コンテンツにスキップ

第二潜水艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
基本情報
建造所 エレクトリック・ボート社[1]
艦歴
計画 明治37年度計画[1]
起工 1904年12月1日[1]
進水 1905年5月2日[1]
就役 1905年9月5日[1]
除籍 1921年4月30日[1]
要目
常備排水量 103.25トン
水中排水量 124トン
全長 20.42m
最大幅 3.63m
吃水 3.12m
機関 オットー・ガソリン機関1基1軸
出力 水上:180馬力
水中:70馬力
速力 水上:8.868kt
水中:6.871kt[2]
燃料 ガソリン:2t
航続距離 水上:8ktで264海里
水中:6.75ktで20.25海里
乗員 16名
兵装 45cm魚雷発射管 艦首1門
魚雷2本
安全潜航深度:45.7m
テンプレートを表示

第二潜水艇(だいにせんすいてい)は、日本海軍潜水艦第一型潜水艦(ホランド型、ホーランド型)の2番艦。後に第二潜水艦と改名。

艦歴

[編集]

1904年明治37年)6月30日に契約を締結し、アメリカ合衆国エレクトリック・ボート社で建造[1]。分解して1904年11月20日、横須賀海軍工廠に納入[1][3]。同年12月1日に起工。1905年(明治38年)5月2日進水。同年9月5日竣工。第二潜水艇と命名され、種別水雷艇、潜水艇に類別[1]。同年12月12日、潜水艇に種別、類別を変更[1]1916年大正5年)8月4日、二等潜水艇[1]1919年(大正8年)4月1日、第二潜水艦に改称し、三等潜水艦に種別、類別を変更[1]1921年(大正10年)4月30日に除籍された。

歴代艦長

[編集]

※艦長等は『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」に基づく。

艦長
  • 道野清 大尉:1920年12月1日[4] - 1921年4月1日[5]
  • (兼)中原義正 大尉:1921年4月1日 - 1921年4月30日

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『日本海軍史』第7巻、388頁。
  2. ^ 数値は『日本の軍艦』より採ったが、詳しすぎるので計画値でなく公試成績の可能性がある。
  3. ^ 『ハンディ版 日本海軍艦艇写真集20巻』124頁。
  4. ^ 『官報』第2501号、大正9年12月2日。
  5. ^ 『官報』第2598号、大正10年4月2日。

参考文献

[編集]
  • 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』光人社、1990年。ISBN 4-7698-0462-8
  • 『写真日本海軍全艦艇史 Fukui Shizuo Collection』資料編、KKベストセラーズ、1994年。
  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第9巻、第10巻、第一法規出版、1995年。
  • 勝目純也『日本海軍の潜水艦 - その系譜と戦歴全記録』大日本絵画、2010年。
  • 雑誌「丸」編集部『ハンディ版 日本海軍艦艇写真集20巻』潜水艦伊号・呂号・波号・特殊潜航艇他、光人社、1998年。