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HD 93129A

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
HD 93129A
イータカリーナ星雲は、りゅうこつ座η星やHD 93129Aを含む
イータカリーナ星雲は、りゅうこつ座η星やHD 93129Aを含む
星座 りゅうこつ座
見かけの等級 (mv) 7.310[1]
分類 O2If*[2]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  10h 43m 57.462s[1]
赤緯 (Dec, δ) −59° 32′ 51.27″[1]
赤方偏移 -0.000047[1]
視線速度 (Rv) −14km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -5.0 ミリ秒/年[1]
赤緯: 17.0 ミリ秒/年[1]
物理的性質
半径 20 R[2]
質量 95 M[2]
自転速度 130 Km/s[2]
光度 2,500,000 L[2]
表面温度 52,000 K[2]
色指数 (B-V) 0.16
色指数 (U-B) 0.78
年齢 900,000
他のカタログでの名称
Template (ノート 解説) ■Project

HD 93129Aは、銀河系で最も光度が大きい恒星の1つである。非常に若いO型星で、地球から約7500光年離れた明るい星雲であるイータカリーナ星雲の中にある。同じ星雲の中には、りゅうこつ座η星等の別の大光度の恒星も存在する。

HD 93129Aの近傍には、同じように若いO3型超巨星HD 93129Bがある。さらに、HD 93129A自身も近年、非常に高温のスペクトル型O3星との近接連星であることが明らかとなった。2つの恒星の正確な性質はまだ分かっていないが、明るさは0.9等級離れ、似たような質量を持つと計算されている[3]。光度のデータは、2つの恒星を合わせたものしか得られていないが、主星の真の光度は、この値の半分より少し大きい程度だと考えられている。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h SIMBAD Astronomical Database”. 2013年8月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Cohen, David H.; Gagné, Marc; Leutenegger, Maurice A.; MacArthur, James P.; Wollman, Emma E.; Sundqvist, Jon O.; Fullerton, Alex W.; Owocki, Stanley P. (2011). “Chandra X-ray spectroscopy of the very early O supergiant HD 93129A: constraints on wind shocks and the mass-loss rate”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 415 (4): 3354–3364. doi:10.1111/j.1365-2966.2011.18952.x. ISSN 00358711. 
  3. ^ Nelan, Edmund P.; Walborn, Nolan R.; Wallace, Debra J.; Moffat, Anthony F. J.; Makidon, Russell B.; Gies, Douglas R.; Panagia, Nino (2004). “Resolving OB Systems in the Carina Nebula with theHubble Space TelescopeFine Guidance Sensor”. The Astronomical Journal 128 (1): 323–329. doi:10.1086/420716. ISSN 0004-6256. 

関連文献

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外部リンク

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