BBstation
URL | www.bbst.tv |
---|---|
言語 | 日本語 |
タイプ |
インターネットテレビ インターネットラジオ |
運営者 | 株式会社キャビネット |
設立者 | 株式会社キャビネット |
営利性 | 営利 |
登録 | 生配信、番組アーカイブ視聴共に不要。料金も無料だがアーカイブは一週間分のみ視聴可能。 |
開始 | 2007年8月15日 |
現在の状態 | ドメイン失効につき消滅 |
BBstation(ビー・ビー・ステーション)は、かつて存在したインターネットラジオ配信サイト。生配信を主体に映像付の音声番組を配信していた。2007年8月15日開設。2021年4月1日にドメイン失効につきウェブサイトが消滅した。
本項ではニコニコチャンネルのBBstationチャンネル、および運営会社である株式会社キャビネットについても詳述する。
特徴
[編集]生放送、再放送表記(アーカイブ)で配信されている番組は無料で視聴できた(ニコニコチャンネル内にあるアーカイブは除く)。アーカイブは過去1週間にさかのぼって視聴することができたが、システムにトラブルがある場合などで配信されない場合もあった。
インターネットラジオ配信サイトでは珍しく時報が使用されている事と大半の番組が生配信で行われていることもあり、コミュニティ放送に近い形態のインターネットラジオ配信サイトだった。実際に、インターネットラジオ局として活動が始まるより前は同人誌即売会にミニFM局を開設する活動を行っており[1]、コミックマーケット72〜75、および77では企業ブースに出展[2][3][4][5][6]し、会場にミニFM局を開設していた。
開設直後から大小の機材トラブルが発生し、生配信が停止したり番組アーカイブが破損することがあった。当初は自社スタジオにある機材から配信されていたが、2011年のサーバ障害を機に既存番組および新番組のBBstationチャンネルへの移行が始まり、BBstation上での配信も自社の機材からレンタルサーバやクラウド環境[脚注 1]へ移行していった。
キャビネットの主要な事業がライセンス商品の企画・制作になるにつれ、デジタルコンテンツの企画・制作は縮小していき[脚注 2]、最終的にはドメインが失効してウェブサイトが消滅した。
歴史
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- 2007年(平成19年)
- 8月15日:開設[10]。当初は番組の視聴に会員登録が必要だった。動画コーデックはWindows Media Video。
- 11月1日:『すときゃ!』閉局の為、配信していた一部の番組をBBstationで引き継ぐ[11]。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 3月:会員専用のショッピングサイト『BBshop』がオープン。
- 9月下旬:大規模のサーバー異常があり、BBstationで配信している全番組が10月8日まで本放送・アーカイブが視聴できなくなるトラブルが発生。その間の本放送視聴に限って配信用サーバーに直接アクセスして視聴できるようにした[13]。BBshopも閉鎖となり公式サイトから消失、11ヵ月後に復活した。
- 2010年(平成22年)
- 1月20日:BBstationにハッキングされた痕跡がある為、一時的にセキュティレベルを引き上げ、サイトの表示に時間がかかるようになった。
- 2月25日:Twitter上に公式アカウントを新設した。
- 8月16日:2009年9月下旬に起きたサーバートラブルで閉鎖していた『BBshop』が再開。
- 9月9日:ニコニコ動画のニコニコチャンネルにBBstationチャンネルを新設。
- 12月10日:BBstationで配信している番組のアーカイブをBBstationチャンネルで提供開始。
- 2011年(平成23年)
- 4月7日 - 4月13日:一部のBBstation配信番組でBBstationチャンネルでの試験配信を実施[脚注 3]。
- 4月中旬頃 - :BBstationのサーバーに原因不明のトラブルが発生。代替サーバーで対処した[脚注 4]。
- 7月25日:本サーバーが原因不明のトラブルを抱えている為、代替の仮設サイト新設。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 1月28日:Flash Videoベースの新プレイヤーの試験配信が開始[23]。3月まで試験配信は継続された。
- 3月28日:新プレイヤーに完全移行[24]。
- 2015年(平成27年)
- 2020年(令和2年)
- 3月:HTML5(H.264)ベースの配信環境が整備されたが、BBstationへは導入されなかった[脚注 5]。
- 10月27日:『SMILY☆SPIKYの「なまはこっうぇ!」』がBBstation上での最後の配信。実質的な更新終了。
- 2021年(令和3年)
- 4月1日:bbst.tvドメイン失効。ウェブサイト消滅。メールアドレスとしてbbst.tvドメインを使用していた番組で混乱が生じた。
BBstationチャンネル
[編集]BBstationチャンネル(ビー・ビー・ステーションチャンネル)は、ニコニコ動画のニコニコチャンネル内にかつて存在したチャンネル。チャンネル番号は452ch。2020年2月に名目的な役割を終えた。2020年3月以降のチャンネル名はかすがいチャンネル。
