番屋ノ沢仮乗降場
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番屋ノ沢仮乗降場 | |
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ばんやのさわ Banyanosawa | |
◄力昼 (2.1 km) (6.6 km) 古丹別► | |
所在地 | 北海道苫前郡苫前町字力昼 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 35.1* km(留萠起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1955年(昭和30年)3月26日 |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日 |
備考 |
羽幌線廃線に伴い廃駅 *キロ程は、実キロ |
番屋ノ沢仮乗降場(ばんやのさわかりじょうこうじょう)は、かつて北海道(留萌管内)苫前郡苫前町字力昼に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の仮乗降場(廃駅)である。羽幌線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月30日に廃止となった。
歴史
[編集]力昼駅は力昼集落から大きく外れた場所に置かれており、乗客の便を図るため集落に近い場所に当仮乗降場が設置された。そのため仮乗降場でありながら利用客は力昼駅よりも多かったとされ、ホームも土盛りで乗車券の簡易委託販売があった。
鉄道研究家の池田光雅は訪れたときの様子を次のように記している[1]。
年表
[編集]- 1955年(昭和30年)3月26日 - 日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の番屋ノ沢仮乗降場(局設定)として開業[2]。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、営業を停止し、廃止となる[2]。
駅名の由来
[編集]当仮乗降場の所在地附近を流れる番屋の沢川より[2][3]。当地から少し南の現小平町内にある鰊番屋、花田屋番屋に由来する名称である[3]。
駅構造
[編集]廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(幌延方面に向かって右手側)に存在した[4]。仮乗降場ながら駅舎を有しており、駅舎入口には「番屋ノ沢(力昼)乗降場」と表記されていた[4]。
駅周辺
[編集]- 北海道道1062号力昼九重線
- 力昼郵便局
- 苫前町立力昼小学校跡 - 2005年(平成17年)3月閉校
- 金龍寺
- 番屋沢
駅跡
[編集]廃止後、しばらくは廃墟となった状態で駅施設が残されていたが撤去され、2017年(平成29年)時点では空き地となっている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 宮脇, 俊三 編『北海道』 3巻、桐原書店〈ローカル線をゆく〉、1982年6月19日、134-149頁。
- ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 174. ISBN 4-89391-549-5
- ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、131頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ a b 書籍『追憶の鉄路 北海道廃止ローカル線写真集』(著:工藤裕之、北海道新聞社、2011年12月発行)82-83ページより。