LibraryThing
URL | librarything.com(日本語版) |
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タイプ | 目録・コミュニティサイト |
運営者 |
ティム・スパルディング(最大株主) AbeBooks CIG |
設立者 | ティム・スパルディング |
登録 | 任意 |
開始 | 2005年8月29日 |
LibraryThingとは書籍の目録と様々な種類のメタデータを保存・共有するためのソーシャルカタロギングウェブアプリケーションである。個人のみならず作家、図書館、出版社による利用がある。
本拠地はアメリカ合衆国メイン州ポートランドにある[1]。ティム・スパルディングによって開発され、2005年8月29日に運用が開始された。2011年10月現在、140万人のユーザーと6600万冊の書籍が登録されている[2]。
機能
[編集]主な機能はAmazon.comの6つのストアとZ39.50で接続した図書館からインポートしたデータに基づく書籍の目録作成である。Dublin Coreや機械可読目録で記録される。ユーザーはアメリカ議会図書館、オーストラリア国立図書館、カナダ国立図書館・文書館、大英図書館、エール大学を含む690の図書館の情報をインポートできる[3]。それらの情報からの記録が無い場合はブランクフォームから書籍の情報を登録することができる[4]。
ソーシャル機能
[編集]ブックマークマネージャー「delicious」や[5]と音楽サイト「Last.fm」と同期が可能である[6]。類似する書籍目録サイトにはGoodreads、Shelfari、aNobii、 BookJetty、weReadがある[7]。
株主
[編集]オンライン書店「AbeBooks」(現在Amazon傘下)が2006年5月にLibraryThingの株を40%買収した。買取金額が公表されていない[8]。2009年1月ケンブリッジ・インフォメーション・グループも少数の株を獲得し、子会社のボーカーが図書館への公式配給元になった[9]。
宣伝
[編集]2006年6月、LibraryThingがウォール・ストリート・ジャーナルの記事によりスラッシュドット効果に見舞われた[10]。サイト開発者は増大するトラフィックのためにサーバーを増強した。同年12月、好みでない特定の書籍を元にお薦めの書籍を探す「UnSuggester」機能がスラッシュドットでより注目を集めた[11]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ http://www.librarything.com/snailmail.php
- ^ “Zeitgeist Overview”. LibraryThing. 2011年10月1日閲覧。
- ^ “Add books to your library”. 2008年6月3日閲覧。
- ^ “Manual Entry”. 2010年10月13日閲覧。
- ^ Regan, Jim (2005年11月9日). “Do your own LibraryThing”. Christian Science Monitor 2007年3月13日閲覧。
- ^ Bain, Alistair (2007年4月28日). “LibraryThing”. Desert of Zin 2007年6月20日閲覧。
- ^ Woodroof, Martha (2008年3月20日). “Web Sites Let Bibliophiles Share Books Virtually”. NPR 2009年5月14日閲覧。
- ^ Davies, Richard (2006年5月16日). “ABEBOOKS.COM ACQUIRES MAJOR STAKE IN LIBRARYTHING.COM – A SOCIAL NETWORKING SITE FOR BIBLIOPHILES”. AbeBooks.com
- ^ CIG Acquires Minority Stake in LibraryThing; Bowker to Distribute to Libraries - 1/22/2009 - Library Journal
- ^ Rutkoff, Aaron (2006年6月27日). “Social Networking for Bookworms”. Wall Street Journal 2006年12月15日閲覧。
- ^ “Unsuggester: Finding the Book You'll Never Want”. Slashdot (2006年12月4日). 2006年12月15日閲覧。
関連文献
[編集]- Wenzler, J. LibraryThing and the library catalog: adding collective intelligence to the OPAC. A Workshop on Next Generation Libraries. San Francisco State University CARL NITIG; September 7, 2007.