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金井たつお

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

金井 たつお(かない たつお、1955年10月7日 - )は、日本漫画家山形県山形市出身。血液型B型。本名は金井龍郎。

1971年、週刊少年ジャンプ月例新人賞「ヤングジャンプ賞」に入選。翌年、同誌1972年17号に「金井龍郎」名義で入選作の『太陽に泳げ』が掲載された[1]。同名義では1977年に、少年少女向けレーベルの集英社モンキー文庫で『ああ無情』のコミカライズを描き下ろしている[2]

山形県立山形中央高等学校卒業後、約2年間の本宮ひろ志アシスタントを経て、1977年に「金井たつお」名義で『ホールインワン』連載開始。連載デビュー作にして代表作となった。

アシスタントとして師事した本宮ひろ志に加え、本宮夫人のもりたじゅんの影響も強く受けており、ゴルフ漫画だった『ホールインワン』もスポーツ描写より、柔らかいタッチの美少女描写が評判となっていた。そのため、80年代前半は『いずみちゃんグラフィティー』『ばぁじんロード』など、ラブコメ作品も多く手掛けていた[3]

『ホールインワン』で漫画におけるパンチラ描写をほぼ完成させた人物として、『サルまん』などで高く評価されている。

文芸評論家池上冬樹は高校の同級生。

作品リスト

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連載

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読み切り

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  • 静香のエース(フレッシュジャンプ、1982年8月号)

アシスタント

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外部リンク

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  1. ^ たか (2022年9月18日). “週刊少年ジャンプ1972年表紙一覧”. 週刊少年 ジャンBlog!. 2024年12月15日閲覧。
  2. ^ 『ああ無情』 金井龍郎(金井たつお)/ユゴー”. 澱夜書房::oryo-books::. 2024年12月15日閲覧。
  3. ^ いずみちゃんグラフィティー”. 少年コミック大全 (2020年3月27日). 2024年12月15日閲覧。