言語力
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言語力(げんごりょく)とは、言語を用いて思考し、その思考した内容を正確に伝達する能力。
概要
[編集]文部科学省の調査研究協力者会議のひとつである言語力育成協力者会議(2006年6月-)において打ち出された概念で、学校教育のすべての科目を通じて個人の自己表現、他者理解、共同生活の能力を助長することを目的として、狭い意味の国語力にとどまらないコミュニケーション能力、思考力を指す用語として提案された。
ノーム・チョムスキーの生成文法の用語を使えば、「言語構成能力や知識」である言語能力と「実際の言語行動」である言語運用も含む能力といえる[要出典][誰によって?]。
「言語力」と言う用語は、「言語」と「力(能力)」を合成した造語であるため、無定義で自明な概念として、広義には「言語に関わる能力」「日本語力(国語力)」一般と捉えられ、語彙力・読解力・文章構成能力・使用可能言語数などを指す用例もある。
参考文献
[編集]- 文化審議会国語分科会 (2003年1月29日). “別冊-審議経過の概要-” (PDF). これからの時代に求められる国語力について[リンク切れ]. 文部科学省. 2010年1月31日閲覧。 - 複数の委員によって「言語力」について定義あるいは言及がなされている。
- 文部科学省. “言語力育成協力者会議”. 2010年1月31日閲覧。
- 初等中等教育局教育課程課教育課程企画室 (2008年8月16日). “言語力の育成方策について(報告書案)”. 言語力育成協力者会議(第8回). 文部科学省. 2010年1月31日閲覧。 “言語力は、知識と経験、論理的思考、感性・情緒等を基盤として、自らの考えを深め、他者とコミュニケーションを行うために言語を運用するのに必要な能力”[リンク切れ]
- 亀井肇 (2008年3月3日). “言語力 (ゲンゴリョク)”. 新語探検. Yahoo!(Yahoo!辞書). 2010年1月31日閲覧。 “自分の考えを文章やことばで表現する力”[リンク切れ]
- 言語能力検定 > 言語力検定とは > 目的と基本姿勢 > 言語能力とは「読む力・書く力・考える力・伝える力」. 2010/01/31閲覧。
- 言語力検定サービスセンター. “言語力検定”. (財)文字・活字文化推進機構. 2010年1月31日閲覧。[リンク切れ]