ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)
本社が入居するSME六番町ビル | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | SME、SMEJ |
本社所在地 |
日本 〒102-8353 東京都千代田区六番町4番地5 北緯35度41分19.81秒 東経139度44分5.34秒 / 北緯35.6888361度 東経139.7348167度座標: 北緯35度41分19.81秒 東経139度44分5.34秒 / 北緯35.6888361度 東経139.7348167度 |
設立 |
1968年(昭和43年)3月11日 (創業、CBS・ソニーレコード株式会社) 2003年(平成15年)4月1日 (現法人) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5010001082437 |
事業内容 | 株式保有による傘下会社の経営・管理 |
代表者 | 代表取締役社長CEO 村松俊亮 |
資本金 | 1億円 |
売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 | 約4,700名(グループ計) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | ソニーグループ 100% |
主要子会社 |
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関係する人物 | |
外部リンク |
www |
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(英: Sony Music Entertainment (Japan) Inc.、略称:SME、SMEJ)は、東京都千代田区に本社を置く、ソニーグループの音楽系事業統括会社(中間持株会社)。
ソニーグループ直接子会社であり、米国のソニー・ミュージック エンタテインメント (SME) からは独立して運営されている。
概要
[編集]1968年(昭和43年)3月11日、「CBS・ソニーレコード株式会社」として設立され[2]、1991年(平成3年)4月1日から現社名となっている。さらに2001年(平成13年)には、分離・子会社化したレコード製作部門、営業部門、製造部門の統括会社(持株会社)になった。現在の法人は2003年(平成15年)に非音楽部門を分離するために行った会社分割の際に、旧ソニー・ミュージックエンタテインメントの音楽事業を承継し設立された。
音楽系事業以外は、2003年(平成15年)の会社分割で同時に設立された株式会社ソニー・カルチャーエンタテインメントが統括会社となっていた。しかし、ソニーのリテール事業の売却に伴い、2006年(平成18年)5月17日に株式会社エスシーユーに商号変更したうえで、会社分割により新・株式会社ソニー・カルチャーエンタテインメントとリテール事業の統括会社の2社を子会社として設立。株式会社エスシーユーはソニーに吸収合併され、さらに株式会社ソニー・カルチャーエンタテインメントも2006年(平成18年)12月1日に株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントに吸収合併された。この様にソニーによるグループの解体・再編が行われていた(リテール部門の売却については、スタイリングライフグループも参照)。
アメリカのソニー・ミュージックエンタテインメント(CBSレコード(初代法人)が母体)は、2004年(平成16年)にBMGエンターテインメントと合併し、「ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント」が発足した。
2008年(平成20年)10月には、ソニーが「ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント」のベルテルスマン持分を取得し、「ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント」を完全子会社化した。同時にソニーの完全子会社であるソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)は、「ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント」からBMG JAPANの全株式の譲渡を受け、BMG JAPANを子会社化した[3]。その後2009年10月1日、BMG JAPANの国内制作部門および洋楽部門以外の部門を吸収合併した(BMG JAPANの国内制作部門は新設の株式会社アリオラジャパンへ、洋楽部門はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルへ、それぞれ承継した)。
音楽配信事業を巡っては他のレコード会社と比べて一曲あたりの値段が若干高く設定されている他、デジタル著作権管理(DRM)が厳しく、従来まではソニー製ウォークマンやパソコン用プレイヤーでしか再生が不可能なATRAC方式が主体であったり[注釈 1]、音源が配信されているウェブサイトが、子会社のレーベルゲートが運営しているmoraとその提携先に限られていた。
