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ARIA (雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリア
ARIA
ジャンル 漫画雑誌
読者対象 20代女性
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 650円
出版社 講談社
刊行期間 2010年7月28日 - 2018年4月28日
発行部数 8,467部(2017年10月 - 2017年12月日本雑誌協会調べ)
レーベル ARIAコミックス
ウェブサイト ARIA
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ARIA』(アリア)は、講談社が発行していた日本月刊漫画雑誌2010年に創刊。発売日は毎月28日で、発行月の前々月に発売されていた。

概要

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2010年7月28日に創刊。コンセプトは「良質な奇想天外」。キャッチコピーの「非日常的ガールズコミック」に基き、恋愛の枠に収まらないファンタジー要素のある少女漫画が多く掲載されていた。ちなみに誌名のロゴが「ARiA」となっているが、「I」が小文字の「i」のように見えるのはデザイン上のアクセント[1](正式にはIは大文字)。

発行部数は創刊以来右肩下がりだったが(#発行部数参照)、『進撃の巨人』のスピンオフ作品のプロローグが掲載された2013年11月号が完売し、好評を受けて再掲載された同年12月号も完売したうえで重版という事態を受け、本格連載が開始される2014年1月号は発行部数が5倍に急増した[2][3]

2012年7月27日ウェブコミック配信サイトpixivコミック』上に雑誌上のARIAの作品の一部が再掲載されるようになり[4]、その後、pixivコミックのARIAに雑誌上のARIAの連鎖作品が移籍したり、サイト限定の作品も連載もされるようになった。逆に、pixivコミックのARIAから雑誌に移籍したり、出張版が掲載されるケースもあった。

2018年4月28日発売の6月号をもって休刊することが決まった[5]

主な作品一覧

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雑誌休刊時の連載作品

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少年マガジンエッジへの移籍作品

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なかよしへの移籍作品

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Palcyへの移籍作品

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  • 茜さすセカイでキミと詠う(作画:田中文 原作・監修:ジークレスト
  • アニドルカラーズ(漫画:三尾じゅん太、原作・監修:ボルテージ
  • 犬鷲百桃はゆるがない(小嶋ララ子)
  • オネエと男子、時々ごはん(湖住ふじこ)
  • こじか先生は猛獣の檻の中(黒榮ゆい)
  • 制服のラグナロク(作画:紗与イチ、原作:緑川光[6]
  • DEATHペディア(作画:雨宮理真、原作:「DEATHペディア」、監修:上野正彦・高木徹也)
  • マーメイド・ボーイズ(さらちよみ

pixivコミックへの移籍作品

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  • 女装男子(江川仮名子)※pixivコミック内のARIAからの移籍。
  • ポチャペコ(漫画:卯々乃、原作:かおもじ、料理監修:永谷六)

休刊とともに完結した作品

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  • インフェルノ(作画:RURU、原作:高殿円
  • 蝶々事件(硝音あや)
  • 超ビビリ猫・紺ちゃん(寂しんぐ)※自身のTwitterでの掲載からの移籍[7]
  • ツツジモリ -遺品整理始末録-(naked ape
  • 僕らとひとつ屋根の下 〜番町ボーイズ☆Backstage〜(作画:くまだゆか、全面協力:ソニー・ミュージックエンタテインメント
  • ねこままちゃん!(春山モト)

雑誌連載終了作品

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あ行

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か行

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さ行

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た行

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  • だから金田は恋ができない(和深あゆな)
  • 血とチョコレート(naked ape
  • チェリせん!(天城れの)
  • ドロシーはご機嫌ななめ?(ほおのきソラ)

な行

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は行

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  • 廃墟迷宮シリーズ(尚月地
  • ばけものくらぶ(作画:コダマナオコ、原作:日日日
  • はにらび!(桑原草太
  • ピカ☆イチ(作画:槙ようこ、原作:持田あき
  • ヒミツの薔薇十字団(ローゼン・クロイツ)(英貴)
  • プリズンハーツ(駿河ヒカル)
  • プリトレ 〜王子様の育て方〜(作画:紗与イチ、協力:ありらじ〜王子育成ラジオ〜)
  • 北斎先生!!(城戸みつる
  • ぼくと美しき弁護士の冒険(なるしまゆり
  • 保坂先生の愛のむち(車谷晴子
  • 星くずドロップ(小嶋ララ子)
  • ホテル・ラヴィアンローズ(豊田悠)