生配信の視聴にはニコニコ動画の会員登録は不要。番組アーカイブの視聴にはニコニコ動画のユーザー登録に加えて、有料のチャンネル会員登録が必要。
2016年まではBBstation配信番組のアーカイブを提供していたりBBstationチャンネルで配信する番組が複数あったが、2017年以降は伊福部崇が出演する番組のみになっていた。キャビネットの事業としての番組制作や番組配信は別のチャンネルでも行われており[脚注 6]、チャンネル名称が実状に合っていないことから2020年2月にチャンネル名称が変更されることになった[28]。
歴史
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- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 4月:一部のBBstation配信番組でBBstationチャンネルでの試験配信を実施。
- 8月26日:『シャカリキック!平川大輔と頑張るフレッシュ』配信開始[29]。
- 11月2日:『絶対顎髭領域』[30]配信開始。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2016年(平成28年)
- 4月4日:『伊福部・向のラジオ☆スターダストボーイズ』配信開始[33]。
- 2019年(平成31年)
- 1月:『大喜利四賢者の「オレたちしんけんじゃ!」』がBBstationチャンネルでも配信開始。
- 2020年(令和2年)
- 2月:『伊福部・向のラジオ☆スターダストボーイズ』2月10日放送分にてBBstationチャンネルの新名称が募集開始された[28]。結果的に2月24日放送分で視聴者と出演者、スタッフの投票によって新名称がかすがいチャンネルに決定した[34]。
- 3月:チャンネルの名称がかすがいチャンネルに変更された。それに伴い、もともとBBstationチャンネルで配信されていた番組のアーカイブ公開が終了した。[脚注 7]
配信先が変更になった番組
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- 大喜利四賢者の「オレたちしんけんじゃ!」
- 2019年1月からニコニコチャンネルのBBstationチャンネルで配信[36][脚注 8]。
- SMILY☆SPIKYの「なまはこっうぇ!」
- 2020年11月から公式ウェブサイトで配信[38]。サイトの運営は株式会社キャビネット[39]。
- 電脳妄想開発室
- 2014年6月から公式ウェブサイトで配信[脚注 9]。サイトの運営は株式会社キャビネット[41]。
- 八木たかおのザ・ニュータイプナイト
- 2012年9月からニコニコチャンネルのBBstationチャンネル[22]、2017年1月からニコニコチャンネルの『A-CAS 足立区民放送ニコ生送信所(すときゃ!ニコ生送信所)』で配信[42]。
- 俺たちのまんが道
- 2012年9月からニコニコチャンネルのBBstationチャンネルで配信[22]。番組は2013年に終了。
- うわの倶楽部ステーション
- 2012年9月からニコニコチャンネルのBBstationチャンネルで配信[22]。番組は2016年に終了。
- あっとボイスTV
- 2009年10月までBBstationでの配信があったが、最終回を2009年11月にガールズOHのブログ上で配信した[43]。
配信終了した番組
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株式会社キャビネット
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-44-2 TNKビル1F |
設立 | 1991年3月5日 |
法人番号 | 4010001127647 |
事業内容 |
ライセンス商品企画・製作・卸売・管理 音声収録スタジオの運営・管理 玩具・雑貨等の企画・製作・卸売 インターネットTV局運営 |
代表者 | 田中哲矢(代表取締役) |
資本金 | 2000万円 |
外部リンク | 公式サイト |
株式会社キャビネットは、日本のコンテンツ制作、ラジオ番組運営制作会社。音声収録スタジオの運営・管理の他、インターネットTV局運営、玩具、雑貨、ライセンス商品の企画、製造、販売、著作権一切など多角的な事業を展開している。
関連項目
[編集]- ノイタミナ - インターネット通販サイト「ノイタミナショップ」の運営を受託している[44]。
- Game Headline - キャビネットが運営していた美少女ゲーム業界紙。タブロイド版とウェブ版が2016年6月開始[45]。タブロイド版は2021年7月休刊。ウェブ版は2017年末で休止となったのちnoteで縮小版が掲載されていた[46]。
- クリエイターズファーム - 「デジタル作品をインディーズで製作・発表している人が作品を出品・販売できるインターネット上の即売会場」を謳う個人向けの電子販売プラットフォーム。2000年頃から2002年まで運営していた[47]。
- コミックジャパン - 2000年から2001年まで配信されていた電子書籍形式の漫画雑誌。ホビージャパンのコミックジャパンとは無関係。