しかし、アリオラジャパンを始めとした旧BMG JAPAN系の会社やレーベルは、SME傘下になっても引き続きiTunes Storeなどで楽曲提供を行っていた。2012年に入ると、2月22日にiTunes Storeで主要洋楽アーティストの楽曲提供を開始。さらに、10月1日のmoraのサイトリニューアルで、DRMフリーのMP3とAACによる楽曲配信が開始されたことで、SMEもこのフォーマットで楽曲提供を行うようになり、11月7日より、主要邦楽アーティストの楽曲提供も開始している。
また、レコード人気が再燃している状況を受け2017年6月29日に日本国内でのアナログレコードの自社生産を再開すると発表した。1989年に生産を終了してからは海外企業を含め外注しており、自社での生産は29年ぶりとなる。当初はSME系所属アーティストが中心となるが、今後外部レーベルからの受注生産も受け付ける[4]。
その一方で2000年以降CD不況でレーベルビジネスが厳しいと言われているなかにおいて、グループ会社のアニプレックス(アニメーション企画・製作)が手掛けるソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』が記録的なヒットを達成し、リリースした2015年以降大幅に売上高を伸ばしている。2018年3月期のグループ全体の売上高のうち、半分をアニプレックスが占めるほど、グループ間でのビジュアルビジネスへの比重が高まっている。
沿革
[編集]- 1967年(昭和42年)12月 - ソニー株式会社(以下ソニー、現:ソニーグループ株式会社)と米国Columbia Broadcasting System Inc.(以下米CBS社、現:CBS Inc.)との合弁会社設立の調印が交わされ、米CBSとソニーの折半出資による新会社設立の申請を行う。
- 1968年(昭和43年)
- 3月11日 - ソニーと米CBS社との合弁契約に基づき、東京都品川区にCBS・ソニーレコード株式会社(初代法人)[注釈 2]として設立。資本金720百万円。出資比率は50:50で、日本における資本自由化措置後第1号の合弁会社であった。創業当初から、当時最新鋭のレコード・カッティング・マシーンであるノイマン社のSX-68を導入し、レコードのカッティング及び生産を開始。
- 4月1日 - 本社を東京都港区に移転。
- 8月21日 - 第1回新譜を発売(サイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」(規格品番:SONG 80002)ほか)
- 9月5日 - 邦楽の制作を開始(第1回新譜は、フォーリーブス「オリビアの調べ」(規格品番:SONA 15001)・アダムス「旧約聖書」(規格品番:SONA 12002)の2作)
- 11月 - 静岡県志太郡大井川町(現:焼津市)に静岡工場(現:ソニー・ミュージックソリューションズ大井川プロダクションセンター)を竣工。 なお、静岡工場が操業するまでの間、日本ビクター(現:JVCケンウッド)へレコード盤のプレスを委託していた。
- 1969年(昭和44年)
- 1971年(昭和46年)7月 - 新レーベル「EPIC」発足。
- 1973年(昭和48年)8月 - 株式会社CBS・ソニー(初代法人)[注釈 3]と商号変更。本社を東京都新宿区(SME市ヶ谷ビル)に移転。
- 1974年(昭和49年)8月 - 静岡工場をCBS・ソニーレコード株式会社(二代目法人)として分離。
- 1975年(昭和50年)3月 - CBS・ソニーとワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)の共同出資でジャパン・レコード配送(後のジャレード、現:ソニー・ミュージックソリューションズ)を設立。
- 1977年(昭和52年) - ソニー社製PCMプロセッサーPAU-1602[注釈 4]と3/4インチUマチックVTRを使って、世界初の16ビットによるPCMデジタル録音を行う(盛田昭夫コレクションによるピアノ・ロールによる録音)。
- 1978年(昭和53年)
- 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)? - 後に於けるCDの発売も考慮して、ソニー社製PCMプロセッサーPCM-1610[注釈 8]を導入、運用開始。
- 1981年(昭和56年)8月 - SD事業部新設、アーティストの発掘・育成を強化。
- 1982年(昭和57年)
- 4月 - コンパクト・ディスク・ソフトの生産開始。
- 月目不明 - ソニー社製24チャンネルマルチPCMデジタルレコーダー、PCM-3324[注釈 9]を導入、運用開始。
- 10月1日 - 世界初のコンパクト・ディスク・ソフトを発売(ビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』ほか初回全50タイトル)[注釈 10]。
- 1983年(昭和58年)8月 - 株式会社シービーエス・ソニーグループ[注釈 11]と商号変更。又、企画制作部門を、株式会社CBS・ソニー(二代目法人)として分離。
- 1984年(昭和59年) - 自社制作の録音が、原則として全てPCMデジタル録音となる。
- 1986年 - ソニー社製PCMプロセッサーPCM-1630[注釈 12]を導入、運用開始。
- 1988年(昭和63年)
