蟹江嘉信
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蟹江 嘉信(かにえ よしのぶ、1929年9月17日 - 2012年1月20日)は、日本の経営者。
愛知県生まれ。カゴメ株式会社創業者蟹江一太郎の孫[1]で、同社代表取締役社長、日本缶詰協会会長を歴任。カゴメ不動産株式会社代表取締役社長の蟹江信孝は長男[2]。
東海中学校・高等学校を経て、1952年(昭和27年)、立命館大学経済学部卒業。
略歴
[編集]- 1952年(昭和27年) 立命館大学経済学部卒業。
- 1952年(昭和27年) 愛知トマト製造株式会社(現・カゴメ株式会社)入社
- 1991年(平成3年) 5代目社長に就任
- 1996年(平成8年) 同社相談役
- 1999年(平成11年) 旭日小綬章(勲四等)を受章
- 2006年(平成18年) 財団法人浄土宗報恩明照会評議員
- 2012年1月20日、間質性肺炎のため愛知県東海市の病院で死去[3]。82歳没。
人物
[編集]1991年(平成3年)、第5代カゴメ株式会社社長就任と同時に同社を「農業食品メーカー」と規定。「収益力中心経営」をカゴメの経営課題に据え、当時2,000品目以上あった商品を1,000程度に絞り込むなど収益力重視の経営姿勢を貫いた。1996年(平成8年)には社長の座を伊藤正嗣に譲り、自らは相談役に退いて、5代続いた創業家社長の歴史に終止符を打った[4] 。
学生時代は、フレデリック・テイラーの「テーラーシステム」や「フォードシステム(フォーディズム)」を研究。立命館大学経営研究会の創設にも関わった[5]。
関連項目
[編集]- 一太郎翁とまと記念館 - 蟹江嘉信が私財を投じて建設した私設博物館(愛知県東海市)。