コンテンツにスキップ

Gmarket

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(株)イベィコリア
eBay Korea co. Ltd
種類 株式会社
略称 Gmarket
本社所在地 大韓民国の旗 韓国
ソウル市江南区
設立 2000年4月
業種 サービス業
事業内容 電子商取引
売上高 約3500億円(2009年
従業員数 1120名 コールセンター含む
主要株主 株式会社eBay
外部リンク Gmarket koの公式サイト
テンプレートを表示

Gmarket(ジーマーケット)は、韓国ショッピングモールサイトであり、韓国市場ではトップシェアを誇る。運営は電子商取引会社 eBay Korea 社。もともと Gmarket が社名だったが、2009年eBayが株の過半数を取得、子会社化した。

歴史

[編集]

Gmarketは2000年4月、Interpark Gmarketとして設立されて以降、電子商市場において急成長、2006年6月には米ニューヨーク株式市場NASDAQに上場した。以降、米eBayの買収により子会社となり、eBay Gmarket へ、さらにその後 eBay Korea へと社名を変更した。登録会員数は1800万人(2009年現在)、日本韓国シンガポール、その他の地域においてインターネットを媒体とした電子商取引が主業務である。

2007年には、年間取引額3兆2500億ウォン、そして 2008年には4兆ウォン(2010年5月10日基準約3280億円)に達した。2009年4月、米eBay(イーベイ)が1株あたり24ドル、総額12億ドルで買収し、eBayの子会社となった。eBayによる買収と同時にNASDAQ上場は廃止された。2009年度通年決算発表によると、売り上げは3530億円(2010年6月1日の為替基準で換算)、月間純訪問者数は1800万人である。

海外への展開

[編集]

2010年6月、Gmarketの創業者、ク・ヨンベは、GmarketのeBayへの売却後、eBayと51対49の比率で2000万ドルを投じ、シンガポール日本に現地法人を設立し進出した。日本での現地法人は、「ジオシス合同会社」である。今後は他のアジア地域にも進出する予定だとしていた[1]2011年4月、インドネシアマレーシアのサイト開設。2012年7月には中国上海)および香港のサイトを開設した[2]

2012年5月より、ジオシスグループ傘下の韓国国外でのブランド名をGmarketからQoo10(キューテン)に変更したが、サービスの内容に大きな変化は無い[3]

2018年4月に、eBayがジオシスの日本事業(Qoo10日本法人及び日本サイト)のみをM&Aしたことにより、Qoo10日本法人はジオシスグループ傘下からeBay傘下へと変わった。現在は、イーベイジャパン合同会社(eBay Japan G.K.)となっている。

不正取引

[編集]

2010年7月、韓国公正取引委員会はeBay Gmarket社が市場支配的地位を乱用し、取引会社に対して同業他社(11番街)と取引しないよう圧力をかけたとして、1000万ウォンの課徴金を課した。またこの時の調査で、公取委の調査を妨害したとして2億ウォンの過怠金を課した[4]

沿革

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 米eBay、日本版「Gmarket」強化のためジョイントベンチャー設立 INTRENET Watch、2010年5月7日(2010-8-25閲覧)
  2. ^ 会社概要 - ジオシスグループ。2013年6月14日閲覧
  3. ^ Gmarketが新しいブランドQoo10(キューテン)に生まれ変わります - ジオシスグループ、2013年6月14日閲覧
  4. ^ 공정위, 지마켓 시정조치 검찰고발、モーニングニュース2010年7月19日の記事(2010-8-25閲覧)(韓国語)

外部リンク

[編集]