- 1月 - ソニー株式会社が米国CBS Inc.の所有していた全株式を取得。
- 2月 - ソニー株式会社よりビデオソフト・カラオケソフトの企画制作・製造・販売会社である株式会社ソニービデオソフトウェアインターナショナルの全株式を取得。
- 3月 - 株式会社シービーエス・ソニー、株式会社エピック・ソニー、シービーエス・ソニーレコード株式会社および株式会社ソニービデオソフトウェアインターナショナルの4社を吸収合併。
- 1989年(平成元年)
- 1991年(平成3年)
- 4月1日 - 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと商号変更。
- 11月 - 東京証券取引所市場第二部(現:スタンダード)に上場。
- 1992年(平成4年)
- 1995年(平成7年)3月 - 公式ホームページ「BIGTOP(現:Sony Music Online Japan)」スタート。
- 1996年(平成8年)
- 6月 - 静岡プロダクションセンターがISO「ISO9002」の認証を取得。
- 9月 - 信濃町スタジオにて、世界初のDSD方式による録音を行う(トニー・ウィリアムス『ヤング・アット・ハート』)。
- 1997年(平成9年)
- 2月 - DVDソフト生産開始(『ザ・シークレット・サービス』ほか)。
- 4月 - 静岡プロダクションセンターが国際環境規格「ISO14001」の認証を取得。
- 1998年(平成10年)
- 4月1日 - 新レーベル「SMEJ Associated Records」設立。
- 7月 - 茨城県那珂郡那珂町(現:那珂市)に茨城プロダクションセンターを竣工。東京都港区に白金台ビル(白金台オフィスとも)を完成。
- 8月1日 - 社章を“Sony Musicロゴタイプ”に変更。 同時に“SonyMusicロゴタイプ”サウンドロゴを採用。
- 1999年(平成11年)
- 2月 - 小室哲哉のプライベートレーベル「TRUE KiSS DiSC」が発足。
- 5月21日 - 世界初のスーパー・オーディオCDソフトを発売(マイルス・デイビス『カインド・オブ・ブルー』(SRGS-4501)ほか)。
- 12月 - 東京証券取引所における株式の上場廃止。
- 12月 - インターネットによる邦楽新譜CDシングルタイトル曲の有料音楽配信「bitmusic(ビットミュージック)」を開始。
- 2000年(平成12年)
- 1月 - ソニー株式会社と株式交換し、同社の完全子会社となる。
- 2月 - コーポレイト・エグゼクティブ制度(執行役員制度)を導入。
- 4月 - 著作権侵害増加を危惧し、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが中核となり音楽業界各社出資の下、株式会社レーベルゲート(現:ソニー・ミュージックソリューションズ)設立。
- 2001年(平成13年)
- 1月 - レコード制作の一部門を(株)デフスターレコーズとして分離。
- 3月 - 乃木坂ビル竣工(B1-B3にソニー・ミュージックスタジオを併設)。
- 5月 - ソニーミュージックグループ総合ECショップ「EGSTREET」(現在のSony Music Shop)オープン。
- 6月 - ブロードバンドマガジン「MORRICH」スタート(名称は「MORRICHは、リッチな盛田ではなくて、more richという意味」(SMEの盛田昌夫談))。 本社を東京都千代田区(SME六番町ビル)に移転。
- 10月1日 - レコード制作部門を(株)ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、(株)ソニー・ミュージックレコーズ、(株)エピックレコードジャパン、(株)キューンレコード、(株)ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズとして分離。営業部門を(株)ソニー・ミュージックディストリビューションとして分離。製造部門を(株)ソニー・ミュージックマニュファクチュアリング(2009年(平成21年)4月 、(株)ソニーDADCジャパン(現:ソニー・ミュージックソリューションズ)に社名変更)として分離・持株会社化。
- 2002年(平成14年)
- 2月 - ソニーミュージックグループが環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」認証を取得。
- 4月 - サウンドロゴをリニューアル。
- 12月 - CD音源の携帯電話向け配信サービス「着うた」開始。
- 2003年(平成15年)
- 4月1日 - 株式会社SMEJと商号変更。新設分割により同社の完全子会社として株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと、株式会社ソニー・カルチャーエンタテインメントの2社を設立(音楽事業とその他の事業を分離)。
- 7月1日 - 株式会社エスエムイージェーがソニー株式会社に吸収合併され解散。この結果、ソニー株式会社が完全親会社となる。
- 2004年(平成16年)8月1日 - 米ソニー・ミュージックエンタテインメントとBMGエンターテインメント(ベルテルスマングループ)が合併し、また双方の50%ずつの出資によってソニーBMG・ミュージックエンタテインメントを発足。
