NX海運
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒105-0021 東京都千代田区神田和泉町2番地 NXグループビル 北緯35度41分56.1秒 東経139度46分47.0秒 / 北緯35.698917度 東経139.779722度座標: 北緯35度41分56.1秒 東経139度46分47.0秒 / 北緯35.698917度 東経139.779722度 |
設立 |
1957年(昭和32年)9月10日 (日本埠頭海運株式会社) |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 6010401051206 |
事業内容 | 海上貨物運送業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 森下武 |
資本金 | 10億円 |
売上高 |
138億1600万円 (2022年12月31日時点)[1] |
営業利益 |
4億1300万円 (2022年12月31日時点)[1] |
経常利益 |
4億1500万円 (2022年12月31日時点)[1] |
純利益 |
2億9200万円 (2022年12月31日時点)[1] |
純資産 |
79億3300万円 (2022年12月31日時点)[1] |
総資産 |
114億1800万円 (2022年12月31日時点)[1] |
従業員数 | 129名 |
決算期 | 3月31日 |
所有者 | NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 |
主要株主 | 日本通運株式会社 |
外部リンク | https://www.nipponkaiun.com/ |
NX海運株式会社(エヌエックスかいうん)は、東京都千代田区に本社を置く、NXグループの海運会社である。貨物船の定期航路のほか、一般貨物船・特殊貨物船などを運航している。
親会社である日本通運の単独株式移転による持株会社制への移行並びにグループブランドシンボル「NX」の導入に伴い、2022年1月に日本海運株式会社(にっぽんかいうん)から社名変更された[2]。
航路
[編集]定期航路
[編集]定期航路は、日本通運の内航海上輸送部門を担うものとして運航されている。なお、いずれの航路もコンテナ積載や他の航路への中継輸送が可能となっている。
- 東京から苫小牧へは週5便、釧路へは週1~2便(うち大阪経由苫小牧・釧路へ1~2便)運航している。
- 2003年より商船三井フェリーと共同運航を開始、翌年から週6便のデイリー運航[11]。
かつて就航していた主な航路
[編集]- ニュージャンボフェリー(高松 - 神戸航路)
- 四国フェリーとの共同運航[15]。日本海運による運航便は「ニュージャンボ神高フェリー」と呼ばれ、運航開始から数年間は日本通運本体が運航していた。
- 航路は並航していたジャンボフェリーと同一であるほか、運賃も同額であったが、回数券などの共用はなされていなかった。また、ジャンボフェリーを運航していた関西汽船および加藤汽船との協定により、就航から1986年12月26日[16]までは旅客のみの扱いができず、徒歩客の乗船はできなかった。なお、徒歩客の扱いを開始した後も、歩行者専用の連絡通路ではなく、車両甲板から乗下船していた。一方、車両については高松東港での乗用車の積み下ろしは船尾に備え付けられていたランプウェイを使用していた[注 2]。
- 旅客施設は、東神戸フェリーセンターについては各社とも同じ施設を利用、高松東港については関西汽船・加藤汽船が管理していたターミナルビルの一部を間借りしていた。(共同運航相手の四国フェリーのみ別の場所に自社施設を設けていた。)
- 1998年4月5日に開通した明石海峡大橋の影響により廃止された[15]。
船舶
[編集]就航中の船舶
[編集]一般型貨物船のほか、RO-RO船、コンテナ船、特殊貨物船(台船)、各種専用船を保有している。保有船舶は計31隻(94,062総トン)となっている。ファンネルマークは白地にNXグループのロゴマークと上下に紺色のラインをあしらう。日本海運時代には黄色を基調に日本通運の丸通マークや赤丸に白く「N」を描いた自社のロゴマークをあしらっていた。
