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ぽかぽか

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

ほかほか も参照。

日本語

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副詞

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ぽかぽか

  1. 日差しなどによって、気持ち良く暖かいさま。
    • ぽかぽかあたたかいので、そのうちにいねむりをはじめました。(新美南吉『飴だま』)〔1933年〕[1]
    • 櫓は、一杯の明るい日射しを受けて、ぽかぽかと暖かく、四辺りには、他に人影が見えなかった。(蘭郁二郎『夢鬼』)〔1936年〕[2]
  2. などを続けざま叩くさま。
    • 「貴様のような奸物はなぐらなくっちゃ、答えないんだ」とぽかぽかなぐる。(夏目漱石『坊っちゃん』)〔1906年〕[3]
    • とうとう、四十面相の部下は、ふたりの警官におさえられ、ぽかぽかと、なぐられています。(江戸川乱歩『奇面城の秘密』)〔1958年〕[4]

発音

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動詞

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ぽかぽか する

  1. 日差しなどによって、気持ち良く暖かくなる。
    • 生み立てのぽかぽかした卵を差し上げようと、盛んにすすめた。(ロマン・ローラン『ジャン・クリストフ』)〔豊島与志雄訳1921年〕[5]
    • 港から吹きつけていた風がぱったりやんだ。私のほほがにわかに温かくなった。背すじもぽかぽかして、私はなんとなく落ち着いた。(永井隆『ロザリオの鎖』)〔1948年〕[6]

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  1. 青空文庫(2003年9月29日作成)(底本:「ごんぎつね 新美南吉童話作品集1」てのり文庫、大日本図書、1988年7月8日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/4723_13209.html 2018年4月7日参照。
  2. 青空文庫(2010年7月31日作成、2011年1月19日修正)(底本:「火星の魔術師」国書刊行会、1993年7月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000325/files/2187_40112.html 2018年4月7日参照。
  3. 青空文庫(1999年9月13日公開、2011年5月20日修正)(底本:「ちくま日本文学全集 夏目漱石」筑摩書房、1992年1月20日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/752_14964.html 2018年4月7日参照。
  4. 青空文庫(2017年10月25日作成)(底本:「奇面城の秘密/夜光人間」江戸川乱歩推理文庫、講談社、1988年6月8日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/56683_63072.html 2018年4月7日参照。
  5. 青空文庫(2008年1月27日作成)(底本:「ジャン・クリストフ(二)」岩波文庫、岩波書店、1986年7月16日改版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001093/files/42593_29599.html 2018年4月7日参照。
  6. 青空文庫(2012年6月10日作成)(底本:「ロザリオの鎖」中央出版社、1989年2月10日第26刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000924/files/54870_48035.html 2018年4月7日参照。