第79集団軍
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第79集団軍 | |
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創設 | 1935年 |
所属政体 | 中国 |
所属組織 | 中国人民解放軍陸軍 |
部隊編制単位 | 軍 |
所在地 | 遼陽市 |
上級単位 | 北部戦区 |
担当地域 | 中国東北部 |
戦歴 |
第二次世界大戦 国共内戦 朝鮮戦争 |
第79集団軍(第79集团军、元第39集団軍)とは、中国人民解放軍陸軍の軍級部隊。快速反応集団軍。北部戦区、かつての瀋陽軍区に所属する。全軍の戦略予備部隊として、ロシア及び朝鮮半島の軍事情勢を警戒する。
歴史
[編集]第39集団軍の前身は、紅軍時代の紅15軍団である。第15軍団は、長征により陝北に辿り着いた紅25軍と陝北ソビエト区の紅26軍を基盤として、1932年に編成され、徐海東(後に程子華)が軍長に、呉煥先が政治委員に任命された。周恩来の指示により、紅25軍は征西の途に着き、残余部隊から紅28軍が編成された。
朝鮮戦争勃発後、第39軍は、第1兵団の編成下で戦闘に参加した。第1次戦役中、雲山でアメリカ第1騎兵師団と交戦し、第8騎兵連隊を撃破し、増援に来た第5騎兵連隊を壊滅させた。
帰国後、遼東半島に駐屯。1985年、集団軍に改編され、快速反応集団軍に指定された。
編制
[編集]軍部(司令部)は、遼寧省遼陽にあるとされている。
- 第115自動車化歩兵師団(遼寧省営口蓋州)
- 第116機械化歩兵師団(遼寧省鞍山海城)
- 第190機械化歩兵旅団(遼寧省本溪) (もと第64軍)
- 第?機械化歩兵旅団(所在地不明)[1]
- 第3装甲師団(吉林省四平)
- 砲兵旅団(遼寧省遼陽)もと第7砲兵師団
- 防空旅団(遼寧省大連金州区三十里堡鎮)もと第74高射砲師団
- 第9陸軍航空連隊(遼寧省遼陽)
- 第6工兵連隊(大連旅順)
- 化学防護連隊(遼寧省瀋陽蘇家屯区陳相屯鎮)
- 通信連隊(遼寧省営口大石橋)
- 電子対抗連隊(瀋陽蘇家屯)
- 教導大隊(遼寧省遼陽)
- 司訓大隊(遼寧省海城)
- 特種大隊(遼寧省葫芦島)もと第40軍第120師団第358連隊
歴代軍長
[編集]職名 | 氏名 | 階級 | 在任期間 | 出身校 | 前職 |
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軍長 | 王建民 | 少将 | 1995年11月 - 1999年4月 | 第23集団軍軍長 | |
軍長 | 艾虎生 |
職名 | 氏名 | 階級 | 在任期間 | 出身校 | 前職 |
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政治委員 | 張烈英 |
参照
[編集]- ^ IISS, The Military Balance 2013, Routledge,2013, p. 292