RO-RO船
[編集]- ひまわり1
- 2001年4月竣工、内海造船瀬戸田工場建造
- 7,323総トン、4,000載貨重量トン、全長161.10m、型幅24.00m、型深さ12.00m、満載喫水6.40m、ディーゼル(日立 MAN-B&W 12L50MC)1基、機関出力23,000PS、航海速力23.0ノット、12フィートコンテナ266個、シャーシ50台
- ひまわり2
- 2001年7月竣工、内海造船瀬戸田工場建造
- 7,323総トン、4,000載貨重量トン、全長161.15m、型幅24.00m、型深さ12.00m、満載喫水6.40m、ディーゼル(日立 MAN-B&W 12L50MC)1基、機関出力23,000PS、航海速力23.0ノット、12フィートコンテナ266個、シャーシ50台
- ひまわり5
- ひまわり6
- 2003年12月22日竣工、三菱重工業下関造船所建造
- 10,471総トン、6,206重量トン、全長166.90m、幅27.00m、深さ19.94m、満載喫水6.62m、航海速力23.0ノット、機関出力15,345kW、乗用車251台、シャーシ160台
- ひまわり7
- ひまわり8
- ひまわり9
専用船
[編集]- 第1陽周丸(セメント船)
- 第5陽周丸(セメント船)
- 黄隆丸 - 鋼材輸送
- 光洋丸 (自動車運搬船)RORO
- 照射済核燃料運搬専用船
- 低レベル放射性廃棄物運搬専用船
かつて就航していた主な船舶
[編集]- 1970年9月竣工、同年10月就航。2663.5総トン、全長98.3m、幅16.4m、出力7,200馬力、航海速力18.7ノット(最大19.9ノット)。単胴船。
- 旅客定員662名。車両積載数:乗用車50台、トラック(8t換算)80台。福岡造船建造。
- 「ニュージャンボフェリー」に就航。1978年頃、船体延長工事施工[要出典]。1990年、フィリピンに売却。
- 1989年11月竣工・就航。3,661総トン、全長114.7m、幅20.2m、出力11,400馬力、航海速力19.5ノット(最大20.5ノット)。単胴船。
- 旅客定員495名。車両積載数:乗用車67台、トラック(8t換算)62台。福岡造船建造。
- 「ニュージャンボフェリー」に就航。船体には青いラインに青のNマークが塗装されていた。航路廃止後は関西汽船が購入する計画もあったが[要出典]、2000年に台湾に売却。2003年、ギリシャに売却。
- うらが丸(コンテナ船)
- 1997年竣工。5,818総トン、全長 : 137.31m、幅 : 20.0m、深 : 9.0m、出力 : 13580馬力、航海速力 : 20.6ノット。
- 最大積載コンテナ個数434個(12ft換算)。内海造船瀬戸田工場建造。
- 2012年4月、「おやしおライン」終航とともに解役。海外売船され、現在、"HANSUNG INCHEON"(船籍 : 韓国)として就航中[18]。
- ひまわり3(RO-RO船)
- 1997年竣工。全長132.82m、幅21.4m、出力16,830馬力、航海速力21.5ノット。
- 車輛積載数12mシャーシ20台、最大積載コンテナ個数300個(12ft換算)。福岡造船建造。
- 1988年11月竣工・就役。2,012総トン、全長 : 86.00m、型幅 : 14.50m、深 : 6.50m、出力 : 2200馬力、航海速力 : 12.50ノット
- 積載トン数4,000トン。神田造船所川尻工場建造。
- 2016年11月28日解役[21]。
- 太陽(特別管理廃棄物輸送船)
拠点
[編集]- 福山事業所 - 広島県福山市に所在。主に専用船事業(鋼材輸送)を担当。
- 広島事業所 - 広島県広島市、主に専用船事業(自動車輸送)を担当。
- 周南事業所 - 山口県周南市、主に専用船事業(セメント輸送)を担当。
- 高松営業所 - 香川県香川郡直島町[22] 、主にリサイクル事業 [注 3] を担当。
- 六ヶ所事務所 - 青森県上北郡六ヶ所村
