とりわけ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語

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副詞

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とりわけ取分け

  1. 特にことさら
    • 1940年、太宰治「困惑の弁」[1]
      私は、この雑誌を、とりわけ卑俗なものとは思っていない。卑俗といえば、どんな雑誌だってみんな卑俗だ。
    • 1931年、柳宗悦「北九州の窯」[2]
      日本人はとりわけ焼物が好きである。かつてそうであるが今もなおそうである。

動詞

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とりわけ

  1. とりわける」の連用形。

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  1. 青空文庫(2003年9月4日作成、底本:「太宰治全集10」ちくま文庫、筑摩書房、1989(平成元)年6月27日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/18349_12214.html
  2. 青空文庫(2019年9月27日作成、底本:「柳宗悦 民藝紀行」岩波文庫、岩波書店、1986(昭和61)年10月16日初版第1刷、2012(平成24)年6月15日第9刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001520/files/56740_69328.html