ChemRxiv
URL |
chemrxiv |
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言語 | 英語 |
タイプ | 化学 |
ジャンル | プレプリントサーバ |
運営者 | |
設立者 | 米国化学会 |
営利性 | 非営利 |
登録 | 任意 |
開始 | 2017 |
ChemRxiv(chem-archive、ケムアーカイブ)は化学関連分野の未発表プレプリントを無料で投稿、配布、アーカイブするサービスである[1]。米国化学会[2]、中国化学会[3][注釈 1]、日本化学会[4]、 ドイツ化学会[5]、王立化学会[6]、が運営している(アルファベット順)[1][7][8][9][10]。
概要
[編集]正式な査読や出版に先立って化学関連の研究結果を共有することで、改善のための推奨事項を受け取る機会を提供する[1]。投稿されたプレプリントは、盗作や不適切な言葉、非科学的かつ不適切なコンテンツ、健康または安全上のリスクを引き起こす可能性のある内容については基本的なスクリーニングが行われているが、スクリーニング後は編集や査読などはされていない[1]。
当初、創設団体の複数の主要雑誌はChemRxivを支援していなかったが[11]、アンゲヴァンテ・ケミーは2018年3月に支援を行い[12]、米国化学会誌は同年8月に支援を行った[13]。ChemRxivでは公開開始から18ヶ月間で1,000件以上の投稿があり[14]、さらに2019年には2,314件までに増加した[15]。また、2020年には他のプレプリントサーバ同様にCOVID-19に関するプレプリントが増加した[16]。 ChemRxivは、ケンブリッジ大学のCambridge Open Engageによってホストされている[17][18]。
背景
[編集]米国化学会によって2016年に計画が発表された。当初、このプラットフォームによって化学文献全体の質が低下する可能性や、事前公開された論文はもはや公式に発表する際にはオリジナルではなくなるといった議論があったが、1年間の議論を経て2017年には米国化学会誌編集長の80%が事前公開された論文の出版を許可するようになったため[19]、2017年にベータ版として公開された[20]。その後、2018年にドイツ化学会と王国化学会が共同所有者となり[21]、2019年には中国化学会、日本化学会も共同所有者として加わった[10][22]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 中国化学会(中華人民共和国)であって、中国化学会(中華民国)ではない。つまり、台湾の化学会ではなくて、中国の化学会であることに留意
出典
[編集]- ^ a b c d “About Information | ChemRxiv | Cambridge Open Engage”. chemrxiv.org. 2023年9月3日閲覧。
- ^ “American Chemical Society” (英語). American Chemical Society. 2023年9月3日閲覧。
- ^ “Chinese Chemical Society (CCS)”. 2023年9月3日閲覧。
- ^ “The Chemical Society of Japan” (英語). The Chemical Society of Japan. 2023年9月3日閲覧。
- ^ “Gesellschaft Deutscher Chemiker | Gesellschaft Deutscher Chemiker e.V.” (ドイツ語). www.gdch.de. 2023年9月3日閲覧。
- ^ “The Royal Society of Chemistry” (英語). Royal Society of Chemistry (2023年8月31日). 2023年9月3日閲覧。
- ^ “Partnership with Leading Societies to Support ChemRxiv™”. Royal Society of Chemistry
- ^ Widener, Andrea. “ACS launches chemistry preprint server”. Chemical & Engineering News. 2016年8月11日閲覧。
- ^ “ChemRxiv About Page”. 2023年9月3日閲覧。
- ^ a b Trager, Rebecca. “China and Japan join ChemRxiv partnership” (英語). Chemistry World
- ^ Dijkgraaf, Arjen (11 August 2016). “Chemie krijgt eigen preprintserver | C2W”. www.c2w.nl 17 May 2020閲覧。
- ^ @angew_chem (2018年3月16日). "Editorial Board of @angew_chem, the flagship journal of the German Chemical Society (@GDCh_aktuell), passed a motion to allow posting of preprints on @ChemRxiv prior to submission of papers". 2018年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2020年6月20日閲覧。
- ^ @J_A_C_S (2018年8月19日). "JACS will now consider submissions of manuscripts previously posted as preprints on @ChemRxiv". 2018年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2020年6月20日閲覧。
- ^ “Chemistry preprints pick up steam” (英語). Chemical & Engineering News
- ^ Coudert, François-Xavier (18 May 2020). “The rise of preprints in chemistry”. Nature Chemistry 12 (6): 499–502. Bibcode: 2020NatCh..12..499C. doi:10.1038/s41557-020-0477-5. PMID 32424256.
- ^ Kwon, Diana (7 May 2020). “How swamped preprint servers are blocking bad coronavirus research”. Nature 581 (7807): 130–131. Bibcode: 2020Natur.581..130K. doi:10.1038/d41586-020-01394-6. PMID 32382120.
- ^ “Homepage | Cambridge Open Engage”. www.cambridge.org. 2023年9月6日閲覧。
- ^ “How To Submit | ChemRxiv | Cambridge Open Engage”. chemrxiv.org. 2023年9月6日閲覧。
- ^ Trager, Rebecca. “Preprint servers making waves in chemistry community” (英語). Chemistry World
- ^ Trager, Rebecca. “ChemRxiv preprint server now online” (英語). Chemistry World
- ^ Trager2018-03-22T09:18:00 00:00, Rebecca. “UK and German chemistry societies sign up to ChemRxiv preprint effort” (英語). Chemistry World. 2023年9月3日閲覧。
- ^ Coudert, François-Xavier (18 May 2020). “The rise of preprints in chemistry”. Nature Chemistry 12 (6): 499–502. Bibcode: 2020NatCh..12..499C. doi:10.1038/s41557-020-0477-5. PMID 32424256.