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f NX海運株式会社 第83期決算公告
- ^ 『経営体制変更およびグループブランド導入に伴うグループ会社の社名変更のご案内』(PDF)(プレスリリース)日本通運株式会社、2021年11月16日 。2022年1月1日閲覧。
- ^ a b 定期航路サービス - 日本海運
- ^ ニュースリリース一覧(2001年)> 日通2001年度の内航海上システム取扱い実績 - 日本通運
- ^ ニュースリリース一覧(2002年)> 日通2002年度の内航海上システム取扱い実績 - 日本通運
- ^ 国内海上定期航路の配船変更について 2012年3月16日 - ニュースリリース(2012年) - 日本通運株式会社
- ^ 3月11日 定期航路就航船舶の寄港地および寄港便数の変更について - 日本海運株式会社
- ^ 「北海道~東京~大阪航路」で日本通運と栗林商船が提携 2015年7月2日 - 日本通運
- ^ a b 九州(博多)航路 <RORO船> - 貨物輸送サービストップ> 海上輸送 - 商船三井フェリー。同社では就航航路に対して、特に愛称を名付けていない。なお商船三井フェリー社の九州航路には、(旧)九州急行フェリー社から引き継いだ大分・苅田航路があることから、括弧書きにて「(博多)」と但書きがされている。
- ^ 運航船舶 くろしおライン - 定期航路サービス 日本海運。就航船は2隻ともRO-RO船
- ^ 日本通運・商船三井フェリー 東京〜博多航路において共同運航を開始(2003/10/23)〜新造高速RORO船4隻を順次投入〜 - 日本通運 - ウェイバックマシン(2003年12月9日アーカイブ分) 2003年12月9日閲覧
- ^ 瀬戸内ライン - 日本通運 - ウェイバックマシン(2003年8月3日アーカイブ分) 2003年8月3日閲覧。リンク先によると、毎週木曜日に東京港を出航し一週間かけて習志野→阪南港→宇部港→松山港→玉島港→阪南港→小松島港→東京港の順に廻る航路。
- ^ コンテナ専用船「興徳丸」の要目。全長 : 90.8m、全幅 : 15.4m、総トン数 : 1,995トン、載貨トン数 : 1,694トン、航海速力 : 14.5ノット、最大積載コンテナ個数200個(12ft換算)(出典 : 日通 内航海運のサービスを強化(2002/03/28) - 日本通運 - ウェイバックマシン(2003年12月25日アーカイブ分) 2003年12月25日閲覧)
- ^ 内航海上輸送 - 日本通運 - ウェイバックマシン(2003年10月16日アーカイブ分) 2003年10月16日閲覧。なお、同ページ内に「日本海ライン」の記述があるが詳細不明。
- ^ a b c “神戸-高松の旅客航路廃止 日本海運と四国フェリー”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1998年9月11日)
- ^ 日本海運パンフレット お客さま各位 日本海運株式会社 昭和61年12月27日 12月27日からお車なしでご乗船ができるようになりました
- ^ a b 日本のカーフェリー -その揺籃から今日まで- (世界の艦船 別冊) - 海人社(2009年3月) JANコード 4910056040393
- ^ HANSUNG INCHEON - MarineTraffic
- ^ SEODONG SKY - Marine Traffic
- ^ SEODONG SKY - 9179878 - RO-RO/PASSENGER SHIP - maritime-connector.com。(2016年11月閲覧)
- ^ a b 第二陽周丸の Last Voyage 2016年11月30日 - お知らせ 日本海運株式会社
- ^ 事業所一覧 - 日本海運株式会社。資料ページによると、高松営業所は、香川県環境森林部が管理する直島環境センターに所在する。
関連項目
[編集]- 日本の企業一覧 (海運)
- さんふらわあ
- 核燃料サイクル
- 津国汽船 - 宇高航路で「日通フェリー」を運航していた。