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Mindustry

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Mindustry
Mindustry-logo
ジャンル タワーディフェンスストラテジー
対応機種 Android
iOS
Windows
Mac OSX
SteamOS Linux
開発元 AnukenDev
運営元 AnukenDev
バージョン v7-146(2023年9月4日)
人数 1人
複数人
メディア

ダウンロード
Windows・Mac OSX・SteamOS Linux:200MB
iOS:172MB

Android:60MB
運営開始日

Android・iOS:2017年10月17日

Windows・Mac OSX・SteamOS Linux:2019年9月27日
利用料金

Android:基本料金無料[1]
iOS:300円[2]

Steam:1010円[3]
必要環境

OS: Windows 7/8/10/11
Mac OSX 10.9
SteamOS Linux
メモリー: 1 GB RAM
グラフィック: Any card with OpenGL 2.0 support and the framebuffer_object extension

ストレージ: 200 MB 利用可能
対応言語 日本語、英語、ポルトガル語(ポルトガル、ブラジル)、中国繁体字、中国簡体字、フランス語、ドイツ語、韓国語、ポーランド語、ロシア語、ウクライナ語、スウェーデン語、チェコ語、ルーマニア語、ベトナム語、トルコ語、バスク語、カタルーニャ語、router
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Mindustry(ミンダストリー)は、2017年10月17日Google Play Store[1]App Store[2]において2019年9月27日[3]SteamにおいてAnukenDevがリリースしたタワーディフェンスゲーム。

当初はフリーゲームとして公開され、Ver.5以後内容が大規模に刷新・追加されたインディーズゲームとなった。Ver.4以前の内容については後述する派生アプリケーション「Mindustry Classic」の形で公開を継続している。

タワーディフェンスに工場建設シミュレーションなどの要素が追加されており、その組み合わせのカジュアルさを求めたゲームである[4]

ゲーム内容

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プレイヤーは自機を操作してプレイする。この自機はある程度の戦闘能力を有しており、一定のラインまで戦闘することができる[5]

ゲームを始めると、以下のモードを選択できる。

  • ひたすらに惑星を攻略する「遠征」モード
  • 自分でステージを作れる「エディター」モード
  • 自分で作ったステージやテンプレートステージで遊べる「カスタムプレイ」モード
  • 公開されているサーバーに参加できる「マルチプレイ」モード

惑星は今のところ2つあり、それぞれ「セルプロ(Serpulo)」、「Erekir(エレキル)」と名前がついている。セルプロは271個のセクター(ステージ)に分かれており、セクターには5段階の難易度、リミットまでひたすら敵の攻勢を耐えるセクター、敵の攻勢に耐えつつ敵の基地を破壊するセクターの種別がある[6][5]。 Erekirも数十個のセクターがあるが、少しセルプロとは仕様が違う。

ゲームモード

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ゲーム画面

遠征

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遠征モードを始めるとプレイヤーは最初のセクターに出発し、そこで基本的なチュートリアルを行う。チュートリアルを行うと、初期のドリルベルトコンベアや、初期の砲台(タレット)、初歩的な壁などが研究できる。チュートリアルが終わり次第、敵のユニットが出現して攻めてくる[注釈 1]ため、資材を消費して防衛前線[注釈 2]を組み立てる必要がある。最初は貴重度も低い僅かしか資源が採れず、防衛前線も貧弱なものしか組み立てられないが[7]、セクターをクリアすると資材を消費して研究を進められるようになり、より貴重度の高い資源を大量に採れるようになったり、資源をを加工してより高度なものを作れたりする。これを利用して工場の最適化をすると[8]、より強力な防衛前線を組み立てることが可能になる[7]。セクターを進めるごとに敵が強くなったり、出現する敵が特性を持ったりするのでそれにあった防衛前線を組み立てる必要もある。これを繰り返し、最終セクターをクリアするのがこのゲームの目標になる[6]。最短で18個の、名前がついているセクターを攻略すればクリアだが、他の番号のみのセクターもすべて攻略できる。敵と同じユニットを製造して防衛あるいは採掘や建設に当たらせたり、敵側施設に攻勢をかけることもできる。セクターごとに地形埋蔵資源量が違うので注意しなければならない。番号のみのセクターには隣り合っているセクターからしか侵攻・攻撃できない。