- 2005年(平成17年)2月1日 - 子会社・株式会社ソニー・ミュージックネットワーク設立(MORRICH・bitmusicの事業承継)。
- 2006年(平成18年)
- 3月 - 「MORRICH」終了。
- 7月 - 保有していた白金台ビルを売却。
- 12月 - 株式会社ソニー・カルチャーエンタテインメントを吸収合併。
- 2008年(平成20年)10月1日 - 株式会社BMG JAPANを子会社とする。
- 2009年(平成21年)10月1日 - BMG JAPANの国内制作部門を新設の株式会社アリオラジャパン(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)へ、洋楽部門(RCA/JIVEグループ)をソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)へ承継し、残った法人をソニー・ミュージックエンタテインメントが吸収合併。
- 2011年(平成23年)- 株式会社ソニー・ミュージックアーティスツが株式会社ヴィレッジミュージックを吸収合併。
- 2012年(平成24年)4月1日 - MUSIC ON! TVとソニー・マガジンズが合併し株式会社エムオン・エンタテインメントが発足。またホールネットワークが株式会社Zeppライブエンタテインメントに、キューンレコードが株式会社キューンミュージックにそれぞれ商号変更を行う。
- 2014年(平成26年)4月1日 - ソニー・ミュージックレコーズが7つのレーベル各社を吸収合併し株式会社ソニー・ミュージックレーベルズを発足。またソニー・ミュージックディストリビューションがソニー・ミュージックネットワークを吸収合併し株式会社ソニー・ミュージックマーケティングが発足。
- 2015年(平成27年)4月1日 - ソニーDADCジャパンを完全子会社(機能子会社)化[5]。また、レーベルゲートがクリップゲートを吸収合併[6]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 1月25日 - ソニーミュージックグループ内でアナログレコードの一貫生産が可能になったことを発表[11]。
- 2月15日 - SME市ヶ谷ビル(新宿区)とSME乃木坂ビル(港区)の売買契約締結を発表。売却に合わせて第2拠点を東京ミッドタウン(港区)のミッドタウン・タワー12〜15階に置く[12]。このうちSME乃木坂ビルはジャニーズ事務所に売却し、同社の新本社ビルとなることが分かっているほか[13][14][注釈 14]、同ビル内にあるソニー・ミュージックスタジオ東京は同社と賃貸借契約を締結した上でソニーミュージックグループが運営を継続する[12]。SME市ヶ谷ビルは武蔵野美術大学が取得し、2019年4月から「市ヶ谷キャンパス」となった[16]。
- 3月11日 - 創業開始から50周年(半世紀)を迎えた。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 4月1日 - 株式会社ソニー・ミュージックダイレクトを株式会社ソニー・ミュージックレーベルズに吸収合併し法人消滅。なお、ソニー・ミュージックダイレクトの「マーケティンググループ」及び「総合企画グループ」の事業を吸収分割の方法により株式会社ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッドに継承[21]。
- 2024年(令和6年)
- 9月11日 - グループ会社だった株式会社Zeppホールネットワークの完全子会社化を発表[22]。
グループ会社
[編集]※ …旧・ソニー・カルチャーエンタテインメント傘下の企業
ミュージック&アーティストビジネスグループ
[編集]- ソニー・ミュージックレーベルズ - 音楽事業会社。2014年4月にレーベル8社の合併により発足。
- ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド - 音楽配信事業、ソニー・ミュージックグループの公式サイトやSNS公式アカウントの運営など、デジタルマーケティング事業を行う。2019年3月まではソニー・ミュージックグループ傘下の各レーベルの営業会社としても機能していた(2019年4月にソニー・ミュージックソリューションズに業務移管)。
- ソニー・ミュージックアーティスツ - アーティストマネージメントオフィス(芸能事務所)。
- 次世代 - SMEJの部署であった次世代ロック研究開発室を分割し2021年4月に設立。次世代アーティストによるIP創出・事業化を担う。
- ソニー・ミュージックパブリッシング - 音楽著作権の取得・管理・運用業務
- ミュージックレイン - 芸能事務所、レーベルとしての業務も兼営。規格品番はSM。
- room NB - ゲーム実況などネットコンテンツ関連事業、ネットクリエイターのエージェント業務、音楽朗読劇や舞台に関する事業など。2021年4月設立。
ビジュアル&キャラクタービジネスグループ
[編集]- アニプレックス※
- A-1 Pictures※
- Clover Works
- Boundary
- Live2D
- ラセングル
- リアルト・エンタテインメント
- アニプレックス・オブ・アメリカ(Aniplex of America)
- 株式会社アニプレックス上海(安尼普(上海)文化艺术有限公司,Aniplex (Shanghai) Ltd.)