ま行

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や行

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ら行

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わ行

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  • 私のオオカミくん(野切耀子
  • 四月一日さんには僕がたりない(遠山えま
  • ワンニン! (ほおのきソラ)

pixivコミックへの移籍作品

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pixivコミック限定作品

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  • あんさんぶるスターズ!スピンオフ(作画:紗与イチ、原作・監修:Happy Elements K.K)
  • 王子が私をあきらめない!(番外編)(アサダニッキ)
  • 河童の水守さん もんもんモノノ怪-番外編-(車谷晴子)
  • キスノート(焙茶)
  • しーくれっトラいふ!(とくら)
  • だんだらごはん(殿ヶ谷美由記)
  • 天使と半ズボン(櫻日和鮎実
  • 虹色オーケストラ Presents 透明のシンフォニー 〜大学受験編〜(作画:いたがきしの、原作:40mP、キャラクター原案:桑原草太)
  • ばんだい♨バンザイ!(村崎ユカリ)
  • 腐女子クソ恋愛本(おののぶし)
  • 僕と死神の黒い糸(作画:岩虎みゃこ、原作:天野頌子
  • メサイア -CODE EDGE-(作画:ミナヅキアキラ、監修:メサイア・プロジェクト、原作・ストーリー原案:高殿円)
  • ラブコメビギナー(卯月ミヤ)
  • 矢野くんに推し変はできない(吉田ばな)

ARIAコミックグランプリ

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2010年、「まだ世に出ていない新たな才能」を持った人を発掘するために創設。年2回開催され、ファンタジーやミステリーなどのジャンルを問わず、「良質な非日常」を募集テーマとする点が特徴。

発行部数

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  • 2009年10月1日 - 2010年9月30日、39,667部[8]
  • 2010年10月1日 - 2011年9月30日、16,834部[8]
  • 2011年10月1日 - 2012年9月30日、12,067部[8]
  • 2012年10月1日 - 2013年9月30日、12,417部[8]
  • 2013年10月1日 - 2014年9月30日、37,750部[8]
  • 2014年10月1日 - 2015年9月30日、13,034部[8]
  • 2015年10月1日 - 2016年9月30日、13,396部[8]
  • 2016年10月1日 - 2017年9月30日、11,150部[8]
  • 2017年10月1日 - 2017年12月31日、8,467部[9]

KCx ARIA

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掲載作品の単行本は2011年3月7日に5タイトルで創刊したB6判の〈KCx ARIA〉レーベルより発行されている[10]。しかし〈KCx ARIA〉という表記は基本的に使われず、〈ARIAコミックス〉という通称が用いられる。なお一部作品はA5判のため〈ワイドKC ARIA〉レーベルより発行されている。

この〈KCx〉というレーベル名は、『BE・LOVE』編集部が発行するアンソロジーコミックITAN』の単行本レーベルとしても使われている。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ ARIA編集部日記 2010年6月1日
  2. ^ “ARIA : 「進撃の巨人」人気で発行部数一気に5倍”. MANTAN WEB (毎日新聞デジタル). (2013年11月11日). https://mantan-web.jp/article/20131111dog00m200028000c.html 2013年11月28日閲覧。 
  3. ^ “「進撃の巨人」リヴァイ外伝が本格始動、ARIAは部数5倍増”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年11月28日). https://natalie.mu/comic/news/104578 2013年11月29日閲覧。 
  4. ^ “pixivコミックに新しく「月刊少年シリウス」「ARIA」2誌を追加”. pixiv. (2012年7月27日). https://www.pixiv.net/info.php?id=1102 2018年2月7日閲覧。 
  5. ^ 月刊漫画誌『ARIA』休刊のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)講談社、2018年3月28日http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/20180328 ARIA.pdf2018年3月30日閲覧 
  6. ^ “緑川光原作の新連載がARIAで始動、オネエ男子のグルメコメディも”. コミックナタリー. (2017年6月28日). https://natalie.mu/comic/news/238615 2018年2月7日閲覧。 
  7. ^ “ARIAで育成ゲーム「アニドルカラーズ」コミカライズ&ビビリの猫描く新連載”. コミックナタリー. (2017年10月28日). https://natalie.mu/comic/news/254440 2018年2月7日閲覧。 
  8. ^ a b c d e f g h 日本雑誌協会マガジンデータによる1部当たり平均部数。
  9. ^ 日本雑誌協会印刷部数公表による1号あたりの平均印刷部数(印刷証明付き)
  10. ^ “ARIAコミックス誕生フェア、Twitterコンテストも開催”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年3月4日). https://natalie.mu/comic/news/45926 2012年4月7日閲覧。 

外部リンク

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