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草笛光子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くさぶえ みつこ
草笛 光子
草笛 光子
『サンケイグラフ』1954年1月2日・9日号
本名 栗田 光子(くりた みつこ)
生年月日 (1933-10-22) 1933年10月22日(91歳)
出生地 日本の旗 日本神奈川県横浜市神奈川区
身長 158 cm
血液型 B型
職業 女優
ジャンル 舞台映画テレビドラマ
活動期間 1950年 -
配偶者 芥川也寸志1960年 - 1962年
著名な家族 妹(富田恵子
事務所 草琇舎
公式サイト http://www.kusabue-mitsuko.com/mobile
主な作品
テレビドラマ
ありがとう
繭子ひとり
必殺シリーズ
熱中時代
橋田壽賀子ドラマ おんなは一生懸命
真田丸
その女、ジルバ
鎌倉殿の13人
映画
社長シリーズ
犬神家の一族
悪魔の手毬唄
老後の資金がありません!
九十歳。何がめでたい
バラエティ番組
光子の窓
受賞
日本アカデミー賞
優秀助演女優賞
2022年老後の資金がありません!
その他の賞
日本映画批評家大賞
ゴールデングローリー賞
1998年
日刊スポーツ映画大賞
主演女優賞
2024年 九十歳。何がめでたい
報知映画賞
特別賞
2024年(『九十歳。何がめでたい』の演技と長年の映画界への貢献に対して)
1999年:紫綬褒章
2005年:旭日小綬章
2008年:第29回松尾芸能賞・大賞
2013年:第48回紀伊國屋演劇賞・個人賞
2014年:第39回菊田一夫演劇賞・特別賞
2018年:第42回山路ふみ子文化財団特別賞
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草笛 光子(くさぶえ みつこ、1933年昭和8年〉10月22日 - )は、日本女優。本名:栗田 光子(くりた みつこ。出生姓は富田)。

神奈川県横浜市神奈川区出身。草琇舎(そうしゅうしゃ)[1]所属。オスカープロモーションと業務提携している。

神奈川県立横浜平沼高等学校卒業(49期[1])。妹は富田恵子。作曲家の芥川也寸志は元夫。

来歴・人物

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1952年、SKDの舞台にて「スリーパールズ」(左から、草笛、深草笙子、淡路恵子
1954年

4人兄弟の長女。妹(第2子)は富田恵子。

虚弱傾向を克服するため、小学生からバレエを始める。1950年松竹歌劇団(SKD)に5期生として入団し、淡路恵子、深草笙子と共に「スリーパールズ」を結成。豊かな歌唱力を持ち味とした。SKD在籍中の1953年松竹(松竹京都撮影所)から映画『純潔革命』で銀幕デビューも果たした。

その後1954年にSKDを退団し、1956年からの東宝専属を経て様々な分野で活動する。 特に1958年から日本テレビで放送されたテレビ黎明期の音楽バラエティで自らの冠司会番組でもある『光子の窓』では[2]、洋窓から顔をのぞかせてテーマ曲を歌うオープニングが注目を集め、人気を博した。1960年に作曲家の芥川也寸志と結婚するも、2年で離婚した。

華やかな貴婦人からうらぶれた婦人まで多彩な役柄を演じ、『社長シリーズ』をはじめとする東宝喜劇に多数出演した。

市川崑の監督作品とも縁が深く、金田一耕助シリーズでは『犬神家の一族』(1976年)の犬神梅子役を筆頭にシリーズ全てに出演した(2006年公開のリメイク版にも出演)。

日本ミュージカル界のパイオニアでもあり、数々の大作に出演(『私はシャーリー・ヴァレンタイン』などで芸術祭賞を3度受賞)。

1999年には紫綬褒章2005年には旭日小綬章2013年に第48回紀伊國屋演劇賞・個人賞、永年の舞台の功績に対して2014年に第39回菊田一夫演劇賞・特別賞、2020年毎日芸術賞をそれぞれ受賞した。

テレビドラマでは石井ふく子プロデュース作品や橋田壽賀子脚本作品にたびたび起用された。

長らくフリーで活動してきたが、マネージメントを担当していた母親が亡くなったことなどから、2009年10月1日付けでオスカープロモーションと契約した。

愛犬家としても知られ、自身が飼っている黒のラブラドール・レトリバー「まろ」とともにテレビに出演することもあった[注 1][3]

岸惠子とは女学校時代からの友人であり、八千草薫黒柳徹子とも親交がある。

出演

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映画

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テレビドラマ

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舞台

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情報番組

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ドキュメンタリー

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音楽番組

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バラエティ番組

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ラジオ

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テレビアニメ

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吹き替え

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CM

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配信ドラマ

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配信映画

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音楽作品

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シングル

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アルバム

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その他

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  • 東宝株式会社社歌(高島忠夫、草笛光子)
  • 行かないで 「なかにし礼と12人の女優たち」収録 (2015年1月21日、日本コロムビア) COCP-38957
  • バラ色の人生 「なかにし礼と13人の女優たち」収録(2016年9月28日、日本コロムビア) COCP-39687

