Mr.ETC
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Mr.ETC(ミスター・イーティーシー)は、首都高速道路株式会社が主にETC普及・利用促進のために活用しているキャラクターである[1]。
概要
[編集]白い車型の顔にETCの文字で表情を作り上げている。コマーシャルなどでMr.ETCの声を担当しているのはタレントの松尾貴史。ライバルは東日本旅客鉄道のSuicaペンギン[2]。チーム・マイナス6%チーム員ナンバー 564でもある[3]。
2008年「日経エンタテインメント」第3回勝手にエンタ大賞!「あまりにド真面目すぎるで賞」を受賞[4][5]。
関係する女性キャラクターとして、Ms.カレージョETC(「カレージョ」とは「 (ETC) カード差込済みを確認」「ETCレーンを確認」「ゲート付近はジョコウ(徐行)」というETCゲートへの進入手順から命名)がいる。TVコマーシャル「カレージョのお出かけ篇」の歌は篠原ともえが担当していた(現在は放送終了)。
誕生までの経緯とその後の進化
[編集]- 首都高速道路が2006年(平成18年)2月に実施したETCキャンペーン「『首都高』今こそETCキャンペーン」においてMr.ETCをメインビジュアルとして採用したのが最初である。
- 2007年(平成19年)4月には首都高速道路に入社し、ETC推進グループに配属された[6]。当初は単一のデザインのみであったが、ETCのキャンペーンにあわせて様々な変身版が現れている。例えば、季節にあわせた装い、ちょい悪オヤジ風、シャーロック・ホームズ風、アフロヘア風などである[7]。
- 平面デザインから立体デザインに進化し、かぶり物やペコちゃん人形風のETC人形が製作され、首都高速道路のパーキングエリアなどにお目見えした[8]。
- 2008年4月からの首都高速道路プチタビキャンペーンでは、フーテンの寅さん風の帽子と鞄の出で立ちで登場するに至った[9]。
- イベントでは、小池百合子元環境大臣や元モーニング娘。の加護亜依、平城遷都1300年記念事業マスコットのせんとくん、元読売ジャイアンツの宮本和知らアスリート達[1]、東京消防庁のキュータ[2]ともツーショット撮影している[10][11][12]。
- 2008年11月のキャンペーンでは、丸井ブランドのビサルノより衣装協力を得ている[13]。
- 『走り塾』では、国会議事堂前を激走するMr.ETCを見ることができる。
- 2008年12月25日から、キャラクターグッズが発売開始となった[14]。
- 2009年2月からは、アディダスジャパンより衣装協力を得て[3]、同年3月1日の東京レインボーウォークでは、全身をアディダスウェアに身を包んでいる[15]。
- プチタビの動画では、「NIGHT OF FIRE」を踊りきっている[4]。しかし、長州小力バージョンの「NIGHT OF FIRE」らしきものも踊っているが[5]、こちらは完全にマスターしきれていないようである。
- 東日本高速道路の「高速人CAR」をバックに「NIGHT OF FIRE」を踊っているところ[6]を見る限りでは、いわゆるハチロク(AE86型カローラレビン、スプリンタートレノ)や頭文字D、パラパラを知る世代のようである。
- 三洋電機のキャラクター、エネルーピーと仲がいい[7]。
- 横浜F・マリノスのキャラクター、マリノスケとPK対決をしている[8]。
性格・特徴など
[編集]- 性別は男性。年齢は不詳だが、ETC販売促進のために様々な現場に頻繁に現れる。身長はポスターの写真からは、かなりの長身かつスマートに見え、常にETCカラーである紫色のネクタイで決めている。
- 性格は明朗。おおらかで、のんびり屋。シャイである。世事にたけていて、皮肉のきいたユーモアを好む一方、鳥や花やモーツァルトを愛する面もある。老若男女を問わず万人から愛されるキャラクター。
- 常に首都高速道路についての満足度を気にしており、街でいろいろな人に評判を聞いている。
- Mr.ETCの両眼は、自動車にETC車載器が付いていない状態ではただの青点であり、ETC車載器が搭載されると、EとCに変化するようになっている。
- 2008年3月の「おかげさまで80%」キャンペーンポスターでは、Mr.ETCの両眼がピンク色の「8」と「0」になっており、ETC利用率80%の達成を目まで使って喜んでいた。
家族・仲間