- コミックパラダイス - 2000年から2009年まで配信されていた電子書籍形式のアダルト漫画雑誌[48]。コミックマーケット57〜62に企業ブースで出展していた[49][50][51][52][53][54]。
- アキバプロレス - 2013年頃までプロレス興行の運営に協力していた。
- Office Stray Cat - 2005年頃から『すときゃ!』の運営に協力していた[55]。BBstationのシステム構築に影響力があった[56]。
脚注・出典
[編集]脚注
[編集]- ^ ウェブサーバーはXREA、配信サーバーは2014年9月からAWS、2015年3月からはIDCFクラウド。
- ^ ライセンス商品をPRするためのTwitterアカウントの稼働開始は2014年7月[7]。加えて、2017年のキャビネット本社移転から2018年のキャビネットウェブサイトがリニューアルされるにあたり、会社概要の主事業内容が変更された[8][9]。
- ^ 期間中に配信日のなかった2番組のほか、『電脳妄想開発室』は配信されていない。[14][15][16][17][18][19][20]
- ^ これ以降、番組の視聴に会員登録が不要となった。[21]
- ^ 配信システムを共有する『電脳妄想開発室』へ3月19日に導入された。11月からは『SMILY☆SPIKYの「なまはこっうぇ!」』にも導入された。
- ^ BBstationと配信システムを共有して番組ウェブサイトで配信している『電脳妄想開発室』、『SMILY☆SPIKYの「なまはこっうぇ!」』のほか、ニコニコチャンネルでも複数のチャンネルがある。[26][27]
- ^ 『伊福部崇 、天津 向の新番組のゼロ回!(タイトル未定)』や2016年7月4日以前の『伊福部・向のラジオ☆スターダストボーイズ』もアーカイブは配信がされていない。[35]
- ^ 2019年3月頃まではBBstation上でも配信されていた。[37]
- ^ 2015年3月頃まではBBstation上でも配信されていた。[40]
- ^ 2009年12月以前はStickam JAPAN!で配信。
- ^ 後半15分は有料のチャンネル会員のみ視聴可能。
- ^ 『すときゃ!』から引き継いだ時点での番組名は『西口プロレスのニュースの林』。
- ^ 2011年11月以前はUstreamなどで配信。[30]
- ^ 月一回、最終土曜日配信。全6回。
- ^ 収録番組だが、まれに映像つきの生配信をすることがあった。
出典
[編集]- ^ BB Station official website - ウェイバックマシン(2007年5月15日アーカイブ分)
- ^ “コミックマーケット72西4階企業ブース”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “コミックマーケット73西4階企業ブース”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “コミックマーケット74西4階企業ブース”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “コミックマーケット75西4階企業ブース”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “コミックマーケット77西4階企業ブース”. 2021年9月12日閲覧。
- ^ cabi_originalのツイート(487169441860300800)
- ^ Cabi-net - ウェイバックマシン(2017年4月4日アーカイブ分)
- ^ 神保町のレンタルスタジオ・ライセンス製品・雑貨販売の株式会社キャビネット - ウェイバックマシン(2018年7月25日アーカイブ分)
- ^ ONLINE RADIO STATION - BBStation.tv - ウェイバックマシン(2007年11月5日アーカイブ分)
- ^ サービス提供終了のご案内 - ウェイバックマシン(2007年11月16日アーカイブ分)
- ^ ONLINE RADIO STATION - BBStation.tv - ウェイバックマシン(2008年4月3日アーカイブ分)
- ^ サーバのトラブルでWEBサーバを緊急停止しております。 - ウェイバックマシン(2009年10月1日アーカイブ分)
- ^ “はばラヂ” (2011年4月7日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “ザ・ニュータイプナイト” (2011年4月8日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “ポアロのあと何分あるの? (テスト放送)” (2011年4月11日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “大喜利四賢者の「オレたちしんけんじゃ!」 (テスト放送)” (2011年4月12日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “うわの倶楽部ステーション (テスト放送)” (2011年4月13日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “「俺たちのマンガ道」 (テスト放送)” (2011年4月13日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “きんちゃんぎんちゃん (テスト放送)” (2011年4月13日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ BBstation - ウェイバックマシン(2011年5月22日アーカイブ分)