- Crunchyroll(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント共同所有)
- ソニー・クリエイティブプロダクツ※
エンタテインメントソリューションビジネスグループ
[編集]- ソニー・ミュージックソリューションズ(旧:ソニー・ミュージックコミュニケーションズ)
- レコードジャケットデザイン・制作・印刷、ソニー・ミュージックスタジオの運営、CD-ROMやDVD-ROMのプレス、CD店の店舗設計、視聴機の開発販売など、音楽ビジネスを包括している。2019年4月1日付を以って同社を存続会社とし、後述するソニーDADCジャパンおよびジャレードを吸収合併、ソニー・ミュージックマーケティングからデジタルマーケティング事業以外の事業譲渡を受け、これにあわせる形で現在の社名となった。近年は映像ソフトの製作委員会にも出資・参画している。
- 上記の通りソニー・ミュージックマーケティングから移譲される形でソニー・ミュージック傘下の各傘下レーベルの営業会社(音楽配信はソニー・ミュージックマーケティングが継続)ともなっており、2024年5月現在、自社系列以外ではアップフロントワークス(zetimaレーベル等)、及びストームレーベルズ(各傘下レーベルを含む。)、コナミデジタルエンタテインメント(各傘下レーベルを含む。)、バンダイナムコミュージックライブ(Glory Heavenレーベル、Purple One Starレーベル等)、タイトー(ZUNTATA RECORDS等)、日音(Anchor Records・ Kisspoint Records等)、ワーナーミュージック・ジャパン(MOON RECORDSなどの傘下レーベルを含む)[23]、トイズファクトリー(各傘下レーベルを含む)、マーベラス(プリキュアシリーズ関連楽曲)等の他社の受託もしている。
- エムオン・エンタテインメント(音楽専門チャンネル「MUSIC ON! TV」の運営、出版事業。2020年4月1日付でソニー・ミュージックソリューションズの子会社となる[24])※
- Zeppホールネットワーク(旧ホールネットワーク→Zeppライブエンタテインメント、ライブハウス「Zepp」の運営)※
- ライブエグザム(Zeppライブエンタテインメントから企画制作部門を分離。バックステージプロジェクトとの合弁)
その他
[編集]- 乃木坂46合同会社(乃木坂46の現メンバー全員および一部元メンバー等のマネジメント、コンサートの企画等)
- Seed & Flower合同会社(櫻坂46、日向坂46、長濱ねる、渡邉理佐、Thinking Dogs等のマネジメント、コンサートの企画等)
- バズウェーブ合同会社(22/7等のマネジメント、コンサートの企画等)
旧グループ会社・レーベル
[編集]- SIREN SONG(Xが1989年にCBS・ソニーからデビューした際に設立されたX専用のレーベル。1992年まで)
- Oo RECORDS(1997年に親会社に吸収)
- TRUE KiSS DiSC(小室哲哉が主宰したレーベル。2001年に活動休止)
- Antinos Records(1994年 - 2004年 2002年7月までグループ会社だったが、エピックレコードに吸収合併され、2004年に運営終了)
- ソニー・ミュージックワークス
- パームビーチ(小坂洋二が代表取締役社長を務めたレーベル。2008年3月31日付でレーベル運営を解消し、事業解散)
- ボイス&ハート(2008年4月にアニプレックス傘下から独立)
- HIT STREET
- ザ・ミュージックカウンシル(2003年設立)
- BMG JAPAN(邦楽部門をアリオラジャパンに、洋楽部門(RCA/JIVEグループ)をソニー・ミュージックジャパンインターナショナルに承継の上、2009年10月1日に親会社に吸収合併され解散)
- ソニー・マガジンズ(2012年4月にミュージック・オン・ティーヴィと合併、エムオン・エンタテインメントの出版メディア事業部門となる)
- クリップゲート(2015年4月1日にレーベルゲートに吸収合併され解散)
- 閃光レーベル(ラジオ番組SCHOOL OF LOCK!のCD発売専用レーベル。2014年夏に閃光ライオットの終了に伴い運営終了)
- スティーズラボミュージック
- オーガスタレコード(オフィスオーガスタのプライベートレーベルとしてアリオラジャパン(旧BMGファンハウス時代に発足)から販売。規格品番はAU(Augusta)。2017年1月にオフィスオーガスタがユニバーサルミュージックと資本提携したのに伴い、同年4月にレーベルごとユニバーサルに移管)
- ソニー・ミュージックアーティスツに合併統合された芸能事務所(ヴィレッジ・ミュージック・ウエストサイドを除く5社は2009年4月1日に再合併して統合)
- Hit & Run
- SMAエンタテインメント(レーベル事業を兼ねる)
- SMAプレイヤーズ
- ニューカム(2012年にソニー・ミュージックアーティスツから独立)
- ブルーワンミュージック(2006年4月1日よりニューカムに事業統合)