著作

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雑誌連載

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受賞・栄典

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2012年6月22日放送の「徹子の部屋」等。なお、後に2021年8月13日放送の同番組に出演した際には「まろ」が既に亡くなったことを明かしている。
  2. ^ 1992年上演時の題名は『ヨンカーズ物語』。
  3. ^ 2023年10月14日から12月16日まで、テレビ東京で地上波放送された。

出典

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  1. ^ 草笛光子「扉を開けて」神奈川県立横浜平沼高等学校創立百周年記念実行委員会・歴史編纂部会編『創立百周年記念誌 同窓会編 (真澄会編) 花たちばな―卒業生一世紀の証言』神奈川県立横浜平沼高等学校、2000年10月28日 発行、256~258頁。
  2. ^ 世相風俗観察会『現代世相風俗史年表:1945-2008』河出書房新社、2009年3月、85頁。ISBN 9784309225043 
  3. ^ “草笛光子87歳、花屋で出会い一目惚れ!"新恋人"の存在が毎日の癒やしに”. テレ朝POST. (2021年8月12日). https://post.tv-asahi.co.jp/post-160553/ 2021年8月17日閲覧。 
  4. ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
  5. ^ allcinemaデータ https://www.allcinema.net/cinema/147830
  6. ^ "天海祐希「老後の資金がありません!」映像初披露 草笛光子、松重豊、三谷幸喜らが出演". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 14 May 2020. 2021年5月13日閲覧
  7. ^ 佐藤愛子のエッセイを前田哲&草笛光子で実写映画化、世の中への怒りをつづる90歳描く”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年10月25日). 2023年10月25日閲覧。
  8. ^ 黒木華×草野翔吾監督で『アイミタガイ』実写映画化決定 共演に中村蒼、藤間爽子ら”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年6月27日). 2024年6月27日閲覧。
  9. ^ 草笛光子がいわくつきの物件でBARを開くお尋ね者に、主演映画が4月公開ね”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年1月16日). 2025年1月16日閲覧。
  10. ^ ドラマ×マンガ 「戦争めし」 - NHK
  11. ^ “出演:濱田岳 津田健次郎 草笛光子 ドラマ×マンガ「特攻兵の幸福食堂」8/11(水)放送!”. NHK ドラマトピックス (日本放送協会). (2021年6月23日). https://web.archive.org/web/20210624004638/https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/451197.html 2021年6月23日閲覧。 
  12. ^ “東山紀之&松たか子、ドラマ初共演「実現に3年待った」”. ORICON STYLE. (2016年5月16日). https://www.oricon.co.jp/news/2071785/full/ 2016年5月16日閲覧。 
  13. ^ TVLIFE|ディーン・フジオカ主演『HOTEL-NEXT DOOR-』に草笛光子、加藤雅也、石橋蓮司、村上弘明、阿部純子ら ポスター&特報映像も解禁
  14. ^ 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター
  15. ^ 『ACC CM年鑑"61/"62/"63』(全日本CM協議会編集、三彩社、1964年 151頁)
  16. ^ 楽ちんヒアリング | ショップジャパン【公式】テレビショッピング・通販”. ショップジャパン. 2022年5月23日閲覧。
  17. ^ “阿部寛主演『すべて忘れてしまうから』地上波放送決定 10月13日よりテレ東ドラマ25枠で”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2022年8月7日). https://realsound.jp/movie/2023/08/post-1396725.html 2023年8月8日閲覧。 
  18. ^ “玉山鉄二主演『次元大介』に真木よう子、永瀬正敏ら出演 ガンアクション全開の本予告も”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2023年9月7日). https://realsound.jp/movie/2023/09/post-1425382.html 2023年9月7日閲覧。 
  19. ^ 【最新号、本日発売!】コシノ三姉妹の幸福論、水谷豊と松田優作の絆、男子バレー人気の理由…『婦人公論』2023年10月号の読みどころ”. 婦人公論.jp. 中央公論新社 (2023年9月15日). 2023年9月19日閲覧。
  20. ^ 平成17年秋の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 1 (2005年11月3日). 2006年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月24日閲覧。
  21. ^ “『第45回日本アカデミー賞』受賞者・作品発表 司会は羽鳥慎一&長澤まさみ”. ORICON NEWS (株式会社oricon ME). (2022年1月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2221334/full/ 2022年1月19日閲覧。 
  22. ^ “上白石萌音「第30回読売演劇大賞」最優秀女優賞に輝く 坂本昌行ら受賞者・受賞作発表”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2023年2月2日). https://mdpr.jp/news/detail/3582877 2023年2月2日閲覧。 
  23. ^ “「silent」や長澤まさみさんらに橋田賞 新人賞に目黒蓮さんら”. 朝日新聞DIGITAL (朝日新聞社). (2023年4月1日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASR3Z636FR3ZUCVL01Y.html 2023年4月2日閲覧。 
  24. ^ ちばてつや氏ら7人に文化勲章 功労者に青木功氏ら”. 日本経済新聞 (2024年10月25日). 2024年10月25日閲覧。
  25. ^ 【映画大賞】草笛光子、初の主演女優賞「こんなに素晴らしいお花を…素晴らしいスタッフでした」”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2024年12月27日). 2024年12月27日閲覧。
  26. ^ 『日本アカデミー賞』優秀主演男優賞を発表 山崎賢人、横浜流星ら5人”. ORICON NEWS. oricon ME (2025年1月21日). 2025年1月21日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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