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BE@RBRICK

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

BE@RBRICK(ベアブリック)はテディベアをモチーフにしたアクションフィギュア

2001年メディコム・トイが開発し世界的なヒット商品となる。国内外の企業やアーティストと無数のコラボーションを行っており2016年時点で約6,000種類に到達、現在も増え続けている[1]

概要

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テディベア生誕100周年である2001年、「デジタルなイメージのテディベアを作る」というコンセプトを基に誕生したクマ型ブロックタイプフィギュアがBE@RBRICKである[2][3]。2000年に開発されたブロックタイプフィギュアKUBRICKをベースにしているため名前のBRICKを継承し、フィギュアがクマの形であることをあわせてBE@RBRICKと名付けられた[4]

最大の特徴はプリントだけで全てを表現し、付属パーツは一切付けないことにある。本体は頭・胴体・左腕・左手首・右腕・右手首・腰・左足・右足の9パーツのみで非常にシンプルな構成になっている[5][6]。メディコム・トイ社長赤司竜彦あかしたつひこの「真っ白のキャンパス」という発想は、制約を設けてディティール造形を廃することでスピーディーな量産を実現することを意味する[7]

6月と12月の年2回販売されるシリーズの他に、ブランド・映画・アニメ・アーティスト・企業と多彩なコラボーレーションをしており、ノベルティや抽選景品・非売品なども多く、全ての種類をコンプリートするのは不可能に近い。シリーズでは、甲本ヒロトGLAYのヒサシ、マイケル・ラウ、エリック・ソウといった錚々たる著名人がデザインを手掛けているため、人気が高く入手困難なものも多い[8]

サイズ

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BE@RBRICKの高さは約 cm で、これを100%として7種類のラインナップがある。

サイズ 高さ 備考
50% 3.5 cm 小さいサイズ
70% 5 cm
100% 7 cm 標準的なサイズ
200% 14 cm 大きいサイズ
400% 28 cm
1000% 70 cm

シリーズ

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2001年から販売開始されたBE@RBRICKシリーズ、中身が見えないクローズタイプで年に約2回販売される。外箱の側面に封入フィギュアとアソート率が記載されているが、シークレットと呼ばれる記載のないフィギュアも非常に低い確率で封入されていることがある[5]。箱のなかには、内袋に入ったフィギュアと内袋に入ったカードが別々にあり、カードはフィギュアにリンクしたものが入っている。毎シリーズでフィギュアは9〜10種類のテーマで展開される。

BE@RBRICKシリーズのテーマ
テーマ 説明
BASIC B・E・@・R・B・R・I・C・Kの全8種類(Bは2種類)
CUTE リラックマハローキティなど
JELLYBEAN ゼリービンズのテクスチャ
SF ロボコップゴジラなど
HORROR 超大型巨人キョンシーなど
PATTERN 花柄水玉など
FLAG 世界の国旗
ANIMAL くまのがっこうTEDなど
ARTIST アーティストによるデザイン
HERO キック・アスキン肉マンなど

シリーズ一覧

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  • BE@RBRICK SERIES 1(2001年8月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 2(2001年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 3(2002年4月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 4(2002年9月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 5(2002年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 6(2003年7月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 7(2003年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 8(2004年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 9(2004年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 10(2005年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 11(2005年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 12(2006年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 13(2006年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 14(2007年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 15(2007年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 16(2008年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 17(2008年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 18(2009年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 19(2009年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 20(2010年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 21(2010年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 22(2011年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 23(2011年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 24(2012年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 25(2012年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 26(2013年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 27(2013年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 28(2014年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 29(2014年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 30(2015年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 31(2015年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 32(2016年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 33(2016年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 34(2017年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 35(2017年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 36(2018年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 37(2018年12月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 38(2019年6月発売)
  • BE@RBRICK SERIES 39(2019年12月発売)

類似するプロダクト

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BE@RBRKCKに類似するプロダクトには以下のものがある。

脚注

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  1. ^ 徳間書店 (2016), pp. 6–7.
  2. ^ 赤司竜彦『【Art of Figure Making】メディコム・トイとBE@RBRICK』(インタビュアー:鈴木亮太、原哲也)、HOBBY maniax、2018年2月12日https://hobby-maniax.com/archives/673862020年3月28日閲覧 
  3. ^ 赤司竜彦『赤司竜彦 x イノウエカンナ』(インタビュアー:イノウエカンナ)、kannainouehttps://www.kannainoue.com/voice-tatsuhikoakashi2020年3月28日閲覧 
  4. ^ 徳間書店 (2016), p. 6.
  5. ^ a b ワールドフォレスト (2005), p. 17.
  6. ^ クマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK」誕生15周年に向けたデザインコンテストを開催中!』(プレスリリース)株式会社メディコム・トイ、2015年7月21日https://www.atpress.ne.jp/news/679332020年3月28日閲覧 
  7. ^ 赤司竜彦『渋谷はよく文化やファッションの発信基地と言われますが 僕にとっては、ここが一番落ち着くホームタウン』(インタビュー)、渋谷文化プロジェクト、2008年7月18日、2頁https://www.shibuyabunka.com/keyperson/?id=65&num=22020年3月28日閲覧 
  8. ^ 学研 (2002), p. 95.

参考文献

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  • 『MEDICON TOY SUPER SONIC』徳間書店〈ROMAN ALBUM HYPER MOOK 13〉、2002年1月20日。ASIN 4197201834ISBN 4197201834OCLC 675879613全国書誌番号:20347954 
  • 『KUBRICK BE@RBRICK BIBLE』学研プラス〈バラエティー〉、2002年4月30日。ASIN 4056028184ISBN 4056028184 
  • 『フィギュア王 No.48』ワールドフォレスト〈ワールド・ムック 335〉、2005年10月30日。ASIN 4846523357ISBN 4846523357 
  • 『MEDICOM TOY MANUAL VOLUME II』ホビージャパン、2011年7月30日。ASIN 4798602574ISBN 4798602574OCLC 763096329全国書誌番号:21981504 
  • 『MEDICOM TOY MANUAL VOLUME III』徳間書店〈Town Mook〉、2016年7月10日。ASIN 419710457XISBN 419710457XNCID BA87315412全国書誌番号:22820261 

外部リンク

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