- ミュージック・タブロイド
- ヴィレッジミュージック(ヴィレッジ・エーとヴィレッジ・レコードが統合して2006年に設立。レーベル事業も兼ねる。2011年4月にソニー・ミュージックアーティスツに吸収合併)
- ウエストサイド(SME傘下に設立された後、2010年にソニー・ミュージックアーティスツの子会社となる。2012年10月1日に同社に吸収合併し解散)
- ultraCeep(ウルトラシープ)2014年4月に設立。
- ソニーDADCジャパン(レコードプレス子会社として設立後、当社との再統合と再分離を経てソニー完全子会社になった後、2015年4月1日付でSMEの完全子会社を経て2019年4月1日付でソニー・ミュージックコミュニケーションズに吸収合併され法人解散)
- ジャレード(1975年設立。長きに渡って商品配送関係を担当していたが2019年4月1日付を以ってソニー・ミュージックコミュニケーションズに吸収合併され法人解散)
- ソラシア・エンタテインメント(CS放送を中心としたメディア事業(アジアドラマチックTV)、映像コンテンツ事業等。2019年4月1日付でソニー・ミュージックソリューションズに吸収合併され法人解散[24])
- レーベルゲート(2021年4月1日を以って、ソニー・ミュージックソリューションズに吸収合併)
- ソニー・ミュージックアクシス(統括会社における経理・システム・人事・総務・法務の受託業務。2021年4月にSMEJ本体に吸収合併)
- ファニメーション(2022年3月1日、ソニーグループはCrunchyrollとの間でブランド統合を行い[25]、社名をファニメーション・グローバル・グループから、クランチロール, LLCに変更すると発表した[26][27]。一部残るファニメーションのサービスも、やがて完全にCrunchyrollへ統合され[28][29]、2024年4月2日をもってアプリとWebサイトも閉鎖された[30][31])
- ソニー・ミュージックダイレクト - 旧ソニー・ミュージックハウス。旧作音源の再発、通信販売。レーベルとしてSMDR GT musicもある。2022年4月1日にソニー・ミュージックレーベルズに吸収合併)
- デフスターレコーズ(DefSTAR Records) - J-POP等の個性派レーベル。2000年に発足。2015年にエスエムイーレコーズに吸収される形で運営終了。規格品番の販社コードはDF(DefSTAR)。
- Quatro A(2024年10月1日付でアニプレックスへ吸収合併され解散)
- フォワードワークス(2024年10月1日付でアニプレックスへ吸収合併され解散)
所属アーティスト
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
ここでは、各種クレジットのレーベル表記が「Sony Music Entertainment (Japan) Inc.」及び「SMEJ」等とされているアーティストのみ記載する。規格品番はXS。
現所属アーティスト
[編集]- 銀河団(2017年 - )
- DOES(2021年 - )(ソニー・ミュージックレーベルズ内のキューンミュージックから移動)
- YOASOBI[注釈 16](2019年 - )
- やまもとひかる(2019年 - )
かつて所属していたアーティスト
[編集]- arko lemming(2015年 - 2018年)
- 梅田サイファー(2021年)
- Creepy Nuts(2017年 - 2018年)( → ソニー・ミュージックレーベルズ内のソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズに移動)
- クリトリック・リス(2016年 - 2017年)
- Survive Said The Prophet(2018年)( → ソニー・ミュージックレーベルズ内のソニー・ミュージックレコーズに移動)
- TWiN PARADOX(2018年 - 2019年)
- told(2015年 - 2016年)
- ラストヒロイン(2015年)
オープニングロゴ
[編集]- 現在は2019年4月より使用している3代目で、CGアニメーションなどは2代目と同様だが、レーベル名が「Sony Music Labels Inc.」の表記となっている。
- 初代(1991年4月 - 1990年代後期)
- 灰色の背景に、各傘下レーベル名と下に小文字で「Sony Music Entertainmant Japan Inc.」と表記されていた。
- 2代目(1990年代末期 - 2019年3月)
- ブラックバックに、各傘下レーベル名がロゴを光ディスクに回しているCGアニメーションが使用されている。2010年代より文字サイズを変更している。
- ※ただし、EPICレコードジャパン・キューンレコード( → キューンミュージック)・アリオラジャパン・デフスターレコーズ・サクラミュージック等に限ってはレーベルオリジナルのオープニングロゴを使用していたが、3代目と同様に終わってからオリジナルロゴを流すようにしている。