[編集]- 2007年4月28日から2007年5月6日の「首都高ETCゴールデンウィークキャンペーン」ポスター[9]では、Mr.ETCが妻と覚しき女性、子供といっしょに「今年もゴールデンな思い出つくろう」とささやいているので、家族持ちであると考えられる。
- 仲間については、元祖は乗用車タイプであるが、自動車の種類に合わせて、RV、スポーツカー、ミニバン、タクシー、軽自動車、トラック、バス、黄色パトカー、バイクなど様々な仲間がいる[16]。
動画
[編集]Mr.ETCが登場する動画としては、プチタビ公式サイトとその中にあるMr.ETC目撃情報があり、さまざまな場所に登場しておどけたり、失敗しているMr.ETCを見ることができる。
『走り塾』
[編集]『走り塾』とは、Mr.ETCが首都高速道路の料金所付近を激走するYouTube動画のことである。「番外編」として、首都高速道路料金所付近以外を走る動画もある。動画と一緒にMr.ETCの出没場所の壁紙が用意されている。走るときは左腕に東京スマートドライバーの腕章を巻いている。
Mr.ETCが登場するキャンペーン
[編集]Mr.ETCがメインビジュアルとして登場した首都高速道路のキャンペーン
- Mr.ETC誕生から2008年3月頃まではETC普及のためにETCをプレゼント、割引するキャンペーンがメインであったが、2008年4月から始まった「プチタビ」キャンペーンから、他企業とのコラボレーションを積極的に行うキャンペーンに移行しつつある。
- 「プチタビ@銀座」キャンペーンでは、協賛企業にエイベックスを巻き込み、「奇跡のコラボレーション」と謳い、首都高速道路DVD発売まで実現した。
- 「プチタビ@横浜」キャンペーンでは、賞品として日産自動車のマイクラC Cが用意された。
- 「プチタビ@横浜パート2」キャンペーンでは、「プチタビ@横浜」キャンペーンに引き続き日産自動車のキューブが賞品として提供された。
- 「プチタビ夏休み」キャンペーンでは、日産自動車のセレナが賞品として提供された。
2006年
[編集]2007年
[編集]- ETCプレゼントキャンペーンパート2
- プリンターセットETCプレゼントキャンペーン
- 「5,000台に、当たる」ETCプレゼントキャンペーン
- ETCパーソナルカード年会費無料キャンペーン
2007年
[編集]- ETCスクラッチキャンペーン
- 首都高ETCゴールデンウィークキャンペーン
- ETCプレゼントキャンペーンパート3
- レッツETCデビューキャンペーン夏
- ETCパーソナルカード3つのキャンペーン
- ETCスクラッチキャンペーンパート2
- バイクETCスクラッチキャンペーン
2008年
[編集]- レッツバイクETCデビューキャンペーン
- 「10,000人に、ETC当たる」ETCプレゼントキャンペーン
- プチタビtoお台場
- プチタビ@銀座×タイムズたのしい街
- バイクETCスクラッチキャンペーンパート2
- プチタビ@横浜×タイムズたのしい街
- バイクETCスクラッチキャンペーンパート3
2009年
[編集]CM
[編集]テレビ
[編集]- デビュー篇
- ぼちぼち篇
- そろそろ篇
- おかんがえ篇
- 意見を聞く篇
- キャベツ篇
- 耳をすませば篇
脚注
[編集]- ^ リクナビ:首都高速道路株式会社 人事担当者ブログ はじめまして首都高です!!
- ^ 夕刊フジ:首都高の顔「Mr.ETC」って?
- ^ チーム・マイナス6%:キャラクターチーム員
- ^ Mr.ETCの部屋:日経エンタテインメントの「勝手にエンタ大賞」ゆるくないキャラ部門にてMr.ETCが「あまりに真面目すぎるで賞」を受賞しました!
- ^ Mr.ETCのブログ:「あまりにド真面目すぎるで賞」受賞!
- ^ 首都高速道路株式会社:新入社員入社式のご案内
- ^ 首都高速道路公式サイトの各所で見ることが出来る。
- ^ Waku-P ブログ! - 「Mr.ETC」君
- ^ 首都高に乗って横浜をプチタビしようキャンペーン
- ^ Mr.ETCのブログ:打ち水大作戦2008
- ^ Mr.ETCのブログ:加護ちゃんねる。
- ^ Mr.ETCのブログ:せんとくん
- ^ プチタビ@横浜×タイムズたのしい街
- ^ 首都高速道路株式会社:首都高キャラクターグッズの発売について
- ^ Mr.ETCのブログ:東京レインボーウォークに行きました!
- ^ 首都高速道路株式会社:Mr.ETCポスターギャラリー