SMAIL
開発元 | PicoLix Design |
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初版 | 1998年7月7日 |
最新版 |
5.02
/ 2024年8月4日 |
対応OS | Microsoft Windows |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | 電子メールクライアント |
ライセンス | フリーウェア |
公式サイト | Picolix Design(ピコリックス・デザイン) |
SMAIL(エスメール)は、PicoLix Design (ピコリックス・デザイン)のEva Library(苗場翔)が製作したMicrosoft Windows向けコマンドライン送信専用の電子メールクライアント。
概要
[編集]SMAILは、Windowsのコマンドプロンプト(またはMS-DOSプロンプト)から起動して利用できるCLIプログラムで送信専用の電子メールクライントである。[1]
複数ファイルの添付、複数CC/BCCの指定、重要度の指定などが可能。POP before SMTP/APOPやSMTP認証(AUTH CRAM-MD5,AUTH PLAIN,AUTH LOGIN,AUTH XOAUTH2)等にも対応している。
SSL接続 TLS接続(TLSv1.0~TLSv1.3)に対応しSMTPS/POPS(SMTP/POP over SSL, STARTTLS) が利用できる。
UTF8/8bit/base64/quoted printableに対応。
SSL通信にはOpenSSLを搭載しており、都度バージョン対応を行っている。
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Gmail OAuth2,Microsft Office365 OAuth2のリフレッシュトークン取得用のGUIツール
SmailRefreshToken.exeが付属している。
HTML形式のメール送信をサポートしている。
特徴
[編集]SMAILの特徴は、以下の通りである。
1998年にリリースされ、バッチ処理に組み込んで利用するユーザが多い。[14]システムの自動監視の結果内容のメール送信の組み込みにも適している。 [15] [16] [17] [18] [19] [20] WEBサービスからの起動も可能で、特にSSL接続 TLS接続を有するメールサーバへの送信に対応している。 フリーウェアーで、商用利用も可能(ただし商用の場合は、使用開始連絡が必要である。)
なお、Windows 7、Windows Server 2008 以降のタスク スケジューラでは、メール送信のトリガーは機能するが実行は非推奨とされ、Windows 8、Windows Server 2012 では、ついにメール送信のトリガーは機能しなくなった。そのため、SMAIL のようなメール送信組み込みの有用性はさらに高まっている。
主なバージョン
[編集]バージョン | リリース日 | メールヘッダー |
---|---|---|
2.0b | 1999年9月28日 | X-Priority:
|
3.00 | 2004年1月11日 | X-mailer:
|
4.07 | 2007年3月3日 | Message-ID:
|
4.30 | 2021年8月29日 | In-Reply-To: References:
|
バージョン | リリース日 | メールプロトコル |
---|---|---|
3.02 | 2004年1月21日 | POP before SMTP
|
3.04 | 2004年3月25日 | APOP
|
3.05 | 2004年4月18日 | SMTP認証(AUTH CRAM-MD5,AUTH PLAIN,AUTH LOGIN)
|
4.00 | 2005年1月25日 | POP/SMTP over SSL (SSLv2,SSLv3,TLSv1)
|
4.01 | 2005年2月19日 | POP over SSL
|
4.12 | 2011年4月17日 | STARTTLS
|
4.21 | 2018年12月23日 | TLSv1.3
|
4.26 | 2020年11月1日 | |
4.29 | 2021年6月22日 | SMTP認証(Microsft Office365 OAuth2)
|
バージョン | リリース日 | OpenSSLバージョン |
---|---|---|
4.00 | 2005年1月25日 | 0.9.7.e |
4.02 | 2005年8月21日 | 0.9.8 |
4.09 | 2007年12月3日 | 0.9.8g |
4.10 | 2010年3月29日 | 1.0.0 |
4.12 | 2011年4月17日 | 1.0.0d |
4.14 | 2012年6月23日 | 1.0.0e |
4.18 | 2014年4月20日 | 1.0.0g |
4.191 | 2016年3月6日 | 1.0.2f |
4.20 | 2017年1月23日 | 1.0.2j |
4.21 | 2018年12月23日 | 1.1.1a |
4.23 | 2020年3月17日 | 1.1.1e |
4.24 | 2020年9月22日 | 1.1.1g |
4.25 | 2020年9月23日 | 1.1.1h |
4.27 | 2020年12月12日 | 1.1.1i |
4.28 | 2021年4月3日 | 1.1.1k |
4.30 | 2021年8月29日 | 1.1.1l |
5.00 | 2022年4月29日 | 1.1.1n,3.0.2(64ビット版) |
5.01 | 2022年11月3日 | 1.1.1s,3.0.7(64ビット版) |
5.02 | 2024年8月4日 | 3.3.1(32/64ビット版) |
外部リンク
[編集]- SMAIL 公式ページ
- 苗場翔 / ピコリックス・デザイン (@nae2sho) - X(旧Twitter)
脚注
[編集]- ^ “ベクター - 【レビュー】ベクター 新着ソフトレビュー”. www.vector.co.jp. 2004年10月13日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 アップデート情報 5月12日”. forest.watch.impress.co.jp. 2003年5月12日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 アップデート情報 1月16日”. forest.watch.impress.co.jp. 2004年1月16日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 9月25日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2020年9月25日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 11月4日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 12月14日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2020年12月14日閲覧。
- ^ “CVE.report - Social Mentions / 脆弱性対応情報 CVE-2021-23840 ―”. 2021年2月26日閲覧。
- ^ “CVE.report - Social Mentions / 脆弱性対応情報 CVE-2021-23841 ―”. 2021年2月26日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 2021年4月5日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2021年4月5日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 2021年6月22日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2021年6月22日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 2021年8月29日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 2021年9月14日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2021年9月14日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【NEWS】窓の杜 2022年11月7日ダイジェストニュース‐ソフトウエア―”. forest.watch.impress.co.jp. 2022年11月7日閲覧。
- ^ “アイティメディア - 【Wgetとメールを使ったお手軽サーバ死活監視 (2/2)”. www.atmarkit.co.jp/. 2013年7月17日閲覧。
- ^ 2008年 種の多様性調査(神奈川県)報告書 13頁
- ^ 2008年 WebGIS を用いた野生動物目撃情報登録システムの開発 3頁
- ^ 第17回地理情報システム学会講演論文集 503頁
- ^ 山崎俊彦「環境の構築と簡単なサンプルの作成」『映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア』第64巻第1号、映像情報メディア学会、2010年1月、71-75(p.73)、doi:10.3169/itej.64.71、ISSN 13426907、NAID 110009669452。
- ^ 金井塚祐子, 諏訪敬祐「Kinectを用いた重度障がい者のための支援システム」(PDF)『東京都市大学横浜キャンパス情報メディアジャーナル』第18号、東京都市大学環境情報学部情報メディアジャーナル編集委員会、2017年4月、42-49(p.44)、ISSN 2187-8390、NAID 40021231580、NDLJP:10950266。
- ^ メール機能付き監視カメラ 2頁