- 初代(1991年4月 - 1990年代後期)
関連項目
[編集]- 着うた/着うたフル/着うたフルプラス - 商標を所有している。
- コピーコントロールCD(CCCD)
- スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス
- ブルースペックCD
- ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
- Tリーグ
- THE FIRST TAKE
- 開運!なんでも鑑定団(テレビ東京) 2009年1月 - 不定期
- DeepTV.art
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ のちにWMA方式も登場している。
- ^ この当時はアルファベットが登記上使用できなかったため、実際の表記はシービーエス・ソニーレコード株式会社として登記された。詳しくは「商号#商号登記」を参照されたい。
- ^ この当時もアルファベットが登記上使用できなかったため、実際の表記は株式会社シービーエス・ソニーとして登記された。詳しくは「商号#商号登記」を参照されたい。
- ^ 16ビット直線量子化を実現した初のPCMプロセッサー。ちなみに、サンプリング周波数は44.056kHzだった。このプロセッサーは後に改良版が、PCM-1600として翌年に発売された。
- ^ 16ビット直線量子化、サンプリング周波数:44.056kHz。録音媒体には3/4インチのU規格VTRを使用。
- ^ この当時もアルファベットが登記上使用できなかったため、実際の表記は株式会社エピック・ソニーとして登記された。詳しくは「商号#商号登記」を参照されたい。
- ^ 1インチテープ使用。16ビット直線量子化、サンプリング周波数は50.35kHzで、後に改良して44.1kHzにも対応できる様にした。
- ^ 16ビット直線量子化、サンプリング周波数は44.056kHzと44.1kHzと、記録用に使用するVTRによって自動認識するものである。
- ^ 当時、新たに開発したDASHフォーマットを使った初のPCMマルチレコーダーである。1/2インチテープ使用、16ビット直線量子化。サンプリング周波数は44.1kHzと48kHzの2つに対応している。値段は3300万円。
- ^ ちなみにCDソフト第1号は、ビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』(35DP1)だが、クラシック第1号は、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による、ベートーヴェン作曲交響曲第5番「運命」&シューベルト作曲「未完成交響曲」の日本デジタルライヴ録音(38DC1)、邦楽第1号は、大滝詠一の『A LONG VACATION』(35DH1)。ちなみに、発売当初の値段は、デジタル録音物が1枚3800円、アナログ録音物が1枚3500円だった。
- ^ この当時もアルファベットが登記上使用できなかったため、実際の表記は株式会社シービーエス・ソニーグループとして登記された。詳しくは「商号#商号登記」を参照されたい。
- ^ 技術的スペックはPCM-1610と同一だが、前記発売時後のデジタル技術の発達により、A/D、D/Aの各コンバーター部分等が改良されている。
- ^ DASHフォーマットを使った48チャンネルマルチとしては初のPCMマルチレコーダーである。1/2インチテープ使用、16ビット直線量子化。サンプリング周波数は44.1kHzと48kHzの2つに対応、PCM-3324との互換性を有する特長がある。値段は3800万円。
- ^ 2024年6月、ジャニーズ事務所から商号変更したSMILE-UP.は同ビルをヒューリックに売却した[15]。
- ^ 前者はユニバーサル ミュージックLLCが、中者と後者は日本コロムビアがそれぞれ著作権および原版使用権を管理している。
- ^ 各種ダウンロード・ストリーミング配信におけるレーベル表記は「YOASOBI」である。
出典
[編集]- ^ a b c d e f 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 令和5年度決算公告、2024年(令和6年)7月10日付「官報」(号外第165号)125頁。
- ^ タイムカプセル Vol.15: 1968年、CBS・ソニーレコード創業 ソニーの音楽ビジネスは40年前のこの新聞広告から始まった - ソニー 2008年7月28日(2019年8月29日閲覧)
- ^ “(株)ソニー・ミュージックエンタテインメントによる株式会社BMG JAPAN 完全子会社化” (PDF). ソニー (2008年10月2日). 2014年4月2日閲覧。
- ^ ソニー、レコード国内生産を29年ぶり再開 人気再燃受け、ITmedia、2017年6月29日
- ^ “SME、光ディスク製造のソニーDADCジャパンを完全子会社化”. AV Watch (インプレス). (2015年3月10日) 2015年3月10日閲覧。
