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鬼志別駅

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鬼志別駅
鬼志別駅改札(1989年3月)
おにしべつ
Onishibetsu
芦野 (6.3 km)
(5.3 km) 小石
所在地 北海道宗谷郡猿払村字鬼志別
北緯45度19分39.9秒 東経142度6分44.5秒 / 北緯45.327750度 東経142.112361度 / 45.327750; 142.112361
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 天北線
キロ程 93.7 km(音威子府起点)
電報略号 オニ←ヲニ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1920年大正9年)11月1日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 天北線廃線に伴い廃駅
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1977年の鬼志別駅と周囲約750m範囲。左が南稚内方面。千鳥式ホーム2面2線と副本線2本、駅舎横の浜頓別側に貨物ホームと引込み線をもつ。峠越え補機用機関車の転車台が残っている。廃線後は写真上端を流れる鬼志別川が元の駅構内を流れる形に河川改修されたため、駅跡は全く残っていない。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

鬼志別駅(おにしべつえき)は、北海道宗谷支庁宗谷郡猿払村字鬼志別にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)天北線廃駅)である。電報略号オニ事務管理コードは▲121913[2]

廃止時まで運行されていた急行天北」の停車駅であった。

歴史

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駅構造

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廃止時点で、単式ホーム島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった。互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と島式ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡していた[4]。駅舎側(北側)ホームが上りの1番線、待合所が設置された[5]島式ホームが下りの2番線となっていた[4]。そのほか1983年(昭和58年)時点では島式ホームの外側に3線を側線として有しており、1番線の音威子府方から分岐し駅舎東側の切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[4]

職員配置駅となっており、木造駅舎は構内の北側に位置し1番線ホーム中央部に接していた[4]

駅名の由来

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当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「オニウペッ[6]」(川尻に・木が・群生している・川)、「オヌウペッ[7]」(川口・豊漁・ある・川)のいずれかからとされる[8][9]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均
1978年(昭和53年) 174 [10]

駅周辺

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猿払村の中心駅。村役場や市街地の最寄り駅のため急行「天北」も停車した。

駅跡

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鬼志別市街に残る鬼志別駅の案内看板
鬼志別バスターミナル(2011年8月4日)

2001年(平成13年)時点では「鬼志別バスターミナル」となっていた[12]。また館内の1階に天北線の資料展示室が設けられ、周辺駅の駅名標乗車券、備品、写真などの天北線関連資料が保存・展示されている[13]。2010年(平成22年)時点[14]、2011年(平成23年)時点[13]でもバスターミナル、展示室ともに同様であった。

隣の駅

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北海道旅客鉄道
天北線
芦野駅 - 鬼志別駅 - 小石駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、906頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、241頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年2月11日閲覧 
  3. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  4. ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)190ページより。
  5. ^ 書籍『追憶の鉄路 北海道廃止ローカル線写真集』(著:工藤裕之、北海道新聞社2011年12月発行)28ページより。
  6. ^ アイヌ語ラテン翻字: o-ni-us-pet
  7. ^ アイヌ語ラテン翻字: o-nu-us-pet
  8. ^ アイヌ語地名リスト オニシベ~キタ P31-40P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月19日閲覧。
  9. ^ 五、 北海道鐵道圖 北見線」『駅名の起源』日本国有鉄道札幌地方営業所、1950年、96頁。doi:10.11501/2503371https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2503371/60 
  10. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、894頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  11. ^ 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)17ページより。
  12. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVIII』(JTBパブリッシング2001年8月発行)41-42ページより。
  13. ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)250-251ページより。
  14. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)18ページより。

関連項目

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