, A Sinologists Handlist of Sino-Tibetan Lexical Comparisons, Steyler Verlag, 1986, p. 69.
龔煌城 「The System of Finals in Proto-Sino-Tibetan」 『漢蔵語研究論文集』 北京大学出版社、2002年、115頁。
James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman, University of California Press, 2003, p. 176.
Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, pp. 225-226.
Shuya Zhang, Guillaume Jacques, and Yunfan Lai, A study of cognates between Gyalrong languages and Old Chinese, Journal of Language Relationship, 17, 2019, p. 79.
熟語
[編集]朝鮮語
[編集]- ハングル: 이
- 音訓読み: 귀 이
- 文化観光部2000年式: i
- マッキューン=ライシャワー式: i
- イェール式: i
ベトナム語
[編集]- ローマ字表記
名詞
[編集]- みみ。
コード等
[編集]- Unicode
- 16進: 8033
耳
- 10進: 32819
耳
- 16進: 8033
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- 四角号碼 : 10400, 10120
- 倉頡入力法 : 尸十 (SJ)
点字
[編集]脚注
[編集]- ↑ 『大きな活字の楷行草筆順・字体字典』江守賢治 三省堂 1983年
- ↑ 学習漢字996字の読み方・書き方 初版(1978年 小学館)
- ↑ 常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について Q70
- ↑ 『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』p.56,p.93 2016年2月29日 文化庁