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神無月紫子の優雅な暇潰し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

神無月紫子の優雅な暇潰し』(かんなづきゆかりこのゆうがなひまつぶし)は赤石路代による日本漫画[1]。『月刊フラワーズ』(小学館)にて2020年9月号[1][2]から連載中。単行本は既刊11巻(2024年8月時点)。話数表記は「FILE〇」。

概要

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「人生は壮大な暇潰し」「人生は美しく生きるもの」を信条とする神無月紫子を主人公とし、紫子が「醜悪なもの」、「退屈なもの」、「自分の楽しみを邪魔するもの」と対峙する物語[1][3]

2020年は赤石が画業40周年を迎えた年でもあり、連載開始の2020年9月号には赤石の仕事場の様子や歴代イラスト、インタビュー、書き下ろしエッセイマンガも掲載された[1][2]

あらすじ

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身内を亡くした祷 真白は祖母・翠子の「なにかあったら姉の紫子を頼れ」という遺言に従い、東京へとやってきた。

登場人物

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神無月 紫子(かんなづき ゆかりこ)
タイトル・ロール
六本木のど真ん中の豪邸を構えて住んでいる年齢不詳の美女。交友関係は広い。
祷 真白(いのり ましろ)
紫子と同居することになる高校生。奄美出身。祖母の翠子は駆け落ち婚であったが味方してくれていた姉の紫子を慕っていた。
誰とでもすぐに友達になれる。
当初は沖縄県出身とする予定であったが、翠子が駆け落ちした年代を考慮すると沖縄返還前であったため、返還の早かった奄美出身となった。
緋山 知絵理(ひやま ちえり)
天才小学生。東大数学科の学生を家庭教師に付け、専門的な話題も行う。不登校気味ではあるが、ハッキングを含めて情報収集に優れる。
気に入っていたレストランを紫子と協力して救ったことが縁で、紫子と同居する。
源 黄太郎(みなもと こうたろう)
不動産詐欺師であり、不動産会社の運営も行う周到さでいったんは紫子すら騙した。紫子に詐欺を見破られるものの、紫子に能力を認められ、執事として働くことになる。なお、執事喫茶に勤務していた経歴もある。
猫の「けもじ」を溺愛する。
加巳野(かみの)
紫子の宿敵。数々の事件の背後で糸を引き、紫子らと敵対する。

書誌情報

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  • 赤石路代 『神無月紫子の優雅な暇潰し』 小学館〈フラワーコミックスアルファ〉、既刊11巻(2024年8月時点)
    1. 2021年1月8日発売 ISBN 9784098712755
    2. 2021年5月10日発売 ISBN 9784098712977
    3. 2021年11月10日発売 ISBN 9784098714933
    4. 2022年3月10日発売 ISBN 9784098715657
    5. 2022年7月10日発売 ISBN 9784098717095
    6. 2022年11月10日発売 ISBN 9784098717644
    7. 2023年4月10日発売 ISBN 9784098720767
    8. 2023年8月10日発売 ISBN 9784098722129
    9. 2023年12月10日発売 ISBN 9784098723652
    10. 2024年5月10日発売 ISBN 9784098725649
    11. 2024年8月9日発売 ISBN 9784098726745

出典

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外部リンク

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