釜池
表示
釜池 | |
---|---|
所在地 | 富山県上市町西種 |
位置 | |
面積 | 0.024 km2 |
周囲長 | 0.5 km |
最大水深 | 30 m |
平均水深 | - m |
水面の標高 | 683 m |
成因 | 諸説あり |
淡水・汽水 | 淡水 |
湖沼型 | 諸説あり |
透明度 | - m |
プロジェクト 地形 |
釜池(かまいけ)は、富山県上市町に位置する池。面積は約2.4ha。その成因には諸説ある。
特徴
[編集]この池の周囲にはながら池やつぶら池がある他、無数の窪地が存在する。窪地内部は湿地化しており、降水時には池のようになるものもある。
池は水門で堰き止められており、用水池として利用されている。
成因
[編集]黑崎史平らの調査によると、ここらの地層は高峰山火山が岩稲層により噴出したものであり、釜池の成因は高峰山の「爆裂火口」であるとしている[1]。
一方で、藤囲会の「富山地学紀行」での記述によると、この池の周囲の地区で地滑り地形が多く見られることから、釜池は地滑りによる「堰止湖」であるとしている。
生態
[編集]池の周囲にヨシ、チシマザサ、オオイタドリ、ツボスミレ、トウグミ、クロウメモドキ、カノコソウの群落がある。
アクセス
[編集]- 西種の高峰山登山口から徒歩20分程度。
参考文献
[編集]- 『富山県の地名』平凡社 1994年
- 『富山地学紀行』 桂書房
脚注
[編集]- ^ 黒崎史平, 里見信生「富山県大岩川流域の植物地理学的研究」『金沢大学理学部付属植物園年報』第1号、金沢大学理学部付属植物園、1968年3月、14-46頁、ISSN 0914-7888、NAID 120003534659、2020年9月25日閲覧。