エディター

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エディターモードではステージを作ることができる。ステージの地形を変えたり、ステージ内で、敵や味方の工場を作ったりすることができる。また、ウェーブの中身を変更できたり、ルールを定めたりできる。

カスタムプレイ

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カスタムプレイモードではエディターモードで作ったステージや、組み込み済みのステージを実行できる。モードは以下の物がある。

  • ひたすらウェーブを生き残る「サバイバル」モード
  • 敵のコアを破壊する「アタック」モード
  • 友人などと対戦する「PvP」モード
  • すべての資材が無限の「サンドボックス」モード

マルチプレイ

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マルチプレイでは、世界で公開されているサーバーに参加し、交流したり、対決したり、共闘したりできる。サーバーの種類には、PvPサーバーやPvEサーバーなど様々な種類がある。

システム性

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このゲームでは資源採掘、物品輸送、物品加工[7][8]、液体輸送、電気ネットワークの構築などができる。それぞれに対応しているブロックがあり、物品輸送はベルトコンベアーやマスドライバー、液体輸送はパイプやフェーズパイプ、電気ネットワークは、ノードやバッテリーなどで構築できる。さらに個体ごとに役割をもった「ユニット[9]を作れたり、高度なコマンドを理解できれば「ロジック」も操れる。これらを駆使し、敵の攻勢から自分のコアを守るのも目標になる[5]

資源も最初はしかないが、ゲームを進めていくうちに、石炭黒鉛[7]シリコン、ピタライト、チタン、プラスタニウム、爆発性化合物、トリウム、フェーズファイバー、サージ合金など用途特性が様々な資源が採れたり、作れたりする。

セクターに大量に資源があってもそれを採るか捨てるかはプレイヤーに委ねられる。また、このゲームは全戦必勝戦術というものはないので、試行錯誤しながら戦略を練っていく必要がある[6]効率を考えた工場や防衛前線を作るのもよし、細かいことは考えず、防衛前線を強化するのもよしとプレイヤーによって、攻略の仕方は様々である。

Ver.7で追加された新たな惑星Erekirはセルプロより小規模だが、実質続編に近いレベルでグラフィック、システムが大きく様変わりしている。

移植版との違い

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元は2017年10月17日[1]にAnukenDevによって配信されたスマホアプリだったが、Windows・Mac OSX・SteamOS Linux版として移植された後にSteamにて配信開始された[3]

このゲームは大きくSteam版[3]携帯版[1][2]の二つのソフトウェアに分かれている。この二つのソフトウェアはデータなどの互換性があり、携帯版の内容をそのまま引き継げる(逆も可能)。クロスプレイにも対応している。この二つの大きな違いは操作性とMODに対応しているかである。Steam版は公式でMODに対応しているが、携帯版は対応していない[5]。どちらのソフトウェアも対応フレームレートは無限だが、Steam版のみ画質を変更することができる。

なお公式サイトで無料版が配信されている。無料版はSteamの実績機能に対応しておらず、他にも機能が違うところがある。

Mindustry Classic

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Mindustry Classic
ジャンル タワーディフェンスストラテジー
対応機種 Android
Windows
Linux
オンライン
開発元 AnukenDev
運営元 AnukenDev
バージョン build40(2019年8月15日)
人数 1人
複数人
メディア

ダウンロード
Windows:65MB
linux:62MB

Android:17MB
運営開始日 Android・Windows・Linux・オンライン:2019年8月15日
利用料金 全料金無料
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Mindustry Classicは2019年8月15日Google Play Store[10]公式サイトAnukenDevによってリリースされたゲーム。