- ^ “レーベルゲートが4/1付でクリップゲートと合併、放送と通信を統合”. Musicman-NET (F.B.Communications Inc. & Magnet Co.,Ltd). (2015年2月25日) 2015年2月25日閲覧。
- ^ “ソニー、レコード国内生産を29年ぶり再開 人気再燃受け”. ニュースサイト. 2017年7月15日閲覧。
- ^ “ソニー、レコード国内生産を29年ぶり再開 人気再燃受け”. オリコン、ニュースサイト. 2017年7月15日閲覧。
- ^ “アナログ盤マシン導入。レーベル超えて柔軟なレコード制作に対応”. ニュースサイト. 2017年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月15日閲覧。
- ^ “アナログレコードの制作・製造を本格的にスタート”. ソニーミュージック・プレスリリース. 2017年7月15日閲覧。
- ^ ソニーミュージックグループ内でアナログレコードの一貫生産が可能に ディスク製造工場にアナログレコード用スタンパー製造設備を導入 自社生産復活第1弾は大瀧詠一作品集、ビリー・ジョエルの2タイトルに決定、Sony Music Group Company Site、2018年1月25日
- ^ a b 当社所有の敷地・建物「SME 市ヶ谷ビル」及び「SME 乃木坂ビル」譲渡に関するお知らせ、Sony Music Group Company Site、2018年2月15日
- ^ 赤坂のSME乃木坂ビル、ジャニーズ事務所に売却、日刊スポーツ、2018年2月17日
- ^ ジャニーズ事務所が本社を移転へ…現在地から数百メートル、スポーツ報知、2018年2月17日
- ^ “【売買】乃木坂のスマイルアップ本社ビルを取得、ヒューリック”. 日経不動産マーケット情報 (株式会社日経BP). (2024年9月24日) 2024年9月24日閲覧。
- ^ 武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス
- ^ 会社分割による子会社設立に関するお知らせ、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、2021年4月1日
- ^ 子会社設立に関するお知らせ、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、2021年4月1日
- ^ 株式会社ソニー・ミュージックマーケティング 商号変更に関するお知らせ、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、2021年4月1日
- ^ グループ会社再編に関するお知らせ、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、2021年2月16日
- ^ グループ会社再編に関するお知らせ(株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)
- ^ 株式会社 Zepp ホールネットワークの全株式取得に関するお知らせ
- ^ “ワーナー、CD/DVD等パッケージ商品の小売販売・流通業務をソニー・ミュージックマーケティングへ委託 musicman”. エフ・ビー・コミュニケーションズ (2017年5月31日). 2024年10月29日閲覧。
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- ^ "Anime Fans Win As Funimation Global Group Content Moves to Crunchyroll Starting Today" (Press release). Sony Pictures. 1 March 2022. 2022年3月4日閲覧。
- ^ 数土直志 (2022年9月27日). “クランチロールはどんな作品を世界に届けるのか? 末平アサ氏(チーフコンテンツオフィサー)インタビュー”. アニメーションビジネス・ジャーナル. 2022年11月4日閲覧。
- ^ 数土直志 (2022年10月1日). “配信・劇場はアニメの旅の出発点、クランチロール / ミッチェル・バーガー氏インタビュー”. アニメーションビジネス・ジャーナル. 2022年12月19日閲覧。
- ^ Pineda, Rafael (February 7, 2024). “Funimation App Shuts Down on April 2 as Its Accounts Merge With Crunchyroll”. Anime News Network. February 8, 2024時点のオリジナルよりアーカイブ。February 8, 2024閲覧。
- ^ “Funimation End of Services”. Crunchyroll. Crunchyroll, LLC (2024年). 2024年5月5日閲覧。