出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
漢字
- 形声。「火」+声符「亨」。戦国晩期の秦では、{烹}の意味で「享(亨・亯)」が用いられる例があり、それらの音が近接していたことを意味する。「烹」字そのものは甲骨文字や金文には見られず、後漢の『説文解字』にもない比較的新しい字であり、「亨」字に義符「火」が加わり分化してできた形声字と考えられる。
- 一説には会意。「亨」 「火」、「亨」の古い字体は「亯」で高楼を備えた城郭の象形、城郭を「すらりと通る」ことで、熱が物によくとおること(藤堂)。白川静は、「亨」を物を煮る器の象形と説く。
- 字源の関連付けは、参照元であるコモンズのさらに参照元であるRichard Sears氏のページCinese Etymologyに負っている。
- ただし、小篆の字形を見ると、「𦎫」(「亨(亯)」 「羊」)であり「chún(同音:純)」と発音する「燉(炖)(音:dùn 語義は「煮る」)」の異体字となっている。
- 説文解字には、「𦎫」は「孰也」即ち「熟」とあり、又、「烹」の異体字に「𤈽」があり、「燉」に近接してはいる。
- 煮る。
- 料理。
- [法]釜ゆでの刑罰。
烹 *
- 油で炒めて調味料を加え、手早くかき混ぜる。
烹 *
烹 *
字典掲載
康熙字典
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671ページ, 21文字目
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諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)
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19049
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新潮日本語漢字辞典 (2008)
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6632
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角川大字源 (1992)
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5464
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講談社新大字典 (1993)
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9224
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大漢語林 (1992)
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6629
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三星漢韓大辞典 (1988)
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1080ページ, 16文字目
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漢語大字典 (1986-1989)
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3巻, 2207ページ, 4文字目
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