MindustryのV4迄の要素がまとめられている。

ゲーム内容

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プレイヤーは自機を操作してゲームをプレイする。この自機はある程度の戦闘能力を有しており、一定のラインまで戦闘することができる

まずゲームを始めると自身のコアに沸く。基本的な操作を学ぶチュートリアルは始まらないため、最初の画面で選択しなければならない。

一定時間がたつと敵のユニットが攻めてくる[注釈 1]ため、資材を消費して防衛前線[注釈 2][9]を組み立てる必要がある。

Mindustryとの違い

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Classicは惑星やステージの概念がなく、一枚のほぼ無限に続くマップで構成されている。遠くに行けば行くほど貴重な資源を大量に獲ることができる。研究という概念がなく、最初から全て解放された状態である。

また、このゲームにはカスタムプレイモードやはない。遠征モードも名前が変わっている。

セルプロ、Erekirの各ステージは採掘資源の配置は固定で、繰り返し挑戦し攻略法を組み立てるスタイルだが、Classicはプレイ開始時に資源はランダム配置で都度建設のパターンを考えることになる。

ユニット製造と敵施設攻略の要素は無い。代わりに自機の武装を大きく強化できる。

ゲームを始めるとカスタムプレイモードのマップでゲームを始めることができる。また、サーバーがあればオンラインでプレイが可能。保存したデータを引き継いでプレイできる。

歴史

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2017年4月 - ネット上で開催された72時間ゲームジャムMETAL MONSTROSITY JAM」において高評価を得たことで、商業開発がスタート[4]

2017年10月17日 - Android[1]、iOS版[2]リリース

2019年8月15日 - Mindustry Classicがv4までの要素をまとめて同社からリリースされる[10]

2019年9月27日 - SteamでWindows・Mac OSX・SteamOS Linux版をリリース[3]

注釈

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  1. ^ a b 敵は一定間隔(基本は1分半)で出現し徐々に戦力を増しながら繰り返し攻めてくる。これをウェーブと呼ぶ
  2. ^ a b 敵が攻めてくるルート上にタレット(砲台)や障壁を設置して撃退する防衛陣地。

脚注

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  1. ^ a b c d e Mindustry - Google Play のアプリ”. play.google.com. 2023年7月18日閲覧。
  2. ^ a b c d Mindustry”. App Store (2023年6月22日). 2023年7月18日閲覧。
  3. ^ a b c d e Steam:Mindustry”. store.steampowered.com. 2023年7月18日閲覧。
  4. ^ a b ZONE, GAMERS. “『Mindustry』1 1が2にも3にも。アイデアの組み合わせで生まれるゲームデザイン【インディーゲームレビュー 第67回】”. GAMERS ZONE. 2023年7月18日閲覧。
  5. ^ a b c d カムライターオ (2020年1月24日). “巨大工場建設シミュレーションと全方位型タワーディフェンスが融合した話題作、日本語化されてPCとモバイルで公開中【レビュー:Mindustry】”. 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない?. 2023年7月18日閲覧。
  6. ^ a b c Yoshimura, Satoru (2020年8月25日). “新感覚工場タワーディフェンスゲーム『Mindustry』の設計について解説!”. GAME CREATORS | クリエイターの「働く」研究所-ゲームクリエイターズ. 2023年7月18日閲覧。
  7. ^ a b c d E58M1: 見た目は地味だがズブズブやっちゃうタワーディフェンス系ゲーム『Mindustry』 - BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ」(仮) | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. www.famitsu.com. 2023年7月18日閲覧。
  8. ^ a b Mindustryの紹介と攻略|トリヘッズ”. トリヘッズ (2020年12月23日). 2023年7月18日閲覧。
  9. ^ a b みちくさばなし (2023年7月3日). “Mindustry -セルプロの攻略ヒントとオススメタレット・ユニット”. みちくさばなし. 2023年10月4日閲覧。
  10. ^ a b Mindustry Classic - Google Play のアプリ”. play.google.com. 2023年7月18日閲覧。