齋藤希史
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齋藤 希史(さいとう まれし、1963年3月18日[1] - )は、日本の漢文学者、東京大学教授。専門は中国古典文学、清末-明治期の言語・文学・出版。
経歴
[編集]千葉県生まれ。開成中学校・高等学校、京都大学文学部中国文学科卒、同大学院文学研究科博士課程(中国語学中国文学)中退。京都大学人文科学研究所、奈良女子大学助教授、国文学研究資料館助教授、2005年東大総合文化研究科助教授、2007年准教授。2012年教授。2015年東大人文社会系研究科・文学部教授(中国文学)。
2005年『漢文脈の近代』でサントリー学芸賞受賞。2011年『漢文スタイル』でやまなし文学賞受賞。
著書
[編集]- 『漢文脈の近代 清末=明治の文学圏』(名古屋大学出版会、2005)
- 『漢文脈と近代日本』(日本放送出版協会〈NHKブックス〉、2007/角川ソフィア文庫、2014)
- 『漢文スタイル』(羽鳥書店、2010)
- 『漢詩の扉』(角川選書、2013)
- 『漢字世界の地平 私たちにとって文字とは何か』(新潮選書、2014)
- 『詩のトポス 人と場所をむすぶ漢詩の力』(平凡社、2016)
- 『漢文ノート 文学のありかを探る』(東京大学出版会、2021)
- 共著ほか
校訂
[編集]- 『新日本古典文学大系 明治編5 海外見聞集』岩波書店、2009
- 『新日本古典文学大系 明治編14 翻訳小説集1』岩波書店、2013
- 西田太一郎『漢文の語法』角川ソフィア文庫、2023。田口一郎と共校訂
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.317
関連項目
[編集]参考
[編集]- 『漢文スタイル』著者紹介[1]