母相
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日本語
[編集]名詞
[編集]- 材料に他の元素や材料が加わるときの、元の材料の組織の相。
- 6水準の試料は、すべて母相がフェライト単相で構成されていることが分かり、FS-A のフェライト粒径が最も小さく、FS-F のフェライト粒径が最も大きい。(諸岡聡「X線小角散乱法による溶接熱影響部の微視組織解析」)〔2019年〕[1]
- それで、層間に入っているセシウムというのは、ファンデルワールス力で弱く母相とつながっているのではなく、入ってしまうと酸素との間で非常に強固な共有結合を作り、いったん中に入ってしまうとなかなか出てこられない、というようなことが明らかになってきました。(内海渉、次世代放射光施設検討ワーキンググループ)〔2014年〕[2]
- 炭化物セラミックスを母相として、局所加熱による短時間接合を試みた。(産業構造審議会産業技術環境分科会「革新的省エネセラミックス製造技術開発事後評価報告書」)〔2015年〕[3]
類義語
[編集]翻訳
[編集]- 英語:mother phase
註
[編集]- ↑ 諸岡聡「X線小角散乱法による溶接熱影響部の微視組織解析」『SPring-8/SACLA利用研究成果集』第8巻第1号、高輝度光科学研究センター、2019年4月29日、https://doi.org/10.18957/rr.8.1.121 CC BY 4.0公開、2020年3月6日参照。
- ↑ 『平成26年12月16日 次世代放射光施設検討ワーキンググループ(第6回) 議事録』(文部科学省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/022/gijiroku/1354946.htm 2020年3月6日参照。
- ↑ 産業構造審議会産業技術環境分科会 研究開発・評価小委員会評価ワーキンググループ『革新的省エネセラミックス製造技術開発事後評価報告書』平成27年3月, p.17(経済産業省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.meti.go.jp/policy/tech_evaluation/e00/03/h26/529.pdf 2020年3月6日参照。