- ^ a b c d e f g bbstwのツイート(239316364253335553)
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- ^ BBstation | bbst.tv - ウェイバックマシン(2015年2月7日アーカイブ分)
- ^ “広瀬裕也の脱・陽キャ!(チャンネルスタッフ) - ニコニコチャンネル:バラエティ”. 2021年10月6日閲覧。
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- ^ a b “伊福部・向のラジオ☆スターダストボーイズ【2020年02月10日放送分】” (2020年2月18日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ メインパーソナリティは平川大輔さん!キャラドル育成番組「シャカリキック!」情報公開 by おとめん - ウェイバックマシン(2013年2月1日アーカイブ分)
- ^ a b ラジオ » 絶対顎髭領域 | hosplug - ウェイバックマシン(2011年10月9日アーカイブ分)
- ^ bbstwのツイート(261670781539479552)
- ^ “映画『つるしびな』~監督ブログ » ニコニコ生放送で、大和電劇隊の番組が始まります!”. 2021年9月12日閲覧。
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- ^ “伊福部・向のラジオ☆スターダストボーイズ【2020年02月24日放送分】” (2020年3月3日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ “伊福部崇 、天津 向の新番組のゼロ回!(タイトル未定)” (2016年4月4日). 2021年9月3日閲覧。
- ^ rui_harinezumiのツイート(1089833176116031488)
- ^ rui_harinezumiのツイート(1106892139139522560)
- ^ namakotvのツイート(1326123853945319426)
- ^ “運営会社”. 2021年9月4日閲覧。
- ^ BBstation | bbst.tv - ウェイバックマシン(2015年2月25日アーカイブ分)
- ^ “電脳妄想開発室”. 2021年9月4日閲覧。
- ^ “2017年1月12日放送分のお知らせ”. 2021年9月2日閲覧。
- ^ 重大なお知らせ!! - ウェイバックマシン(2009年11月30日アーカイブ分)
- ^ “ノイタミナグッズ販売のノイタミナ オンラインショップ 運営者情報”. 2021年9月4日閲覧。
- ^ GAME HEADLINE - ウェイバックマシン(2016年6月19日アーカイブ分)
- ^ “web縮小版「GameHeadline」”. 2021年10月13日閲覧。
- ^ クリエイターズファーム - ウェイバックマシン(2002年9月26日アーカイブ分)
- ^ ComicParadise - ウェイバックマシン(2009年4月11日アーカイブ分)
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- ^ “C59出展企業一覧”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “C60出展企業一覧”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “C61出展企業一覧”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “C62出展企業一覧(バナー無し)”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ ONLINE RADIO STATION [ S T C A T . C O M ] - ウェイバックマシン(2005年7月9日アーカイブ分)
- ^ “採用事例(主なもの) | Office Stray Cat”. 2020年9月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- かすがいチャンネル - ニコニコチャンネル(旧BBstationチャンネル)
- BBstation - ウェイバックマシン(2021年1月21日アーカイブ分)
- キャビネット公式サイト
- キャビネットオリジナル (@cabi_original) - X(旧Twitter)
- キャビネット (@cabi_nonchara) - X(旧Twitter)
- BBstation (@bbstw) - X(旧Twitter)