コンテンツにスキップ

UボートX型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
UボートX型
U-234 surrenders to USS Sutton
基本情報
種別 潜水艦 機雷敷設艦
建造所 Germaniawerft, キール
運用者  ドイツ国防軍海軍
 大日本帝国海軍
建造期間 1939年 - 1944年
就役期間 1941年 - 1945年
建造数 8隻 (うち6隻喪失)
要目
排水量 浮上時: 1,763ロングトン (1,791 t)
潜航時: 2,177ロングトン (2,212 t)
長さ 全長: 89.80 m
耐圧殻: 70.90 m
全幅: 9.20 m
耐圧殻: 4.75 m
吃水 4.71 m
高さ 10.20 m
推進器 2 × ディーゼル機関, 4,800馬力
2 × 電動機, 1,100馬力
速力 水上: 17ノット
水中: 7ノット
航続距離 水上: 10ノットで18,450海里
水中: 4ノットで93海里
潜航深度 計算による圧壊深度: 220 m
乗員 48 - 60人
兵装 • 53.3cm魚雷発射管 2基 (艦首)
• 魚雷 15本
• SMA 機雷 66個
• 105mm L45 1基 (200発)
出典:[1]
テンプレートを表示

UボートX型 (U-Boot-Klasse X) はドイツ海軍潜水艦で、第二次世界大戦で用いられた。XA及びXBの二つの型があるが、XAは設計図上のみの艦であり、実戦に用いられたのはXBの方である。

概要

[編集]

機雷敷設用の潜水艦として、第一次世界大戦UE型潜水艦を参考に設計された。XA型は1937年に設計だけが行われ、これよりやや小型のXB型が量産型としてキールで建造されることとなった。1941年から就役が始まり、1944年までに8隻が就役し、6隻が撃沈を被った。

機雷の敷設のため戦闘には不向きな設計であった。 魚雷発射管は2基が艦尾に設置されており、66個の機雷を機雷敷設筒に搭載することができた。

XB型の1隻であるU-219は日本海軍に接収され伊505となった。

性能諸元(XB)

[編集]
  • 全長:89.8m
  • 全幅:9.2m
  • 排水量:水上1,763、水中2,177t
  • 最大速度:水上16.5kt、水中7kt
  • 水中航続距離:176km(95海里)/4kt
  • 水上航続距離:34,200km(18,500海里)/10kt
  • 乗組員:52名
  • 兵装:53cm魚雷発射管×2、機雷敷設筒×30、20mm機関砲×1、37mm対空砲、105mm砲、魚雷×15、機雷×66

出典

[編集]
  1. ^ Type XB Mine-laying boats - German U-boat Types of WWII - uboat.net”. uboat.net. 2009年12月20日閲覧。
  • Williamson, Gordon; Ian Palmer (2002). Kriegsmarine U-boats 1939-45: Vol 2. Osprey Publishing. ISBN 1841763640 

外部リンク

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、UボートX型に関するカテゴリがあります。